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おとなのためのファンタジー『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-(上・下)』ブックレビュー

2025年最初のブックレビューは、年末年始に読む本リストに入れていた『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-(上・下)』(著:レベッカ ヤロス , 翻訳:原島 文世)です。

海外で売れているファンタジーとしてネットの記事で紹介されているのを見て、年末年始に集中して読むぞ!と楽しみしていた作品です。
ロマンス×ファンタジーで「ロマンタジー」というジャンルになるようです。

読む前はハリーポッター的な感じかな?と思っていましたが、最初にお伝えしておきます。子ども向けの内容ではありません。18歳以上におすすめします。理由は2点。人の死が多いことと、激しめの恋愛シーンが含まれるからです。

竜の騎手たちが魔法の力で守る国ナヴァール。書記官を目指していた二十歳のヴァイオレットは、軍の司令官である母親の命令で、バスギアス軍事大学で騎手を目指すことに。
だがそこは、入学者の大半が過酷な訓練で命を落とす、死と隣り合わせの場所だった! 彼女は所属する第四騎竜団(フォース・ウィング)の冷酷で有能な団長ゼイデンにも命を狙われることに。
ヴァイオレットを待ち受ける極限状態での恋、友情、そして命懸けの戦いの行方は――

アメリカで400万部以上を売り上げ、書評サイトGoodreadsで130万人が★5.0と評価、この1冊でロマンス要素のあるファンタジー「ロマンタジー」の大ブームを巻き起こした話題のベストセラー〈フォース・ウィング〉シリーズ開幕。

Amazonより

上下巻ありますが、数日かけて一気に読みました。
私はファンタジーのエンタメ(RPG、小説、マンガなど)が大好きなので、とても楽しめました。

竜の騎手になるための学校に入学するところから話は始まりますが、学生なのに常に死と隣り合わせのスリル。厳しい試験。仲間との友情や恋愛。主人公の成長。読んでいるうちに、気づいたら主人公に感情移入していました。

そして、下巻にはいると怒涛の展開が続き、一気に読むスピードがあがりました。感情のアップダウンが激しくて、時々「ふぅ」と一呼吸おきながら読みました。

すでにアメリカでは続編も出ているようなので、続きも早く読みたい。この先の展開が気になる!!というところで終わっています。

おとな向けだからこそ、赤裸々だったりシビアな面が描かれていて、個人的にはとても楽しめる作品でした。
読んだ人と、登場人物で誰が好き?とか話をしたい!ちなみに私はアンダーナ推しです。

読んでいる期間中はフォース・ウィングの世界観に浸れて、よい読書時間を過ごせました。
海外作品なので好き嫌いはあるかもしれませんが、ファンタジーが好きな方やロマンス小説できゅんとしたい人は楽しめるのではないかと思います。
(期間限定?かと思いますが、現在AmazonのKindle版は上巻が528pt還元になっているようです。)

Amazon MGMスタジオで映像化も決定しているそうなので、それも期待したいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今年も学びや気づきを得た本や心が動いた本のレビューを中心にnoteを更新したいと思いますので、フォローやコメント、スキをいただけたら励みになります🎶


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