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つくるヒント

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#文章力

グッと刺さる記事は、どーすれば書けますか?

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いてなくて。 あー、なるほどですね~ なんか物足りない気がする、イマイチな気がする。ふわっとしたのもいいけど、ときには読み手のハートを射抜くような「ええ記事」が書きたい!わかるな~、毎回とは言わないけど。書き手ならそんな、体重の乗った重いパンチ(?)打ってみたいですよね。 ああ、創作大賞とか。たくさん読んでるわけじゃないけど。やっぱ過去の受賞作とか、パンチ力あるもん。 そこには日々のエッセイとはまた違って。ああ「ハレ」の記事って

書いたものを、最後までおいしく読んでもらうには?

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 あー、なるほどですね~ 短い記事でサッと読めるのはわかるけど。そこそこ尺があっても(数千字とか?)興味を保ったままグイッとラストまで読めちゃう記事。ああいうのは、何を意識してるの?わたしの書くものと何が違うの?つまりは「最後まで読ませるチカラ」ってなんですか?? これねー、深い質問だと思って。だって、イタズラに長い記事ダメじゃん!読んでもらえないじゃん!と気づいてるってことだから。 そう、実は文章ってだいたい最後まで

上手い人がさりげなく使う文章術|後編

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 そんなテクニック寄りのこと書いてたの~?って方は、下記を読んでもらって。 評判はボチボチかな~ いつからか「おすすめ」に加えて「高評価」なんて機能もできて。スキ <<< おすすめ <<< 高評価 ってことになるのかな?あとコメントか。書いた記事に反応をいただく。自分で「どうだったかな~?」と評価を推し量る。そんな指標が充実してきました。 いいことですよね、スキだけならいくらでも押せちゃうし。そこを超えて気持ちを届けた

上手い人がさりげなく使う文章術|前編

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 なるほど~、文章のテクニック。 あれですよね?まつぼっくりさんが、思い込みで(?)これはやっちゃダメと思ってたことがあって。わたしが「いや、それも一つのテクニックですよ~」って。で「うそーん!もっと知りたい」と。たしかに、わたしあまりテクニック系のこと書かないんで。 それより大事なのは「考え方」だと思ってるから。もっといえば、姿勢とか思想とか。さらにいえば「生き方」とか。 ただ、ここ「書く部」なんで。もう少しテクニッ

味わいのある文章、豊かな表現力はどこから?

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 実はこの質問を読んだとき、あまりピンとこなくて。わたし、そこに長けてるかな~?って。そもそも「心象風景」を調べてみると「心の中に描き出された風景。また、心に浮かんだ像や思考など」あー、思考も含まれるんだ。ほな、なんかしら書けるか。 でも、もう少し真意を知りたくて。なるべく正確に捉えたいと、突っ込んで聞いてみると。 聞いてみるもんです。レモンさんの疑問というか、知りたい点がよーくわかりました。ざっくりいうと「豊かな表現力

文章の上手い人が、今日も明日もやっていること

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いてなくて。 わー、ありがとうございます! めっちゃ褒められた。でも、連休小僧さんの質問文も読みやすいですよ。数行でも文章力って出るんで。たとえば、一文は長すぎないし。漢字と平仮名のバランスもいいし。多すぎない句読点、疑問符・感嘆符の使いどころ。文句のつけようないですけどね。 え、それじゃ答えになってない?そういう、ありきたりじゃないことを聞きたいんだ。欲張りさんだな~ わかりました。そこまで言うなら、わたしが何やってるかお伝え

文章の上手さはどこに滲み出る?|後編

前回に引き続き、メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 そんなの書いてたのー?って方は、下記を読んでもらって。 どーなんでしょうね? ちょっと反応薄いような気もして。わたしが若干、捉え違えてるのかな?やや技術寄り(?)テクニックの話をしちゃったかな?もっとシンプルに「どんなときに上手くなったと感じるかが聞きたいんだって!」そんな声が聴こえそーなんで、テコ入れしましょうか。 まずはちゃんと質問に答える。これ、めーっちゃ大事なんですよね。いません?質問してるの

グッとくる「いい記事」を書くために|後編

前回に引きつづき、下記の質問に答えていきましょう。 そんなのあるなら、前編から読みたいじゃん!って方は下記を。 ほんと、いい記事ってなんだろー?って思います。 だって、これだけ価値観が多様化した時代にですよ。みんながみんな「いい!」なんてまずないし。いいにも色々というか。おもしろくていい!って方もいるだろうし、ジーンと心に沁みていい!って方もいるでしょう。明確な定義のないアバウトなもんです。 でも、わたしたちはこの「いい」を求めて書いている。人がみんな「しあわせ」の北

上手な書き手がやっている2つのこと

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いてなくて。 なるほどー、せっかちさんだな~ ま、でも気持ちはわかります。いくら「上手くなるには一歩ずつ、じわじわしかないよ」と言われても。パクっと食べて、サッと効く。そんなテクニックもあるんじゃないの?知っとけば有利ってことあるんじゃねーの?わかりました。ちょーどいい事例が入ったんで書きましょう。 けっこー極意というか、上手い人はここを外さないよねってやつ。前置きもそこそこにいきましょうか。それはね・・・

文章が上手いってどーいうこと?

今日もメンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 いや、おもしろい質問だなーと。 役者なら演技を一瞬見ただけで「あっ、プロだ」とわかるように、バスケ選手ならシュートのフォームを見ただけで「全然違う・・・」となるように。物書きにもそれがあるんですか?と。なんて答えがいのある質問なんでしょう。三日三晩考えちゃったよ。 ね、どうなんでしょう?てか、そもそもわたしが答えていーのかな?(ま、答えるんですが) プロもそれぞれだし、人に寄って答えも変わってくると思うんで。わ

なーんか読めちゃう文章の書き方|後編

前回につづいて、下記の質問に答えていきましょう。 なにー、そんな書き方の集大成的なこと書いてたの?って方は下記を読んでもらって。 前回は、ちょーっと技術寄りになったかな? タイトル通り「いつのまにか読めちゃった」のつくり方、そんな文章の書き方。後編はそこも触れつつ、質問文にもあった「大切なことを言っているのに大仰に聞こえず、なのにしっかり入ってくる」ここにフォーカスを当ててみましょうか。 この指摘、けっこううれしくて。なるほどー読みやすい!でも、中身ないな・・・じゃど

なーんか読めちゃう文章の書き方|前編

今日はメンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 わー、めっちゃ褒めてもらって! 気づいたら読んでた文章、いいですよね。あれ?もうおわり??みたいな。読んでる気すらしないというか。スルっとはじまって、グイっと引き込まれて。なるほどーって関心してたら、もうおしまいみたいな。たしかに理想だわ、ほんとにそんな文章書けてんのかな(笑) 甚だ疑問ではありますが。こんな質問もらうってことは、少なからず評価してもらってる部分なのかなーと。 よく「トントンいきましょー」と言っ

何を書くか?どう書くか?問題

今日はメンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いてなくて。 なるほどですね~、前回とはこの記事。 ざっくりいうと「概論」はわかったんで「各論」を教えてくれと。せっかちさんだなー、書きますがな。何を隠そう、わたしだって前回の記事書きながら「ここ、気になるだろうな~」と思ってたんで。だからタイトルこそ違えど、続きものってことになります。 何を書くか?どう書くか?それが問題だ。ハムレットかって感じだけど(読んだことないけど) もの書く人なら、一度は考えたことあるんじゃないか

心地いい文章ってなんだろう?|技術編

今日はメンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。 んー、なんとも本質的な質問。 読んでて心地いい文章ってどんなだ?わたしはよく「スーッと読める」っていうけど、そりゃいったいどんな文章のことを指してんだ?それを、技術と感情の両面から語ってくれと。これはおっきなテーマですよ、ちゃんと書けば本一冊になるんじゃないかな。 言わば、うちはずっとそれを研究してるというか。少なからず評価してもらってる部分もそこかなーと思うけど。 正直、すっごく複合的なものだと思います。よく