アフタヌーン長期連載陣の注目ポイント:「ブルーピリオド」「スキップとローファー」「おおきく振りかぶって」

5月26日(金)曇り

いろいろ仕事のことで考えていることが多いので、ここに書くようなことがなかなかないのだが、マンガは読んでいる。特に月末になると雑誌が集中し、月刊誌の発売が本来土日のものが金曜日に出たりするので、いろいろ立て込んでくる。昨日は週刊のヤングジャンプとネットのDモーニング、月刊のアフタヌーンとビッグガンガン、それにジャンプ+とヤンジャンアプリを見て、今日は週刊漫画Timesと隔週のスペオリールを読み、コミックゼロサムと月刊スピリッツを買う予定。それぞれ目当ての作品があり、それを読む目的でだんだん他の作品にも手を広げて、という感じになる。単行本だけを買う方が無駄はないといえばないが、新しい作品に出会うチャンスが増えるので、雑誌も買っているという感じだ。

ただ正直、面白いんじゃないかと思って読み始めたけど途中で面白くなくなったのに10巻以上続いている作品とかもあり、そうなると買うべきかやめるべきか迷ったりする。逆に読みたいから単行本でなくKindleで急いで読んだりしてしまって、そこだけ単行本が欠けてるシリーズもあるし、そういう意味でコレクションとしてはかなり欠陥があるものになってしまっている。

また、結局単行本を買わずに雑誌だけで読んでるものも結構あったりして、特にマガジンにはそういう作品が多い。こういうのも何か不思議なものだなと思う。

漫画についての雑感というの多分何かスイッチが入ったらいくらでも書けるのだけど、今はどうもそういう傾向になってないので、またそういう時に書いてみたい。

今アフタヌーンで気になっている作品といえば、まあ新しい作品ではないが展開が新しくなっている作品で、「ブルーピリオド」「スキップとローファー」「おおきく振りかぶって」の三作品だろうか。

「ブルーピリオド」は村井、鉢呂、モモと関わりのある広島へ行ってモモの実家の寺に宿泊し倉庫で製作する展開になる中、彼らの死んでしまった友人の「真田」のエピソードが語られていて、この真田まち子というキャラクターにすごく惹かれるものを感じる一方、それを短期間で思い入れした分だけ喪失感を読者にも与える展開になっていて、実際読んでいて辛くなる。それが八虎の制作にどのように絡んでくるのかはわからないけど、真田の一番はっきりした特徴はすでに高校生の頃から「作家」として生きようと決め、そのために全てを投げ出して活動してきたことなので、それを読んできた結果の死であるなら、その魂の共鳴が彼らを駆り立てるものがあるのだろうなと思う。この辺りはまた先の展開を読んでから書きたい。

「スキップとローファー」は今まで「良い友達」であったみつみと志摩の関係が一度「付き合ってみて」「解消して」それでどうなる、みたいな高校生の男女関係の第二段階、みたいな感じになっているのが面白い。その二人を見てみつみに話を聞いているふみちゃんが志摩と話をして二人の関係を客観的に捉えているところが面白いなと思う。

「おおきく振りかぶって」は1年星10人だけの野球部が進級し、11人の1年生が入って初の紅白戦。チーム内で試合ができるところまで大きくなったのは感無量だけど、今までなかった「部活内上下関係」ができるということがこの物語にどういう影響を与えるかというところは興味深い。

それぞれ、言語化してみると注目ポイントははっきりあるなと書いてみて思った。マンガ紹介とか書く機会があったらまたそういう感じで描いてみたい。

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kous37
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