「ブルーピリオド」を読んだ:八虎が飼ってる小さな虎
8月27日(土)晴れ
自分自身を振り返る機会が多いせいか、「ブルーピリオド」を何度か読み返している。「ノーマークス」というアート・コレクティブの代表・フジキリオに接したことで八虎の美術の世界が大きく広がるきっかけになった、ということなのだけど、読んでいる途中では八虎がどこへ行ってしまうのかハラハラさせられた。これは、この作品を読んでて初めての感覚ではあったのだけど、受験まで「合格」という明確な目標があり、それに向かってスポ根的に努力してそれを達成してから、藝大に入って広大な