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公社流体力学
2024年4月1日 19:22
小劇場演劇にまつわる賞の受賞結果とそれに類する上演企画の選出劇団をまとめました。趣味で作った物なので私の趣味である東京小劇場界隈に偏ってます。東京より西の方は別の方がやればいいと思います。スタートが1988なのはパル多摩が始まった年だからです。なお、受賞結果が発表されるたびに毎年更新されます。趣味なので。記事公開記念イベントとして『公社流体力学が、1988年以降の演劇賞レースを語る』
2023年8月18日 09:42
私は主催している演劇クロスレビューという企画で毎年、岸田國士戯曲賞の候補作をクロスレビューしていた。今年もやる予定で書いていたが、一作だけ全編無料公開なしのため私しか全作読めなかった(掲載された悲劇喜劇を取り寄せて読んだ)ので、今年はポシャった。そうこうするうちに夏になったがようやく、選評が無料公開されたので世界一遅い岸田賞レビューとして掲載する。夏休みSPだ。勿論クロスしていないレビューな
2023年8月27日 10:02
金内健樹が主宰する劇団、盛夏火は自宅である祖師谷大蔵にある古びた団地の一室にて団地演劇と銘打った作品群を上演していた。ミニマルな舞台を生かした人間ドラマから、狭い空間の常識を覆すアニメや映画に影響を受けた壮大な設定かつド派手な魔女ホラー演劇、スペクタクル宇宙人演劇まで上演するエンターテイメント劇団。2019年の旗揚げ公演から団地取り壊しによる退去の2021年までわずか3年の間に、彼らは東京小
2023年3月3日 01:47
文学賞三冠という言葉があります。これは、大衆文学の直木三十五賞、山本周五郎賞、吉川英治文学新人賞純文学の芥川龍之介賞、三島由紀夫賞、野間文芸新人賞 という二種類三つの文学賞であり、新人・中堅の作家の登竜門と言えるこれらの受賞によって知名度を高めていくわけである。文学界は上手くこれらのブランド化に成功した訳だ。 演劇界に足りないのはこのブランドだ。正直演劇界において、若手向けの賞を受賞したと
2020年7月14日 20:36
はじめの文 今の演劇とかよ―分からん。小劇場となればなおさらだ。というのはよく聞く話だ。 そういうお方に伝えたい!というのがこの文章だ。 でも、野田秀樹や大人計画を書く気はない。皆書いているから。 意外と、結成10年以下の劇団をまとめた記事や企画って少ない。あっても似たような劇団ばっかりなので演劇シーン全体を知れない。 そーいう訳で誰も書く人がいないのならば俺が書けばいい精神だ。私が観れ
2021年7月17日 10:37
演劇業界は盛り上がっていない。それはそうだ、劇団一つ一つのお客様は多くてもそのお客様が他の劇団を見なければ業界の盛り上がりに繋がらない。でもそれは難しいよと。演劇は見てみなければ面白いかどうか分からない殿様商売。名前だけで信用して数千円と約2時間を捧げなければいけないジャケ買いの化身みたいなジャンルだ。そりゃ知り合いの芝居やファンの劇団だけ見るようになるし、演劇を見たことない人はどれを見ていいか
2021年8月20日 22:13
私は長年にわたって、小劇場演劇界が儲かるには小劇場演劇のフジロックをやるべきだと長年言ってきたけど、まぁ実現はせず私も投じれるような資材もないので絵に描いた餅なのだが、まぁ書くだけ書いてみようと思ったのでもし私が演劇のフジロックをやるならばこれをやるという妄想を書き連ねる。 ただ、当初は3日分書こうと思ったんだけど段々と単なる穴埋め作業になり始め何故私はこんなことをやっているのかという所まで来
2021年10月16日 10:20
短編ミステリーの個人的オールタイムベストを作ることにした。私はミステリー演劇を作る人間であり、私はこんな趣味をしているぞというプロフィールとして最適だからだ。あと、公演の宣伝。海外50、日本50合計100作の短編を持って私のミステリー観を表現する。まずは海外編。日本編はコレ↓なお、先に言っておくが私のミステリーの定義は≪謎が主題の作品≫または≪読者に驚きを与えることが目的≫の作品である。
2021年10月23日 12:11
短編ミステリーの個人的オールタイムベストを作ることにしたやつの日本編。私はミステリー演劇を作る人間であり、私はこんな趣味をしているぞというプロフィールとして最適だからだ。あと、公演の 宣伝。海外50、日本50合計100作の短編を持って私のミステリー観を表現する。前編の海外編はコレなお、先に言っておくが私のミステリーの定義は≪ 謎が主題の作品 ≫ または ≪ 読者にサプライズを与える作品 ≫
2022年2月1日 19:59
第66回岸田國士戯曲賞が候補作を発表しました。演劇界最高の名誉ですがほぼ誰も知らない賞が今回脚光を浴びているので候補作を紹介します。 それぞれ、名前、所属劇団、候補数、作品名、(公演の主宰が所属劇団ではない場合は主催団体の名前)、あらすじ、駄文。の順番です。小沢道成(EPOCH MAN) 初候補『オーレリアンの兄妹』会場 : 下北沢駅前劇場 絆太と晃子の兄妹はある日、“おかしな”家
2022年2月2日 09:49
佐藤佐吉賞の受賞作が発表されました。佐藤佐吉賞とは王子小劇場の上演作品(および、関連公演)の中から現役の演劇人である劇場スタッフが年間最優秀作品を選ぶ。王子小劇場は東京の若手劇団が目標にする劇場で、実力派がどんどん集まる。なのでこの賞の一覧を観れば今の演劇シーンが丸わかりなのだ。なお、今年はコロナの影響もあって作品数が少なかった昨年と合わせて2年分先行している。なお、最優秀と優秀賞しかないの