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好きと気づいたその日から

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君が好きと気づいたその日から何かが動き出したんだ。
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記事一覧

好きと気づいたその日から7

部活動2日目にして早速御用だ。  放課後の部活動で先輩や同級生たちから沢山事情聴取を受け、…

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好きと気づいたその日から6

ピロン 「和です。よろしくね」 『○○です。よろしくお願いします。』 オウム返しのように返…

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好きと気づいたその日からⅤ

井上さんと別れた後、昨日散歩で訪れたケーキ屋さんの前を通りかかった。 初めてのお店は緊張…

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好きと気づいたその日からⅣ

西:じゃあ、今日はお疲れ様 〇:はい、お疲れさまでした 西:また明日ね。 〇:はい、失礼しま…

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好きと気づいたその日からⅢ

翌日も休み時間は未だに質問攻めが続いている。 彩ちゃんはもしかしたら僕なんかよりも忙しい…

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好きと気づいたその日からⅡ

「ただいま」 誰からの返事もない。 きっとみんな出かけているのだろう。 とりあえず荷物を置…

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好きと気づいたその日からⅠ

青春はいつだって残酷だ。 誰もが望み通りに生きることができるわけじゃない。 それでも僕たちは夢を見る。 どれがどんなに儚いものであっても。 雨音に包まれた公園の一角にある東屋で連絡したきり既読のつかないトーク画面をぼんやりと見つめていた。 「話があるから公園で待ってる。」 メッセージを送ってから2時間は経っただろうか。 今日は土曜日で普段であればすぐに返信が返ってくるはずの時間なのに未だに既読すらつかない。 告白をするつもりだった。 決めたのはつい数日前。 両親に離婚