晩秋、京都南区の450円。
日本中があちこちを光らせるのに躍起になる。
店内のBGMにも鈴の音が増える。
11月30日は冬への準備で忙しそうだった。
僕は卒業論文の執筆に追われながら、学生も終わりか。なんてありふれた独り言を呟いていた。
サークルだってもうすぐ代替わり、そこからは放り出されたように社会人への入り口に立たされる。
学生が終わるのが嫌なのではない。もちろん次のステップへの変化は受け入れる。
何がこうも寂しくさせるのだろう。
よく分からない気持ちを、毎年大学4年生は抱えているのか。
卒