基礎体温は体からの大切なサイン
こんにちは(^ ^)クマです!
今日は基礎体温についてお話していきます。
みなさん基礎体温って測定していますか?
妊活中の方は測定している方が多いかもしれませんね。
基礎体温は女性の体調を把握する上で結構大切な情報になります。個人的には妊娠をすぐに望んでいない方でもしっかりつけた方がいいと思っています。
では基礎体温がどんなものなのか、基礎体温からわかることなどを解説していこうと思います。
◎基礎体温とは
基礎体温とは生きていくために必要最低限の体温と言われていて、寝ている時の体温をいいます。
寝ている時に体温を測ることはできませんので、実際に測る時には起床時、ベッドの中で測ります。
起き上がったりすると体温が変化し、正しい値を計測できないので、寝起きにベッドから動かずに測る必要があります。
ですので、体温計は手を伸ばして届く範囲に置いておきましょう。
ちなみに使用する体温計は婦人体温計といい、36.55度など0.01度単位で測れ、尚且つ口腔内の体温を測ることができる体温計にしましょう。
舌の下に体温計の先端をおき体温を測ることで、体の深部の温度を測ることができます。
◎基礎体温で何がわかるの
基礎体温を毎日測り、折れ線グラフにしていくと自分の体のリズムを知ることができます。
そのグラフに月経周期を記入すれば、体温変化、月経周期と排卵日の関係などが分かり、次の月経期間や排卵日の予測ができるようになります。
月経の初日から基礎体温表をつけ始めると表がみやすくなります。
もし妊娠を望んでいる場合、基礎体温表は毎日記録しましょう。毎日記録していくことで妊娠しやすい時期がどこか分かりやすくなりますし、妊娠しにくい原因を探る手掛かりになることもあります。
まずは3ヶ月くらいを目標に記録してみてましょう。
2、3回記録を忘れてしまっても無駄にはなりません。翌日からまたしっかりつけていけば問題ないので、思い出したところからまた継続してみましょう。
◎体温はホルモンバランスで変化する
体温はホルモンバランスの変化で上下します。
基礎体温はホルモンの変化に応じて低温期と高温期に分かれます。
体温期は月経が始まる時期から2週間くらい続きます。
その後、卵胞が発育し、排卵が起こると今度は体温が高くなり高温期となります。
高温期は、排卵後に黄体化した卵胞がプロゲステロンを分泌することで起こります。受精が起こらないと大体2週間くらい続いたらまた低温期に突入します。
理想的な基礎体温表は体温の層が低温と高温の2相になっていることです。
しかし、排卵しなかったり、卵胞が発育しなかったりするとホルモンバランスは乱れた状態になっているため、体温も不安定な状態となります。
◎基礎体温から読み解く異常
*体温がバラバラ
生活が不規則で就寝時間が遅かったり、睡眠時間が足りなかったりすると体温がバラバラになることがあります。まずは生活習慣を見直してみましょう。
*高温期と低温期に分かれない
月経はくるが高温期と低温期に分かれない場合には、無排卵である可能性が高いです。また、プロゲステロンのバランスが崩れていてもこのような表になることがあります。
*高温期が長い
妊娠している可能性が考えられます。妊娠検査薬で陰性の場合には妊娠したけれど流産してしまったケースや、内分泌的な異常がある可能性もあります。早めに受診をしましょう。
*低温期が長い
卵胞の発育に時間がかかると低温期は長くなります。低温期の後に高温期となり表が2相になれば排卵している可能性はありますが、排卵日がかなり遅い時期になっていると言えます。通常、排卵日は月経開始から15日目前後に起こることがいいと言われているので、あまり時間がかかるのはよくありません。こちらも早めに受診した方がいいでしょう。
*高温期が短い
卵子が未熟だったり、黄体機能不全が考えられます。排卵後、10日もしないうちに低温期になるようなら病院で採血などの検査を行った方がいいでしょう。場合によっては黄体ホルモンの薬剤を使用することで解決することもあります。
このように基礎体温は妊娠に関わる様々な情報を教えてくれる大切なデータです。妊娠をすぐには望んでいなくてもしっかり記録しておいた方がいいでしょう。
しかし、基礎体温を測ることがストレスになってしまっては妊活にとって悪影響になってしま可能性もあります。ストレスだなと感じたら少し休憩してみることも必要です。無理しすぎず自分のペースで行ってみましょう!
長くなってしまいましたが本日は以上になります。
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