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熱くも冷たくもある

8月14日に微熱さんのブックカフェに参加させてもらった。

詳しくは微熱さんの記事を読んで頂ければ、いいのだと思う。

そして、他の参加者の方のレポを読めば、もっともっと多角的な目線を体感できて、自分も参加したような気持ちになることができると思う。

それはとても心地よい体験になることはうけあいで。
ぜひともレポ行脚することをおすすめしたい。

それくらい今回もスペシャルな空間であったことは間違いない。

私がこれから書くものはレポと言えるものなのかどうなのか、正直自分でもよくわからない。


一般的なイベント報告記事を期待している方にとっては、もしかして肩透かしの内容であるかもしれない。

それくらい、なんというか......私は今回の体験のことがうまく振り返れないのだ。

こんなことは初めてであり、1週間経っても、まだうまくことばに書き留める自信がない。

それでも何とか忘れないうちに、今の状態をとどめておきたいと思う。


私は今までほぼ毎回微熱さんのイベントに参加している。

お花見会
おやきと文学(ブックカフェ)
夏と文学(ブックカフェ)


3回参加したからこそわかることがある。


どれもが、違う。


どれもが1mmたりとも同じではない。


そのどれもがその時にしかできない味わえないものがその場で生み出されて、そして次にはもうなくなっている。

それを生み出しているのはもちろん微熱さんであり、そして参加者でもある。


おそらく微熱さんはそれを意図的に、あるいは無意識の状態でも作り出していて、そして消してしまう。

跡形もなかったように。

次にはもうそれはやってこないのだ。

「刹那」ということばが浮かぶ。

刹那的でも、刹那主義でもない、刹那。

 ほんの一瞬を表す「刹那(せつな)」は現代では、反射的に「刹那的な生き方」とか「刹那主義はダメだよ」など、否定的な言葉が連想されがちです。「刹那(せつな)」はサンスクリット語で「クシャナ」の音写で、時間の最小単位のことをいい、決して否定的な意味合いはありません。

 仏典に出てくる1昼夜=30須臾(しゅゆ)、1須臾(しゅゆ)=30臘縛(ろうばく)、1臘縛(ろうばく)=60怛刹那(たんせつな)、1怛刹那(たんせつな)=120刹那(せつな)ですから、これを現在の時間で表すと、1昼夜=24時間、1須臾=48分、1臘縛=1分36秒、1怛刹那=5分の8秒、1刹那=75分の1秒となります。1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされているそうです。

 これからわかるように、刹那は「極めて短い時間」という意味で使われ、また、「短い時間を大切に過ごしなさい」と言う教えでもあります。

「お寺の窓口」ホームページより

今を生きる人が、私は好きだ。

微熱さんはたぶん今を生きる人だと思う。

今あるものがずっとあるとおそらく彼女は思っていない。それは今までの彼女の人生経験がそうさせているのか、それとも元々備わっている気質のようなものなのかわからないが

自ら作ったものを壊して、また作り出す。

そういうトライを何度も何度も繰り返して、今の微熱さんがいる。


だから、毎回思う。


この笑顔は今これで最後だ。


また会う時はまた違う微熱さんなのだと、そういう風に切実に私に思わせるような人である。


本来はみんなそういうものなのかもしれない。
けれども、そんなことには気づいてなかったり気づいてないふりをお互いにしているだけで

今ここにあるものは、もう次の瞬間にはみんななくなっている。

そんなことを微熱さんからはいつも感じる。


そして、そんなことを思わせる稀有な人であるなと私は思う。

今回、一番驚いたのは絵を展示していたことである。


絵を飾って置いておくことが苦手だと言った微熱さんが、苦手なことにチャレンジしているのは、なぜなのか。みんなに見せてもいいと思ったのはどのような心境なのか。

「人にあげようと思ったんだけども、こわくなってやめちゃったんだよね」


「またそのことについてはどこかで説明するね」


私は微熱さんと今回ほとんど会話らしい会話をしていない。それだけ微熱さんは今回のカフェは今まで以上に多忙を極めていた。そしてねむいねこさんもそれは同じくであった。

唯一交わした会話は上記の内容。

「mute」というテーマで描かれた

「川」「電気」「紅葉」は

私にはむしろ声がざわざわざわと聞こえてきそうな感じがした。

でも、ことばははっきりとは聞き取れなくて、明確にことばになる前の、原始的な呻きみたいなものが、鑑賞中の頭の中で響く。

作者の微熱さんが「Q」に対する「A」は開かれているということを書いてくださったので、こんな風に好き放題書いているが。(絵は正解はないと思っている。大切なのは、見た人が何を受け取って何を感じたのかということ)


私の中ではこの絵の生き物たちはもうここにはいないような気がした。

どこか遠くにいて、でもそのいのちが発することばにならないものを、流れるもの移りゆくものなどの自然を介して、伝わってくる。伝わらざるを得ない。それはそういう運命のようなもので。

でもそれがなんなのかは、明確なメッセージとしては伝わってこない。

ざわざわざわ。

それはとても懐かしくて。

匂い立って。


そして新しい。


タイトルに書いたとおり。


熱くも冷たくもあるのだと、私は思った。


ここからは、カフェの中で熱くも冷たくもあったものを紹介して終わりたい。


ほら、なんだかレポっぽくないでしょ?


でも、なんとなくこれでいい気もする。


私は今回スタッフとしては機能していなかったので、一参加者として最後までそれを楽しみたいと思う。

それが自分の中のヘンテコだけども礼儀のような気もしているから。


(あたたかいもの)

参加者の皆さんとの会話と笑顔

微熱さんや女性メンバーとのハグ

微熱さんの手料理

とにかくおかわりをした
「フェジョアーダコンプレタ(豆料理)」

たくさんの本!

やはりおいしい微熱ブラック

コッシーさんとムスコッシーくんのやりとり、笑顔

皆さんの手作りの作品


みつまめさんをお迎えにきたご家族


ひっそりとあらわれる微熱さんの旦那さん


ねむいねこさんのやさしいまなざし


アユミさんの一歩堂のガラスペンなどの和み空間

ゆうゆうさん作


皆さんからのお土産


参加したかったのにできなかったおひたちさんへのお土産

あやしもさんが個人的にくださった道中で食べるお菓子たち

とどさんと子供たちが送り出してくれた気持ち




(熱いもの)


皆さんの選書のセレクトぶり

駄菓子(微熱さんの駄菓子熱を再燃させた)

皆さんとの対話

微熱さんの絵

微熱さんと皆さんが会話している姿

はたらく微熱さんが丸見えになっているガラスの向こうの調理場

カップうどんの議論

店内に流れるバックミュージック(く、くるり!)

コッシーさんの私の創作記事への感想

ねむいねこさんのストイックな仕事ぶりと静かに大雨を撮影する後ろ姿

豆千さんのチャレンジ、今後の活動

ぱんだごろごろさんの私への想い、ある女優さんに似ている論議


そうたいさんの作業療法士への想い


二次会での焼肉(私は不参加)

みつまめさんとのローカルトーク

リチさんが私の本を狙っていてくれたこと、リチさんの持参した本

眠気が強いBlue Jamさんの参加への熱意

私へのそれぞれの参加者さんの予想していなかった想いや、想いのこもったことば

それぞれの生き様

高速バスでのゆうゆうさんとの会話

treeさんのおだんごさん着ぐるみさんへの#感謝

マクラメ作成


帰りバス停まで送ってくれて、バスが来るまでつきあってくれるゆうゆうさん

こっそり参加していたぼたんさんのくまちゃん

ぼたんさんのマリーさんをご存知だったramさん親子。そして彼女たちのラタン作品


微熱さんの「本になりたがらない本」

「すでにこの時点でかっこええ!」と叫ぶ私とゆうゆうさん
(帰りのバス停にて)



(冷たいもの)

微熱さんのおやつ

スイカ

豆千さんから頂いたノンアルコールのビール

突然の長野の大雨

とど&くま書房

気持ちは
クールに


名古屋でバスの乗車時間ぎりぎりまで出来上がらなかったアイスティー

帰りの新幹線のひつまぶし

ひんやりしてた

微熱さんの絵(冷たさも同居)


長野の景色(山、レンガ道、りんご、アーケード、みんながクール!)




おわりに。


一緒に参加された方へ。
みんなみんなありがとうございました。出会ってくださったのはご縁です。


またどこかでお会いしましょう。


参加しなかった方へ。


応援だけスタイルの方も、本を購入した方も、事情により参加できなかった人も、みんなの力が、たぶん微熱さんに伝わってると思います。


微熱さんへ。


次は北海道だね。


ニューステージ。期待するしかないね。


今回はわがままばかりで、しかも弱々、へたれくまでごめん。


ワークショップ、ひっそりとやらせてくれてありがとう。また新しい発見があるものです。

あと、かなり、個人的なことを今回は色々とこぼしてました(笑)

微熱さんは、ご家族のこともあるのに、よく乗り切ったなと思っています。
でもね、絶対やるって決めたらやる人だから、やるとは思っていました。そこはゆるぎないよね。


次に会う時は、また笑顔を見に行きます。


また会う日まで。




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くま
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