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#新聞
エッセイ『ところでゴリラは見ましたか』
ザ・イエローモンキーに「見てないようで見てる」という曲がありますが、逆に見ているつもりで見えていないこともあります。
昨日の毎日新聞2面のコラム「火論」に大治朋子さんが書いていました。アメリカで1999年に発表された「選択的注意」なる実験では、黒色と白色のシャツを着た人々がボールをパスし合う動画を作り、被験者に「白いシャツの人は何回パスをするでしょうか?」と質問したうえで、その動画を見せます
エッセイ『セーラー服のおっさん』
令和4年10月7日
本日の朝日新聞に『「不健全」の理屈』という特集記事があり、とても面白かったです。コロナ対策の給付金をめぐる裁判で、国が性風俗業について「本質的に不健全」と主張したことを受けた特集記事なんですが、この記事のなかのミッツ・マングローブさんの文章がよかった。
ドラァグクイーンやスナックママを経て、テレビなどで活躍されているミッツ・マングローブさんは、性風俗産業に対して国が「不
8月17日の新聞1面のコラムたち
「変化球がくると読み、直球がきて見逃し三振に倒れても、根拠があれば選手を責めることはない」ノムさんこと野村克也さんの言葉です。読売新聞『編集手帳』で知りました。そんなことを言いながら、チャンスで凡退したらネチネチネチネチ文句を言ってそうですが。
気象庁が6月に開始した線状降水帯の半日前予測は、なかなか的中が難しいようで、東北に発生した線状降水帯は発表できませんでした。7月に2回出た九州の発生
家康になりたくてもなれないワケ
読売新聞『編集手帳』によると、徳川家康は30歳の頃、武田信玄に大敗を喫しました。籠城を勧める家臣の声に耳を貸さず、決戦に打って出たのですが、結果は敗北。城に帰った家康は、敗軍の将の顔を描かせ、慢心の戒めにしたといわれています。異説の研究も進んでいるそうですが、どうせ働くならこの説の家康みたいな上司のもとで働きたいですよね。一般的な、私が近くでよく見かける上司は、まず、敗北の責任を負おうとしません
もっとみる8月12日の新聞1面のコラムたち
読売新聞『編集手帳』で「黙れ事件」なるものを知りました。日本が戦時体制に向かっていた1938年のこと。政府による人的・物的資源の統制を可能にする国家総動員法案の衆院での審議中、長広舌をふるっていた陸軍の説明員がヤジを飛ばした議員を「黙れ」と一喝した事件。どなられたのは陸軍出身でありながら軍の政治介入に批判的だった宮脇長吉でした。軍による議会軽視の象徴として歴史に残る事件です。軍によるものではない
もっとみるオリビアを聴きながら8月7日の読売新聞『編集手帳』
涌井慎です。趣味は新聞1面のコラムを読むことです。読売新聞『編集手帳』には奈良時代の歌人大伴家持が詠んだ和歌が紹介されていました。
石麻呂に我物申す夏痩せに良しというものそ鰻捕り食せ
夏バテ気味の石麻呂ちゃんにウナギでも食べなよと勧めています。夏の土用にウナギを食べようとキャンペーンを打ったのは平賀源内だという説があり、本来は冬が旬のウナギが夏にも売れるように仕向けた、というようなエピソー