“I Dare You”(フィールドノーツ2025Feb22)

日本語語には、それに相当するちょうど良さそうな言い方が見つからないんだけれど、相手に対して、ものすごく怒って、挑発するというより、挑戦状を叩きつける感じっていうか、なんて言うか、そういうドラマな、一言。

さて、久しぶりに島の揉め揉めになったダンサーたちとご一緒する機会があった。しかも、ダンスで。私と直接もめてないダンサーのみなさんも、うわ、あいつ来てるわ、みたいに、ひそひそ話しているし、当の本人たちは、私に気がつくと、頭に血が上ってるのがわかった。

加えて、色恋関連で、思いっ切り私と距離をとりたい人も、その場に居たから、面倒すぎたけれど、揉めても、けっこうすぐ、そういうこともどうでも良くなるアタシは、やれやれって感じ。

近付かないといけない時とかは、ワタシは微笑んでるんだけれど、相手は、まさに、アイデアユー!と全身で言ってる感じになってて、何げに大人なアタシは、しゃーねーなーって感じに。

しかし、である。いざ、レッスンが始まり、ストレッチが開始されたら、こっちのもの。何しろ、私はストレッチとか、準備運動とか、そういうのが妙に得意で、インストラクターとか、その時の講師とかと、はれちゃう感じなんである。ゲスト講師は、ストレッチの後、私に、なんのプロ?シルク?と?聞いてきたくらいである。

しかも、かなりの人数がいるのに、講師の一番そばの真ん中の真ん前に、いつものように、うっかり場所を取ってしまい、相手の陣地だと思っている皆さんは、ますます血が登っちゃっている。

振付が終り、グループに分かれて、順番に本番さながらの通し。

そうして、周囲から、アイデアユー!っていう見えない邪悪な何かを浴びせられた状態で、いつものように、少しアゴをあげ気味にして、余計に挑発的に躍ると、ワタシは、驚きの、ものすごく良いバイブスが出る。

自分でも、分かってなかったんだけれど。

実は、賞を取ったときも、たまたま別の人を応援しにきた皆さんが、見事に私を外して、アイデアユーバイブスを浴びせられながら、やった時、だったわ。

何だか、そういうアニメとか、あったと思うけれど、なんだかは、忘れた。

そうして、ダンスパフォーマンスというのは、もの凄く平等で、いいパフォーマンスしたモン勝ち。上手い下手もあるけれど、一番重要なのは、バイブスや空気感。情熱が全身から出ていること。それ以上に重要なものはない。と思う。

だから、またしても、誰特罰ゲーム人生結局俺得。

終わった後も、今日のショーではどんな演目をやるの?と、出る予定のない大舞台に当然出るプロフェッショナルみたいな扱いをしていただき、本当にありがたいことです。

いえいえ、まだ踊り初めて1年半のbeginnerなので、なにとぞ、よろしくお願いしますと、話しかけてくれる人には、キチンと挨拶出来る、謙虚だと、それなりに評判なアタシです。

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