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自分に聞いてみて!一発逆転の“幸せ”を祈っていない?本当の意味で“幸せになる”とは?

“これが幸せ”というモデルがなくなって久しく、漠然と“幸せになりたい”という気持ちの漂流が、激しくなっている気がします。

いつの時代も流行はあるものですが、本人主導でそれらを楽しむというよりも、次から次へと現れるそれらに流され消費し続けるうちに取り込まれ、根幹となる価値観まで蝕まれていく社会に恐さを感じます。


幸せになりたいけど、どうしたら?

幸せの形が一人一人それぞれ違うこと、そしてその多様性の幅も大きく広がったことは、誰もが感じていることだと思います。

でも、じゃあ何をどうしたら幸せなのか、それが分からない。

私も、自分を頼りにすることへの不安から周りの言葉に右往左往ばかりしていた頃は、同じ状態だったなと思います。

思い起こすと、漠然と“幸せになりたい”と常に思っていた。魔法か何かで、一瞬にして今の人生を理想の状態に変えてほしいと願っていた。

でも、“その理想の状態”すら具体的によく分かっておらず、何もかもが曖昧のまま、どこか一発逆転を祈っていたような気がします。

そこに大きな変化をもたらしたのが、うつ病闘病経験だったと思うのですが、“幸せになること”に対する概念が大きく変化し、“自分で自分を幸せにする過程を楽しむ”生き方に変わったと感じています。

うつ病で長く体の自由が効かなくなった時、否が応でも自分の気持ちと向き合わざるを得なくなりました。

不満や逃げから、これまで斬り込んでこなかった自分自身の汚い部分、さらには、恐さや面倒くささから観察や内省を怠ってきた部分にも焦点を当てるようになりました。

そういう時期を経て、自分は自分自身についていかに何も知らないか、を思い知るようになりました。

自分がどういう環境を好み、どんなことに幸せを感じ、どんな状況で苛立ったり怒りを感じるのか。

当然分かっていると思っていたこれらの“自分を幸せにするための鍵”を、実は殆ど分かっていなかった、ということに気づいたんです。

自分を幸せにするための鍵とは

自分を幸せにするための鍵になる情報は、私のケースになりますが、例えばこれらです。

(身体面)

①ハラハラすることによるストレスの大きさ

上京してから数年シェアハウスに住んでいたのですが、トイレや洗面所が共有だったので、朝の出勤時間帯は特に他のシェアメイトとバッティングしがちでした。

遅刻が心配になり、何となく早めに行動するようになったことで、家を出る時間が自然に5~10分早まりました。

ある時ふと、自分の心の状態がこれまでよりもリラックスして余裕があることに気づきました。

これまで当たり前で何十年と繰り返してきた、“間に合うかな”のハラハラ・ドキドキは、非常に体に良くない、これは大きなストレスだ、と初めて気づき衝撃を受けました。

以降、ギリギリ人間を卒業し、早めの行動を心がけるようになりました。

②聴覚・気配過敏のストレスの大きさ

私はマンションコンシェルジュとして約10年勤務したのですが、時々気が狂いそうになるほど一気にストレスを感じる状況がありました。

観察を続けるうち、自分は音や気配に非常に敏感で、電話中に隣で雑談されたり、真剣に調べものをしている最中に周りをウロウロされたりすると、集中力が分散し、キャパシティを超えると、大声で叫んで走り出したくなるほどの衝動に駆られることが分かりました。

(強みと弱み)

①パーソナルなアプローチは強いが、対大勢の場は弱い

初対面の人とも臆することなく話せ、打ち解けられる自信があった私ですが、大規模のとあるパーティに出席した時は、非常にショックを受けました。

次から次へと渡っていくような社交スタイルに馴染めず、終始壁の花と化してしまいました。

自分の強みを上手く生かせる環境について知ることも大切だと実感しました。

②読書は並行して何冊も読む方が合う

読書は楽しいと思いつつ、どうも続かない…と改善方法を探っていたところ。

多動と飽きっぽい気質に気づき、数冊を同時進行で読むスタイルに変えました。

こんな方法、常識から外れると最初は抵抗があったのですが、自分に合った方法を取れば良いかと思い直し、採用することにしました。

(プライベート)

①雨の日が憂鬱

ある時、自分は雨の日に非常にテンションが下がると気づきました。

撥水加工や晴雨兼用のオシャレ靴、カラフルな色の傘など、お気に入りの雨具を増やしました。

②好きな映画のジャンル

サスペンスや推理ものが好きだと思っていたので、刑事ものを多く見ていたんですが、中にはあまりハマらないものもあったので、どういう部分に惹かれるのか?をより深く考えながら鑑賞を続けてみたところ。

心理戦が好きなことと、癖が強いキャラクターに惹かれることが分かりました。

観たい映画を探す時、人にオススメを聞く時にも、より具体的に好みを伝えられるようになりました。

③少人数が落ち着く

敏感な気質のため、大勢での活動は疲れるうえ、集中力が削がれ実りが少ないと実感するようになりました。

このことからイベント参加時は少人数のものを選びますし、英会話レッスンは割高でもマンツーマン指導を選択。充実度が違うと感じています。

自己理解により得られる効果

こんなふうに、自分の気質、得手不得手、好みを把握していくことで、下記のような効果が得られます。

・身体的に楽なライフスタイルに変えていくことができる。

・自分と相性の合う人、仕事、環境を見つけたり、改善しやすくなる。

・自分の強みを生かせるようになる。

・合わない誘いを断ったりできることで、自分の時間を大切にできる。

・自分の興味をより深められる。

・自分をより良く表現できるようになる。

・ご機嫌な時間を増やせる。

・自分を自然に好きになり、慈しむことができるようになる。

本当の意味で“幸せになる”とは

自分にとってより心地良く、充実度も高い職場、人間関係、生活ルーティンがあることに気付かず、ただ漫然と、不満を言いながらただただそれを繰り返している、という人も実は多いのでは、と過去の自分を振り返って思います。

本当の意味で“幸せになること”とは、外からの力で自分や自分の生活が急に理想的なものに変わる、ということではなく、自分で自分自身を幸せな方向に導いていくことではないか。

偏った考えや思い込み、罪悪感など自分が縛られていたものから解放されたり、心から好きだと感じるものを自分の意思で選んで傍に置いたり、それらに関わったりすることで、充実感や喜びに満たされ、人生を感情豊かなものにすることではないか、と思います。

具体的には「自分で気づいて、自分で動いて、自分の人生の質を上げること」ではないかと。

自己理解は、自己観察から

自分のことを知ろう!と思ったら、自己観察の癖をつけることがまず第一歩ですが、この癖が身に付くまでにはちょっと努力が必要です。

これまで気にしていなかったことに意識を向け、いろいろな方向から考えたり、疑問を持って繰り返し静かに観察を続けるというプロセスが必要になるからです。

ココナラ上で、インタビューを通して自己理解をサポートするサービスを提供していますが、「自分のどんなところが好きですか?」「口癖はありますか?」「今の仕事のどういうところに喜びを感じますか?」といった質問に、「えー…、考えたことなかったなぁ」「何でだろう…」という答えをされる方が殆どです。

人に質問されて考えることで、初めて脳内のいろんな引き出しから思い出や気づきが引っ張り出されて発見に至る、ということが非常に多いです。

このアハ体験、すごく面白いですよ!

ご興味ある方は、是非お問合せくだいませ♪

この面白さに気付いてもらいたい!ということで、こんなイベントも企画してみました。

たまにはスマホを片付けて、会話を楽しみつつ、自己発見を楽しみませんか?完成品をお持ち帰りいただけます♪

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言葉レリーナ
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