最近の検索エンジンについての批判
最近の検索エンジンは、一般のユーザーからすると、①得られる情報は、間違いないが、画一的な内容のワードプレスで作られたページが、そのキーワードで、上位に並んだり、②ある特定のキーワードで調べてみると、そんなページの内容は要らないのに、あるドメイン(たとえばac.jpドメイン)を持つ大学のホームページが上位に並んだり、③なぜか、そのキーワードでは、これまた、そんな情報は要らないのに、開業医のホームページが上位に並んだり、④「地縁」で守られている苦労知らずの人のホームページが上位に出たり(→「地縁」で強い人なんて、コンピューターが自動でやっている検索エンジンアルゴリズムで表現できるわけない。人力でしかできないはずである)、⑤検索エンジンのアルゴリズムで、順位が決まったとは思えないような、ホームページの順位になったり、と不満な点が多く見られる。
確かに、昔のSEO対策が被リンクの獲得が中心の頃は、インターネットは、ライバルが多く、サイト制作者が多く参入して、下記で紹介した本が書いているように、人が時間を消耗してしまうというパターナリスティックな配慮があって、検索エンジンの上位表示の方法を変えたということもあるのかもしれないが、インターネットの検索で、お金を稼いでいた人は、死活問題である。
たとえば、私は、このnoteブログ(noteブログはSEOに強いブログだとは言われている)で、「歯医者さんへ歯石を除去しに行った(スケーリング)」というページを作ったが、「歯医者 歯石 除去」という検索キーワードで、Google検索すると、歯科医院のホームページばかり、上位に並ぶことがわかる。歯科と関係のない、専門外のブログから、発出されたページは、検索エンジンから、まったく除外されていることがわかる。そのキーワードでも、「コンテンツSEO」の観点から、上位表示の順番が決めているとすれば、仕方がないが、「歯科の専門家というホームページである+内容がある」という観点から、上位表示の順番が決まっているように見受けれられる。昔の検索エンジンなら、表示される可能性があったと言える。
さらに、私は、このnoteブログで、「関東でお勧めのスーパー銭湯!」というページを作成したのですが、「関東 お勧め スーパー銭湯」というキーワードで、Google検索すると、コマーシャルでやっているような有名ブランドのホームページが上位に来たり、スーパー銭湯の専門のホームページが来たりで、専門外の私のブログなどが、そのキーワードで、検索エンジンに表示されるわけはないという勢いである。「スーパー銭湯という関連度が高いホームページである+内容がある」という観点から、上位表示の順番が決まっているようである。昔の検索エンジンなら、表示される可能性があったと言える。
今は、検索エンジンも、上位100位くらいの2ページ目くらいまでしか表示されなくなってしまったので、無料ブログのページが表示されることは、ありえない仕様となっているように見受けられる。
昔は、被リンクの獲得が検索エンジン上位表示のためには、評価されたりもしたし、「ヤフーカテゴリ」(→今は廃止となっている)なんかに登録されると強くなるよとか言われたり、努力が評価され、それがエンターテイメント的な要素があり、ゲーム性もあり、それが、お小遣い稼ぎにつながったり、面白かったのだが、今は、そういうのはなく、非常に面白くない検索エンジンになったといえる。
おこぼれ的なキーワードでのアクセスがまったくない検索エンジンになってしまいました。その独自ドメイン全体でのホームページやブログの内容での相互関連性などで、検索エンジンにそのキーワードで表示するかどうかを決めていると思われます。
今は、Twitterやnoteブログなど、SNS内でのアクセスの交換が主流となったともいえるが、検索エンジンからの流入が、期待できないのは、正直、面白くないと思う。
他にも、「埼玉 塾」というキーワードで、Google検索すると、地域内順位が、強い順で、ほぼきれいに並んでいると言ってもいいと思う。塾をまとめたポータルサイトや個別具体の塾が、混在していて、非常に見にくい、検索エンジンのページになっているとも言える。このキーワードでは、その地域内順位で、ナンバーワンの塾が、検索エンジンから除外されたりした時期もあったり、SEO対策に熱心な塾が、なんとか1ページ目にランクインしたり、ひきこもごもと言った感じではある。直感的には、人力による検索エンジンの評価がなされているといった感がある。
総じて、現在の検索エンジンは、賛成のところもあるし、昔の検索エンジンの方が良かったという意見もあると思う。検索エンジンの研究は、欠かせないが、研究しても、しょうがないと思うところもある。