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古川雄輝出演作レビュー

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古川雄輝さん出演のドラマ・映画についてのレビュー・・・というよりは感想文です。全作網羅が目標。
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#ドラマ

ドラマ『5分後に意外な結末』第四週『親友交歓』レビュー:5分後に鮮やかな反転

一方的にダメージを受けたはずが、実は傷付ける側だった。もしかすると自分の方が、より強く。…

saiko
2年前
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ドラマ「ねこ物件」最終話レビュー:長い長い助走を終えて

第9話の丈に続き、ファンと毅、そして修までもが夢を叶えるために二星ハイツから旅立って行っ…

saiko
2年前
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「嫌われ監察官 音無一六」第7話(最終回)レビュー:そして清き水脈は続く

歪みのないパズルのピースが次々に揃い、目指すべき組織のあり方が描き出されて行くような、最…

saiko
2年前
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ドラマ「ねこ物件」第9話レビュー:充足と絶望

毅は虫歯で眠れず、硬い物も食べられず。丈はバイトをクビになり…大袈裟に言えば生きていくた…

saiko
2年前
23

「嫌われ監察官 音無一六」第6話レビュー:歪みを内包する船は

一六はボトルシップの大量の細かいパーツを、正確に一つひとつ組み立てて行く。それは正しい警…

saiko
2年前
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ドラマ「ねこ物件」第8話レビュー:二星ロンリープラネット

人はどうやって「孤独」を知るのだろう。なぜさみしいと思うのだろう。 それまで側にいた人の…

saiko
2年前
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「嫌われ監察官 音無一六」第5話レビュー:厘太郎の甘さと甘え

周りを気にして何が悪いのか、と珍しくみつるで激昂する厘太郎。 第5話、殺人に手を染めた息子の将来を案じ、また自分の立場も守ろうとした村田は周囲の目を気にした結果、川上にすべての罪を擦り付けようとしたのだが…。 一六に処分を再考してほしいと訴える同期の安田と、再度の検討を口添えしようとする厘太郎を、一六は「甘い」と切り捨てた。 監察官が処分した警察官、そして彼らに関わった者たちから向けられる恨み。厘太郎はそれらに必要以上に怯えている。 安田のように顔が見える憤りはもちろん、警

ドラマ「ねこ物件」第7話レビュー:世界はそれを恋と呼ぶんだぜ

優斗の目の前にあるのは2つの恋だ。毅と有美の、そして毅が演じるドラマの中の。彼はそれを客…

saiko
2年前
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「嫌われ監察官 音無一六」第4話レビュー:嫌われる勇気

「自分は音無監察官とは違う形の正義を見つけてみせます」と言う厘太郎の笑顔に、胸がギュッと…

saiko
2年前
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ドラマ「ねこ物件」第6話レビュー:雨降って地固まる

これで入居者全員が揃った二星ハイツ。猫を中心とした暮らしは一見和やかだ。 ファンを迎えて…

saiko
2年前
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「嫌われ監察官 音無一六」第3話レビュー:持続可能な警察組織のために

”横文字の多いフランス料理店“を舞台にした殺人事件と、容疑者となった料理長・立脇の冤罪を…

saiko
2年前
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ドラマ「ねこ物件」第5話レビュー:私が知らない、あなたの物語

優斗と3人の入居者同士も馴染み、穏やかな日常で始まる第5話。 けれども優斗や有美の言動、さ…

saiko
2年前
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ドラマ「ねこ物件」第4話レビュー:もめ事のない穏やかさ、そしてさみしさについて

おお、これは未知の生物との出会いだ。優斗にも、二星ハイツの面々にとっても。 毅が劇団で培…

saiko
2年前
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「嫌われ監察官 音無一六」初回2時間スペシャルレビュー:濁りなき水に棲む決意

これまで6回にわたってスペシャルドラマとして放送された「嫌われ監察官 音無一六」が連ドラになって帰って来た。 相変わらず現場で嫌われる(自分は虫が大嫌い)な一六、全然似ていない弟の二六、ちょっとミーハーな三花(堀内敬子)、頼れる千住、そして一六たち仲間が集まる店・みつるの主人である二宮(小野武彦)・・・とお馴染みの顔ぶれに、本作から四堂副総監(尾美としのり)の息子・厘太郎(古川雄輝)が参戦。安定感のあるメンバーだけでなく、キャラが定まらない厘太郎の存在が追加されることによって