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人間関係についてまとめたマガジン

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新しい人との仲良くなりかた、人付き合いのために心に置いておきたいことなど、人間関係に関するnoteが読めるマガジンです。
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#コラム

思いを繋げるインターネット。

クラウドファンディングって、新しいようだけど、昔からある「義理人情」と似ている。 クラファンは、なにかやりたいこと、商品の製造やイベント開催に必要なお金を、ネットを通して集めること。 友達や知り合いが、応援の意味を込めて協力することや、会ったこともない人が、想いに共感して資金を支援してくれる。 この、困っている誰かを助ける気持ちというのは、近所の人に調味料を貸したり、遠い親戚の子が地方から出てきたときに泊めてあげたりする、義理人情となんら変わらない。 みんなが一人でス

友だちに、インタビュー。

友だちだからこそ、知らないこともある。 仲がいいからこそ、恥ずかしくて話さないこと、踏み込みにくいことがある。 今日、ペアインタビューをやった。 カウンセリングでも使われる手法の一つで、二人組を作り、答える役と質問する役を交代で行うものだ。 質問をする人は、質問と相槌以外をしてはいけない。つまり、自分の意見を挟んだり、答えを遮ってはいけないというルールがある。 その代わり、時間内であれば好きなことをいくらでも聞いていい。 今日はほとんど初対面の人とやったけれど、以

合わないんじゃない、早く出会いすぎただけ。

最近、好きな本と嫌いな本のほかに、「今じゃない本」が分かるようになった。 好き嫌いは、単純に内容の質だ。 面白いと思えば好きだし、つまらないと思えば嫌いな本。 一方で「今じゃない本」は、内容の質が良いか悪いか以前に、その本がやろうとしていることが、今の自分にあっていない。言い換えると、その本の読者に自分が当てはまっていない本だ。 ゲームにレベル1、レベル2と違ったステージがあるように、本にもレベルがある。しかし、学校の授業みたいに、誰かが管理しているわけでも、みんなが

しない理由なんて、ない。

グッと生きやすくなる魔法。 それは、何かを「しない」のに理由はないと、心に留めておくことだ。 「何であれをしないの?」という質問は、珍しいものではない。 どうしてピアスを開けないの? どうして明日来ないの? などなど。 どうして「しなかったのか」と聞かれると、いつも答えに困る。 たしかに、意識して何かをしないことだってある。最近食べ過ぎているから、食後のデザートはやめておこうとか。 でも大抵の場合、何かをする理由はあっても、何かをしない理由なんてない。しいて

崖っぷちにいる人とのコミュニケーション

「on edge」という英語の表現を最近覚えた。"Everyone is on edge" という風に使うらしい。 直訳すると「端にいる」で、気が立っている・ピリピリしているという意味だ。 日本語のピリピリしているという表現より、崖っぷち感があって好きだった。 誰かの対応が素っ気なかったときや、トゲのある言葉を言われたとき、小さなことだとわかっていても、少しへこむ。そんなとき、愚痴った相手に「 "on edge" だからじゃない?」と言われると、仕方ないかなと思えてくる

わたしらしさに必要なのは、選ぶ勇気。

幸せになるためには、選ぶ勇気が必要なのかもしれない。 あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ”勇気”が足りない。いうなれば「幸せになる勇気」が足りていないのです。 ベストセラー・嫌われる勇気でも、哲人はこう話す。 幸せになる勇気の説明は「嫌われる勇気」に譲って、このnoteでは選ぶ勇気について考える。 幸せには、いろいろな勇気や覚悟が必要みたいだ。 この二つのツイートはどちらも、自分が誰に影響される

今日は頼って、明日は頼られての関係

一人で生きられる人を、かっこいいと思っていた。 今も、思ってはいる。 自分で気分をコントロールして、機嫌に関わらず人に笑顔で接して、自分で自分の課題を見つけ、そして解決するために歩み続けられる人。 孤独に生きるというより、人に迷惑をかけず、自分の問題を自力で解決できるというイメージだ。そんな風に自立した人は、人にも好かれるだろう。 でも、別に一人で生きる必要はないんだよなと気付いた。 後輩の悩みを、かつて自分も通った道だと先輩がアドバイスしたり。 自信がなくなって

ドロドロの嫉妬は、キラキラのコンパスになる。

え、ずるい。 あなたばっかり心配されて。 あなたばっかりひいきされて。 あなたばっかり得して。 そんなふうに思ったときは、自分について知るチャンスだ。 ずるいというちょっとドロドロした感情には、いろいろなものが混ざっている。嫉妬だったり、理想の自分だったり、嫌いな今の自分だったり。 それをしっかりと分析して分けることで、ドロドロとした感情は、キラキラした自分へのコンパスになる。 まず、「何が」ずるいと思うのかを考える。 たとえば、大げさに褒めることでサッカー部

幸せだって言ってる人を、祝おう

人は、名付け親になりたがる。 自分がつけた名前を、みんなにも使わせたがる。 結婚を幸せなものと名付けたら、それを他のみんなにも使ってもらおうとする。そのために、独身を不幸せなものと呼ぶのだろうか。 そんなことを、このnoteを読んで思った。とってもとっても良いnoteだった。 たしかに、私たちには目の前のものを好きに呼ぶ権利がある。 道端に咲く黄色い花を「サリー」と呼び愛でてもいいし、育てているトマトの苗を「とまちゃん」と名付けても良い。 人がだれかに抱く思いを、

答えがない自分探しは、終わりにしよう。

私らしさってなんだろう。私の個性って何だろう。 これらは悩みの定番だけれど、本当の自分なんて、きっとどこにもいない。 なぜなら、個性は作るもの、もしくは気がついたらできているものだからだ。 中学の同窓会で久しぶりにあった友達に、「そのしっかりしているところ、昔から変わってないね〜」と言われた。 でもその「しっかりしている」というのは、元から決まっていた個性ではなくて、たくさんある特徴の中から最終的に残したもの、もしくは残ったものだ。 小学生の頃には他にも、自分中心な

「いつも暇そうだね」は褒め言葉。

いつも暇そうだね、と言われる人でいたい。 社長は暇な方が良いという言葉がある。社長が暇だということは、会社が上手に回っているということだからだ。 社長であるか否かにかかわらず、暇でいるということは、一番優しいことなんじゃないかなと思う。 確かに、いつもあくせく働いて忙しそうにしている人の方が、頑張っているようにみえる。 目の前に困っている人がいたら片っ端から手を差し伸べて、限界という状態まで人助けをし続けるというのも、素敵なことだろう。 でも私が慕うのは、いつも暇そ

あの人と分かり合うための「違う星の人理論」

以前エッセイの書き方を学ぶ授業を受けた。そこで、いろんな対立の解決策になるかもしれない「違う星の人理論」を学んだ。 それを見つけたのは、読者から集めた悩み事に対して「シュガーさん」が解決法を提案するという形の本だった。実際にそういうウェブサイトがあり、あまりに人気で書籍化したらしい。 妊娠六ヶ月半で子供を流産してしまった女性に対するシュガーさんの回答が、半年ほど経った今も忘れられない。 Don't listen to those people who suggest

気持ちの温度を合わせる

うちの犬は、家族の誰かが帰ると、決まってお出迎えしてくれる。 しかも、そのお出迎えの仕方が賢い。 「ただいまーーーーー💓」と帰れば、「おかえり〜〜〜〜〜!!」のテンションで尻尾をブンブン振り、足に飛びついてくる。 「ただいま〜」と少し抑えめで帰ると、「おかえり〜」のテンションで、足元をくるくる回って、ふいっとソファに帰る。 そう、きちんと私たちに気持ちを合わせてくれるのだ。 この「同じ温度の気持ちを返す」というのは、コミュニケーションにおいてもとても大切だ。 テス

人に期待しないのではなく、信頼する。

少し前に、人に期待するのを止めようと決めた。 それは、困っていた私を助けてくれなかった友人に対して、怒ってしまったからだった。 結局自分でなんとかできる程度の問題だったし、自分のために働くことを勝手にお願いして、断られたら怒るなんて、自分勝手だったなと思った。 それだけ聞くと聖人みたいだけれど、結局他人の行動なんて私にはどうしようもできないから、いちいち期待してがっかりするくらいなら期待しない方が楽だな、と思っただけだったりもする。 でも、相手が決めた時間通りに来るは