京都・伏見稲荷大社の名物グルメ「きつねうどん」「いなり寿司」そして「スズメの丸焼き」
これは2019年11月の京都旅行記です。
スズメの丸焼き写真が出てきます。
京都の伏見稲荷大社に行きました。
JR稲荷駅を出るとすぐ目の前に、稲荷大社の赤い大鳥居がどーんと出迎えてくれます。
さすがお稲荷さん。
お揚げをくわえて生き生きとした狐の姿が印象的。
美味しそうだなぁ。(腹減り)
駅前の大鳥居をくぐって本殿へと向かいます。
本殿前にはもう一つの大鳥居。
この日は素晴らしい秋晴れで、観光客なのか何かの式典やイベントがあるのか、和装姿の若者たちの姿があちこちで見られました。
案内掲示板をチェック。
いま、JR伏見駅からまっすぐ本殿へと進んできましたが、ここで左手にあるもう一つの参道、京阪本線の伏見稲荷駅と繋がる道へと向かいます。
こちらの伏見稲荷大社参道(裏参道)は、道沿いに様々な土産物店や飲食店、露店が立ち並んでいる賑やかな通り。
食欲を誘う香りに、つい立ち寄りたくなります。この記事を書いている2020年現在では考えられないほどの過密な混雑!
誘惑を振り払って、目的のお店に着きました。
大正五年創業の老舗、日野家。
ここで目的のグルメを味わいます。
混雑の合間にうまく席に着くことができました。
早速、こちら!
「いなり寿しセット」
きつねうどん!そしてお稲荷さん!セット!
関西風の薄味つゆが美味しいうどん。そこに浮かぶ巨大なお揚げにも味が染みています。
そしてご飯とよく馴染んだお稲荷さんがまた絶品。
けっこう量があるように見えますが、せっかくここまできたからと欲張って正解!
あっさり味で、スルッと口に入りました。あっという間に完食。
今思い出しても食欲をそそられる、最高に美味しいうどんといなり寿司でした。ごちそうさまでした!
そして、お次が本命です。
「スズメの丸焼き」
・
いきますよ。
・
じゃん!
キャー!(歓声)
国産なので、本当に日本のその辺の空に飛んでいるスズメです。
もちろん狩猟許可のある地域で期間限定のものだそうです。
ご主人が「頭がレバーのようで美味しいですよ」と一言添えてくれました。
もしかしたら、そうして言葉にしてオススメしないと頭を残しちゃう人がいるのかも。それくらい、本当に見た通りの、まんま小鳥。スズメ。
頭からいただきます。
ぱりっ、ばりっ。
えぇと、小さな頭蓋骨です。あっ今くちばし噛み砕いてるなってわかります。
その中から出てくる味わいは、少し苦味があって確かに肉や身とは違うレバー的な食感。でも、生き物の頭の中にあるアレだよね。
続いて、胴体。
手のひらサイズのスズメ、ふっくら丸っこく見えるシルエットはほとんど羽毛で、身はほぼなく、こうして丸焼きにしてみると細い骨を支えに皮が張られたような形。
皮といっても、よく見る串焼きの鳥皮とは全く違って、脂分もなくもっと薄い膜のような感じ。
頭から最後まで、骨をパリパリと噛み砕くことがメインのスズメ、完食しました。
メニューにはウズラの丸焼きもありました。スズメより体が大きい分、見た感じ肉の厚みがあって骨も太めなようです。
珍しい名物、ごちそうさまでした!
昔は野生のスズメも貴重なタンパク源として気軽に焼いて食べられていたそうで、今でも身近にたくさん見かけて馴染みのあるこの鳥を一度味わってみたかったのです。
目的達成して満足でした。
店を出ると、華やかな和服の集団。
右手のお土産屋さんには狐のお面が並んでいて、雰囲気があります。
お土産用に一つゲット。
天気のいい日にのんびり歩いてみるには、とても良い場所でした。
この後、稲荷大社の鳥居参道へと向かいます。
続
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