マガジンのカバー画像

人生を変えた本・支えてくれた本

4
私の人生を助けてくれた本について書いてみる
運営しているクリエイター

記事一覧

仕事のイライラを半減させてくれた『嫌われる勇気』

仕事のイライラを半減させてくれた『嫌われる勇気』

「人生を変えた1冊」にこの本を挙げるのはベタかもしれない。

そう思ってしまうほど、多くの人を救ったであろうその1冊は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)。アドラー心理学を研究している学者・岸見 一郎氏とライターの古賀 史健氏の共著だ。

(おそらく、だけど)この本を読んだ大多数の人と私が少し違うところがあるとすれば、私はこの本を読んでアドラー心理学を知ったのではなく、アドラー心理学について詳しく知

もっとみる
病みかける心を救う『考えない練習』

病みかける心を救う『考えない練習』

会社員の頃、口をひらけば愚痴と呪詛を吐いていた時期があった。今思うと「私も私だな」という反省点もたくさんあるのだけれど、そうせずには居られないほどいろいろなことを押し付けられ、理解されず、話が通じない人に囲まれていた時期があった(と、少なくとも私は感じていた)。

ただ、愚痴れば愚痴るだけ、やけ酒をすればするほどメンタルの調子は悪化。「何もかもがうまくいかない」「もう、考えたくない……」と感じるよ

もっとみる
何者にもなれず憂いていた私の背中を押したエッセイ『切ないOLに捧ぐ』

何者にもなれず憂いていた私の背中を押したエッセイ『切ないOLに捧ぐ』

「人生を変えた本」の1冊目は最初から決めていた。
脚本家の内館牧子さんが書いた『切ないOLに捧ぐ』(講談社)だ。

この本は、内館牧子さんがOLをしていた頃のエッセイだ。発刊は1992年。今から30年も前の本になる。書かれている内容はさらに時代を遡るので結構古い。
「13年半勤めた会社を昭和58年に退職した」と書かれているので、おそらく昭和45年〜58年(1970年〜1983年)の頃の話だ。
社会

もっとみる
人生を変えたもの

人生を変えたもの

本が好きだ。

改めていうのもなんだな、と我ながら思うけれど、それは物心がついた頃から変わらない。その記憶は、4歳ぐらいの時に、タイトルは忘れたが動物がいっぱい出てくる絵本が大好きだったことから始まる。

絵本がマンガ「日本の歴史」に変わり、「ファーブル昆虫記」や「シートン動物記」、江戸川乱歩、オカルト漫画(なんか10歳ぐらいの時にやたらとホラーものにはまっていた)、「りぼん」などなどを読み漁り、

もっとみる