つっちー

座右の銘『好奇心の渋滞』のアカウント。 投稿のテーマが家族や友人との話題になれば幸いで…

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座右の銘『好奇心の渋滞』のアカウント。 投稿のテーマが家族や友人との話題になれば幸いです。 私設図書館もんってのやってます。 私設図書館もんHP ➡ https://mon-library.com/

マガジン

  • 私設図書館もんができるまで

    私設図書館もんができるまでの打合せやこだわったポイントなどを紹介しております。私設図書館もんや場づくりにご興味がある方は是非読んでみてください。

  • 旅行手記

    好奇心の渋滞による旅行手記。個人的な体験や感想などを気まぐれに更新。事実とは異なる場合がありますので、その点を頭に入れた上で読むことをお勧めします。

最近の記事

私設図書館もんができるまで⑥

私設図書館もんができるまでシリーズもいよいよ終盤です。 オープンする前にやったこととして、まだ書いていないのは運営スタイルでしょうか。 ということで、今回の記事では私設図書館もんをどのような運営スタイルにするかを決めるに至ったところをご紹介します。 借りれる、買える私設図書館もん 私設図書館と言っているくらいなので、本にまつわる運営スタイルから。 ②の記事でも紹介していたチラシにもある通り、もんでは本を借りることもできるし、買うこともできるというシステムをとっておりま

    • 私設図書館もんができるまで⑤(お金の話)

      前回の記事では主に内装のことについてをご紹介してきました。 今回の記事ではクラウドファンディングやお金のことについて紹介していこうかな、と思います。 クラウドファンディング オープンの約1カ月前からクラウドファンディング(実際のページはこちら)を実施しました。 個人的にクラウドファンディングを実施する目的はお金を集めることではなく、普段自分の力だけでは届けることができないところまで、もんのことを届ける事でした。つまり、広告宣伝として実施しました。 もちろん、そのついでにお

      ¥500
      • 私設図書館もんができるまで④

        前回の記事で、もんのこだわりポイントをいくつか紹介しましたが、今回は内装に関して3つにしぼって紹介したいと思います。 内装デザイン 以前紹介した構想では書いていなかったのですが、僕の中のテーマとして「境界線をなくす」ことを大切にしていると打ち合わせで伝えていきました。 それを聞いて植村さんが出してきて下さった内装案が上のものです。 ポイントをいくつかあげます。 ①棚を外まで伸ばすことで、ドアを全開にした時にどこが境界線かわかりにくい ②棚がカウンターと繋げることで流れ

        • 私設図書館もんができるまで③

          前回の記事で、物件が決まったあたりまで振り返りましたので、今回はその続きから。 物件が決まってからは、建築家の植村さんと様々な打ち合わせをしました。 まずは、私設図書館の構想やコンセプト、僕が大切にしておきたいこと、そして大事な予算について。 構想に関しては最初の記事にて紹介しておりますので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。 依頼はいずこへ そして、その話をしていく中でどこに施工を依頼するかという話になりました。 その時、植村さんからご提案頂いたのがsoiroliv

        私設図書館もんができるまで⑥

        マガジン

        • 私設図書館もんができるまで
          6本
        • 旅行手記
          26本

        記事

          私設図書館もんができるまで②

          前回の記事で、2021年8月7日時点までに描いていた私設図書館もんの構想を紹介しました。 最終更新日が上記の日付ですが、記憶をたどると半年ほど前から構想を書き始めていたと思います。それに伴い、旅に私設図書館をやるための物件探しという目的もできて、南は九州、北は東北に至るまでいい場所がないか探していました。 動きだしたら止まらない ひょんなきっかけで一度物件が決まった九州では、諸々の事情により話は立ち消えになり、愛知に戻ってきました。 その九州での話が浮上した時から私設図書

          私設図書館もんができるまで②

          私設図書館もんができるまで①

          旅から私設図書館もんまで 今となっては私設図書館もんがあることが自分の中で当たり前になってしまっているけれど、今やっている活動って当たり前の様にそこら中にあるわけではないし、今一度自分なりにまとめてみようと思う。 そもそも僕が私設図書館なるものを知ったのは、旅先でのこと。 知りたい方は下の記事からご覧ください。 尾道にある「さんさん舎」さんを紹介してもらい、訪れたのがきっかけ。 訪れた時には、小学生男子とその親が留守番をしていて、3歳くらいの女の子とママさん、リモートワ

          私設図書館もんができるまで①

          note再開

          旅をしていた時以来にnoteを再開します。 旅のnoteも途中で終わってしまっているし、あの頃と今では全然状況も違う。 もう旅のことを詳細に振り返ることはないと思うけど、大事なところは抜き出すかもしれない。 これから書くことは今やっている活動についてが中心になるはず。 備忘録として書き残しておくことは、自分にとっても大事なことだと思うし、なにより今している活動のことを知ってほしい。 でも伝わりやすい活動とも言えないから、少しずつ書き溜めて、残していけたらと。 さて、ま

          物件内覧会

          注意:記事トップの写真は関係ない物件です。 アポイントメント福岡を出て、まず行きたいと思っていたのが長崎。しかし、船乗り場で出会った佐賀のおじいちゃんの物件も見に行っておきたかったので、前日に電話していた。 「もしもし、明日そっちの方行こうと思うんですけど、都合の良い時間とかありますか?」 「うーん、明日は家におるかおらんか分からんで、また近く来たら電話頂戴」 「分かりました、また明日かけますー!」 切った後に、今の電話では何も決まってないのと一緒じゃないか。と思ったが

          物件内覧会

          枝の先

          津屋崎福岡でまず行きたかったのは津屋崎という町。 ここで町おこしに力を入れている津屋崎ブランチという所があると、以前泊まった高松のゲストハウスのオーナーさんに教えてもらっていた。 最寄の駅から(これまた1時間ほど歩くのだが)歩いて向かっている最中、古本屋さんをマップ上で発見したので寄る事にした。 木造の素敵な建物に着いたが看板などが見当たらなかったので、本当にこの場所で合っているのか不安になる。 中を覗くと人がいたので少し扉を開けて尋ねると、場所は合っていたが現在は休業中

          地獄でなぜ悪い

          「ぷ」の長さ朝の5時半が近付くと、一応寝ている人の機嫌を逆なでしない様な爽やかな音楽に軽快なトーン、丁寧な言葉づかいで「時間だから出ていけ」という内容のアナウンスが流れた。 渋々夜明け前の別府に降り立ち、港から駅に向かって海岸沿いをとぼとぼと歩く。寝起きで大きい荷物を持って歩かなければならない状況は今後もあるんだろうか、と海を見ながら足を進めた。 徐々に空が白んでいき、やがて太陽が顔を出す。 ここ最近見てきた静かな海とは違って、はっきりと耳に届く波の音に鳥の声、磯の匂いが

          地獄でなぜ悪い

          2人のおじいさん

          伝道師前の日に早く眠りについたため、早朝に目が覚めた。 まだ道後温泉の開館前の時間だったため、朝風呂をキメてこようと本館へ行った。 昨夜は相部屋の人に教えてもらった別館の方をお勧めされていたので、本館はこれが初めてだった。 早朝だというのに結構な行列。とはいえ、夕方とかに比べると全然マシだが。 開館の時間になると、開館を知らせる太鼓の音が鳴った。 「ドォン。ドォン。ドォン。」 夜明け前、古い日本様式の建物の道後温泉にこの上ないくらいの雰囲気を出す、最高にぴったりなお知らせ

          2人のおじいさん

          土山と土壁

          いい名前、つちぴー知らない人の家での留守番をうさぎと共に少しの間過ごすと「すいません、ほったらかしにしちゃって~」と奥さんが帰ってきた。 すぐに先程道案内をしてくれた男性も帰ってきて一緒に昼食をとりながら、自己紹介などをした。 男性はフランス人で日本文化が好きで留学生として広島の大学に通い、在学中に出会った面白い左官屋さんに影響を受けて左官仕事を始めたらしい。 僕が名乗ると「名前に土がつく。いい名前だね、僕は土が好きだから」と言っていた。 お昼を頂き、このおうちから見え

          土山と土壁

          離島へGO

          大崎上島高松でましょと約束した日に古民家に向かうべく名古屋を出た。 当然今回も青春18きっぷを使いたいので鈍行で向かう。 向かう場所は広島の離島の大崎上島。 お互いが行く日だけを約束していただけで、時間も何も話していなかったので制限時間があるわけでもなく、その日のうちに着けばいいやくらいの感覚。 島に着いたのは夜の7時頃。すっかり日も沈んで真っ暗な中、着いた港から目的の古民家までは1時間ちょっと歩かなければならない。 初めて来た土地を歩くのはいつもドキドキ、わくわくするも

          ひとまず

          急がない田中さんと深夜2時まで語り合った翌朝、これからの移動経路を考えていた。四国を左回りに一周しようというぼんやりとした計画を実行するにはどうしたらいいか。 名古屋で用事があり、戻らなければならない日は決まっていたので、そこから逆算していくと弾丸ツアーで行けば周れない事もない。しかし、それではゆっくり見て回る事ができないと思ったため、四国一周は諦めて予定変更。 徳島県をほとんど横断する形で大塚国際美術館に行き、そこから神戸に渡り、神戸で一泊してから名古屋に向かうというル

          本当の名前

          一軒目ご厚意で泊めていただくことになったビルへ戻ろうと商店街を歩き始めた。一瞬「しまった」と思った。というのも、場所をGoogleマップなどで登録しておかなかったからだ。 最悪連絡すればわかると思ったが、すぐにその選択肢は自分の中から消した。これからの旅に備えて記憶力を鍛えなければと思った。 数時間前の記憶を頼りに歩いていると難なく着き、部屋に戻った。色々な事があったな、と一息つきながら夕飯をどうしようかと考えていると部屋のチャイムが鳴った。 扉を開けると筒井さんカップル

          本当の名前

          世界共通

          ファミリーとはしばらく歩いて高松の商店街を抜けた一角にある少し築年数の経った雰囲気のビルにたどり着いた。一階の貸しテナントは「空き」になっていてテナント募集の手書きの看板があった。 通りに面しているところはガラス張りになっていて、外から中で女性が一人でなにか作業しているのが見えた。 「あ、いるいる」と言ってキキさんが扉を開けて入って行ったので、それについていく。 中にいる女性もこちらに気付き、明るいあいさつでこちらに近付いてきた。見たところ同じくらいの年齢だなと思った。