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体外受精で妊娠した時に起こり得る副作用②

こんばんは(^ ^)クマです!

今日も昨日に引き続き体外受精で妊娠した時に起こり得る副作用についてお話していきます。


◎体外受精で妊娠した時に起こり得る周産期合併症

体外受精での妊娠は自然妊娠に比べると妊娠経過や出産時に少しリスクが高くなります。主に下記に挙げるようなリスクが上がってきます。


*妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は妊娠中に血圧が上昇してしまい、場合によっては子癇発作という命に関わることもある痙攣発作を引き起こしてしまう原因にもなります。妊娠中は血圧のコントロールが必須ですが、コントロール状態が悪い場合、緊急で帝王切開となることもあります。


*妊娠糖尿病

妊娠糖尿病は妊娠中に血糖値が上がってしまうことを言います。食事療法でコントロールできない場合はインスリン注射での治療が必要です。

妊娠高血圧症候群の原因になったり、赤ちゃんが大きくなりすぎて出産に時間がかかったりすることがあります。また、流産や死産の原因にもなります。


*前置胎盤

胎盤の位置が通常より子宮口よりになることです。子宮口に胎盤がかかってしまっている場合、経膣分娩はできないため帝王切開となります。

妊娠中に突然大量出血を引き起こすこともあり、場合によっては緊急帝王切開となることもあります。


*常位胎盤早期剥離

胎盤が剥がれてしまうことを言います。

週数が浅い時に剥がれてしまうと成長しきっていない時期なのに帝王切開で取り出してあげないといけません。週数が早い時期での出産は赤ちゃんにとってもリスクが高いです。



◎体外受精に関連するガン

排卵誘発剤を数年に渡って使用することで卵巣癌を初めとする婦人科系の癌の発生が懸念されています。

しかし、現時点では体外受精による癌の発生リスクは増大しないものと考えて良いとの研究データが出ています。

ホルモン剤と聞くとあまりいいイメージがないかもしれませんが、癌のリスクは増加しないようなので怖がらずに使用して大丈夫です!



以上で副作用のお話は終わりです。

妊娠してからのお話にはなってしまいましたが体外受精を受ける前に知識だけでもついていた方がいいかなと思いまとめてみました。

副作用のお話をすると怖くなってしまって体外受精に踏み切れないという方もいらっしゃると思いますが、そんな時は通院している病院でよくお話を聞いて納得した上で開始してもいいと思います!

過度に怖がらなくて大丈夫ですよ(^ ^)


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