気持ちの温度を合わせる
うちの犬は、家族の誰かが帰ると、決まってお出迎えしてくれる。
しかも、そのお出迎えの仕方が賢い。
「ただいまーーーーー💓」と帰れば、「おかえり〜〜〜〜〜!!」のテンションで尻尾をブンブン振り、足に飛びついてくる。
「ただいま〜」と少し抑えめで帰ると、「おかえり〜」のテンションで、足元をくるくる回って、ふいっとソファに帰る。
そう、きちんと私たちに気持ちを合わせてくれるのだ。
この「同じ温度の気持ちを返す」というのは、コミュニケーションにおいてもとても大切だ。
テストで100点を取って友達に報告するとき、私は褒めてほしいというよりも、一緒に喜んでほしいという気持ちを抱く。同じ温度で喜んでくれる人ほど、私を大切にしてくれているのかなと思う。
もちろん、人によってテンションの上がりやすさ、下がりやすさは違うから、相手が静かに私の成功を喜んでくれている場合もあるだろう。だから、相手の反応で気持ちを測るべきではないというのは、忘れないようにしたい。
でも、言葉ではなかなか伝わらない自分の気持ちを伝える方法として、「同じ温度の気持ちを返す」という方法を持っておくと、きっと役に立つ。
相手が嬉しそうだったら、意識して温度を合わせて一緒に喜ぶ。それだけで、「あなたに何か良いことが起こったことが、私は嬉しい」という気持ちはきっと相手に伝わる。
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