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私設図書館もんができるまで①

旅から私設図書館もんまで

今となっては私設図書館もんがあることが自分の中で当たり前になってしまっているけれど、今やっている活動って当たり前の様にそこら中にあるわけではないし、今一度自分なりにまとめてみようと思う。

そもそも僕が私設図書館なるものを知ったのは、旅先でのこと。
知りたい方は下の記事からご覧ください。

尾道にある「さんさん舎」さんを紹介してもらい、訪れたのがきっかけ。
訪れた時には、小学生男子とその親が留守番をしていて、3歳くらいの女の子とママさん、リモートワークをしている大人が同じ空間で過ごしていた。
地域の人たちの居場所となっていて、あたたかくて素敵な空間だった。

これだ!とピンときた。

この訪問をきっかけに自分でも地域の人の居場所としての私設図書館をやりたいと考える様になり、それからの旅は自分なりの私設図書館の構想と物件探しの旅となった。

構想

当時の構想の時のメモを振り返ってみたら、割と細かく残っていたので、これから場づくりをしたい人などご興味ある方のためにも少し公開。
2021年8月7日のメモです。

民間学童・私設図書館・古本販売

目的
1. 不登校生徒や居場所のない子どもとの成長→学校に通えるようになるのが目的ではない。
2. 子どもの放課後支援→部活がなかったり、友達がいない子どもの居場所作り
3. 子育てする親の支援(特に1人親や共働きで家に親がいない時間が多い家庭)→女性の社会進出機会促進
4. 地域の縦と横の繋がり→治安対策や地域活性化

立地など
  * 都会に近いが、少し郊外の自然も多い所(家賃が安く土地が広い)→リモートワークができるようになっていく世の中で都会に住み続ける人は減る。
* 子供だけでも通いやすい場所
* ハザードマップ要確認(災害時には少人数でも避難所となれるよう)
* 多少大きな音を出しても周りに迷惑ではない所
* 畑を一緒にできる所
* 公園が近くにある(家賃などの兼ね合いやボール遊びなどができるスペースが必要)
* 開かれた場所(塀などはないのが理想)

建物

2階建ての場合
1階 こどもスペース・キッチン
* お菓子作りや料理実習ができるようキッチンは低めが理想
* 勉強机→学校帰りの子が宿題もできる
* ボードゲーム(古い物だけでなく新しい物も)
* プロジェクター→映画や教材的な映像を観る為(テレビは置かない)

2階 私設図書館・古本販売
* 2階に行く為に1階を通らねばならない→1階にいる子供と2階の利用者が顔を合わせる事で知り合ったりするきっかけを作る
* 販売がメインではない
  * 軽食提供も視野に入れたい→近所の大人の集まる場所作りとして

運営(1人で運営する場合)
曜日
平日(土日のどちらかでイベント開催が理想)
図書館・古本屋の週末利用は予約制

時間
8(9)時〜20(21)時

学童料金
極力お金は取らない方向で。
→家賃や光熱費などの固定費によっては少なからず取らないといけない可能性も。

定期開催イベント
市民先生
地域のあらゆる人を先生にイベント開催(シティズンスクール参考)

運営モデル
設立資金源
家賃や設備投資などによって概算を要算出
クラウドファンディング(お金ではなく宣伝目的)

運営資金源
市民先生イベント→イベントはYouTube等のSNSでも配信
古本販売
軽食販売(将来的にメニューを絞って)

自分のiPhoneメモより

こうやって振り返ってみると、だいぶ最初の方の構想は叶えているなと思う。
では、実際にこれらの構想をどのように形にしていったかを次の記事から振り返ってみます。

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