治療の成功率ってどれくらい?
こんにちは(^ ^)クマです!
数回に渡って、治療の種類や流れについてお話してきましたが、
実際、治療の成功率ってどれくらいなの?
というところが一番気になりますよね!
今日はその疑問にお応えします!
◎高齢になるほど治療の成功率は低くなる
不妊治療を始めればすぐに妊娠するでしょ!
と、思っている方が多いのではないでしょうか?
しかし、人工授精の成功率は一般的に10〜15%程度と決して高くありません。
人工授精1回目で妊娠する方はわずかで、4〜5回挑戦してようやく妊娠したという方が多いです。
最も妊娠率の上がる、体外受精での成功率は40歳以下の場合30〜35%くらいです。
こうした治療の成功率は40歳を超えると、とたんに低くなってしまいます。
最も妊娠率の上がる体外受精を行っても10〜15%もしくはそれ以下になる場合もあります。
さらに、高齢になると流産や、染色体異常などの先天奇形を伴いやすくなってきてしまいます。よって、出産率は妊娠率よりもさらに低くなってしまうのです。
女性が高齢の場合、受診する病院の体外受精の成功率が重要になります。
全体の成績だけでなく、自分たちの年齢における治療の成功率も確認して、病院を選択していく必要があります。
かなりシビアな話をしてしまいましたが、、、
こんな明るい話もあります^_^!
◎医療技術の進化で妊娠率もアップする
医療技術の進歩で、着床の窓を調べることができるようになりました。
それにより、着床の時期が通常よりもずれている場合でも、いい時期に卵を移植することが可能になりました!
また、採卵後、卵を育てるための培養液というものの進化で、多少質の悪い卵(グレードC)でも妊娠・出産が可能になりました!
私が勤めている病院でも、以前はCグレードの卵は凍結保存せず破棄していましたが、今はCグレードも凍結保存しています。
ちなみに、Cグレードの卵を移植した患者様も10〜15%くらいの割合で妊娠・卒業に至っています!
今までは破棄していた卵でも妊娠できるようになるってすごいですよね!
他にも、薬の研究がなされていたり、卵の移植に使う医療器具が色々と改良されたりと、不妊治療業界も日々進化しています。
年齢とともに妊娠率が低下してきてしまうのは全ての女性が抱える問題です。
「年齢が上がったから不妊治療しても意味ないんでしょ」と思うのではなく
この記事を読み、
少しでも期待を持ってもらえれば
ちょっとでも不妊治療をやってみようかなという前向きな気持ちになれば
そんな思いを込めて書いてみました。
”不妊”という自分ではどうすることもできない不安な気持ち、
時間経過、年齢という焦り など
不妊に悩む方は、本当に計り知れないほどの不安やストレスを抱えています、、、
そんな方達のお役に立てれば幸いです^^
不安な気持ち、誰に相談すればいいかわからないモヤモヤした気持ちなど
お気軽にご相談ください(^ ^)
noteのコメント欄だけでなくTwitterからDMでもOKです(^ ^)
本日もご閲覧いただきありがとうございました!