ターナー症候群も不妊の原因
こんにちは(^ ^)クマです!
昨日、こちらの記事でも出てきたターナー症候群ですが
今まで詳しくまとめたことがなかったので今日はターナー症候群についてまとめていこうと思います。
◎ターナー症候群とは
女性の染色体異常で起こります。
成人女性で、月経が来ないことを主訴に病院へ行き発覚することが多いです。
特徴的な所見は
・低身長
・翼状頸
・外反肘
・小児様外性器
これらのものです。
採血データでは女性ホルモンと言われるエストロゲンが低下していることにより、それのフィードバックで黄体化ホルモンや卵胞刺激ホルモンが高くなります。
確定診断をする場合には染色体検査を実施します。
染色体検査を行うと通常の女性は46.XXであるのに対して、ターナー症候群では45.XOとなります。
上記以外にもモザイクと言って、受精卵では1つの遺伝子型しか持たないのいも関わらず有糸分裂の過程で染色体構成が2種類以上になった核型もあります。
モザイクの場合、XXと言う核型をもつことがあるので、妊娠の可能性があります。
◎治療法
*成長ホルモンの投与
低身長が特徴的のため、十分な身長を得るために成長ホルモンの投与を行います。
*カウフマン療法
ホルモンを補充していく治療法です。性成熟の促進をし、月経発来を促したり、第二次性徴の発来を目的として行います。
また、エストロゲンの低下は骨密度を低下させ、骨粗鬆症の原因にもなるため、骨量減少の予防のためにも行います。
◎妊娠の可能性
通常は卵巣機能がないため妊娠は望めません。
しかし、上記でも書きましたが、モザイクの場合、妊娠が望める場合もあります。
前回の記事でもお伝えしましたが2%は自然妊娠が望めるとのデータも出ています。
こんな感じでしょうか。
ターナー症候群では妊娠はかなり難しいですが可能性はゼロではありません。
成人しているのに月経が来ないなど気になることがあれば必ず病院を受診しましょう。
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