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赤ちゃんの染色体異常と不育症
こんばんは(^^)クマです!
今日は不育症とも少し関係のあるお話をしていきます。
不育症と流産は女性の加齢とともに頻度が増えます。
なぜかというと、加齢により卵子の染色体数的異常が起こりやすくなってしまうからです。
赤ちゃん(胎児)の染色体数的異常は流産の50〜70%にみられ、頻度の幅は女性の年齢に依存します。
とある研究では2回以上続けて流産してしまう反復流産の方と、単発的な流産経験がある方を比較すると、反復流産を経験したことがある方のほうが有意に胎児正常流産の頻度が高いことが分かっています。
反復流産を経験した方のうち50%弱に数的異常を認め、トリソミーが最も多い結果となりました。
この研究結果から、反復流産の患者様は数的異常を起こしやすい体質を持っていることが推定されました。
既往流産回数が増えるに従って生産率は低下し、染色体異常も減少しました。
8回以上流産を繰り返す方になると、夫婦の均衡型転座に起因する不均衡型きか見られなかったというデータもあります。
胎児染色体異常が見られた時には胎児染色体正常であった時よりも次回妊娠での出産率は有意に高いようです。
つまり、胎児染色体異常が見られたら、正常な受精卵は必ず存在するため、確率の問題であり出産可能ということになります。
今日は少し読み進めにくい題材になってしまいました、、、
個人的には3回流産を繰り返したら絨毛染色体検査などにより詳しい原因の特定をした方がいいと思っています。
そして、その結果を受け詳しい不育症検査をしていくべきだと思います。
病院によっては5回以上流産を繰り返していないと不育症の検査はできないようなところもあるようです。しかし、それでは時間ばかりが経ってしまってもったいないと思います、、
是非早めの検査をお勧めします!
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