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趣味は新聞コラムを読むこと

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新聞各紙のコラムについて書いたものをまとめています。
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2021年7月の記事一覧

土用の丑の日 Do you know 丑の日?

土用の丑の日 Do you know 丑の日?

夏の土用の丑の日にどうして鰻を食べるのかといえば、なんとなく平賀源内という四字熟語が思い出されはするのですが、それ以上のことは覚えては忘れ覚えては忘れを繰り返すうちにもうどうでもよくなりました。

「う」のつくものを食べるとよいともいいますが、こちらはこちらでスイカなんかを「瓜」と捉える裏技があまりしっくりこないんですよね。料理のさしすせその「醤油」とか腹が立つタイプです。

それでも夏の土用の丑

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全盛期は常に未来にある

全盛期は常に未来にある

近頃お寺の標語が色気づいていて腹が立つことがあります。あわよくばSNSで話題になることを狙っている下心ありありありありありありーゔぇでるち!!な標語にはさよならしたいと思っています。いや、昔は確かに面白いと思ったこともありましたがね、今はなんだか「もういいよ」っていう気分。勝手だなんて思わないでね。でも、彼氏のことを好きで好きで好きでたまらなかったのにお付き合いが長くなるにつれ、「こいつ、ほんまに

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したいけれど、できない。できるけれど、したくない。

したいけれど、できない。できるけれど、したくない。

昨日の長崎新聞『水や空』にゲーテの名言が載っていました。「人生は次の二つから成り立っている。したいけれど、できない。できるけれど、したくない」。

「したいけれど、できない」は可愛げがありますが「できるけれど、したくない」は自分本意ですね。そのうえ、「俺レベルになるとできないことはないけど」っていう驕り高ぶりが見えます。なんというか、「値打ちこいてる」感じがします。例え本音では「できるけれど、した

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夜というのが何のためにあるのか

夜というのが何のためにあるのか

今日の愛媛新聞『地軸』が遠藤周作の著書『明日という日があるじゃないか』の言葉を引用していました。

夜というのが何のためにあるのか。眠りは何のためにあるのか。著書の中で遠藤周作は、「夜や眠りによって今日と区別される明日があるから、私たちは生きる上で助かっている」といっているらしい。愛媛新聞を引用すると「その日に嫌なことや不愉快なことがあっても一晩寝て時間を区切るのだ。次の日には、どうにか鎮まって希

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