天真書法塾シャンバラ教室から師範が誕生
私が師範を務める天真書法塾シャンバラ教室から、今年2名の生徒が師範資格認定審査に合格し、天真会・青木天外(宏之)塾長より師範認定を頂いた。玉里瀑彩と稲垣今真。2名の師範の誕生である。
審査が行われたのは4月と8月に1名ずつで、その間シャンバラ教室では7月に世田谷美術館での発表会も同時進行するかたちだったので、その2名は発表会用の作品制作に加え、審査作品制作(臨書と自由書、そして論文)の準備のため、集中しきった日々を過ごしていたことと思う。私も2名の受験生たちを見守りつつ、心で常に伴走する毎日であった。(1名は下関在住のため、入会以来、普段は通信スカイプで稽古を行ってきた。今の時代だからできることだ。)
臨書(稲垣今真)作品を囲んで
ここでは詳細は控えるが、天真書法塾の師範認定審査は厳正な基準の元に行われる。この資格は、自ら天真書法塾の支部教室を開設し、師範として天真書法を伝えて行こうとする願いを持つ者に与えられる。一般的な書道師範に求められるスキルは当然のこと、なによりも書における「天真思想」の理解と実践が重要なポイントだ。従って作品作りにおいても、その隅々にまで「天真書法ならでは」が表現されているかどうか、実際にどう取り組むべきなのか、生徒たちにその方向性を示すのが私の役どころである。
臨書(稲垣今真)
自由書(稲垣今真)
師範認定をいただいた2名とも、文字通り筆の持ち方、線の引き方から一つ一つ指導した可愛い教え子たちなので、私にとってもこれほど嬉しいことは無い。彼らの努力が実って、本当に良かったなとひたすら思う。もちろんこれはゴールではなく一つの通過点に過ぎないが、それでもやはり特別な通過点だ。何故なら、教えられる立場と教える立場とでは、それはもう全く世界が変わってしまうのだから。一人の稽古人としても、天真書法塾師範としても、これから始まる新たなワクワクの冒険を思い切り楽しんでほしいと願っている。L
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月の月8日 12・嵐(KIN259)
(ちなみに、KIN259は明治天皇の銀河の署名である。2010年にシャンバラ教室を始めるにあたり「生徒さんたちとの良きご縁に恵まれますように」と明治神宮に参拝したことを思い出す。教室から師範が誕生し、今日このタイミングでブログが書けたことに心から感謝。)
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