思いを繋げるインターネット。
クラウドファンディングって、新しいようだけど、昔からある「義理人情」と似ている。
クラファンは、なにかやりたいこと、商品の製造やイベント開催に必要なお金を、ネットを通して集めること。
友達や知り合いが、応援の意味を込めて協力することや、会ったこともない人が、想いに共感して資金を支援してくれる。
この、困っている誰かを助ける気持ちというのは、近所の人に調味料を貸したり、遠い親戚の子が地方から出てきたときに泊めてあげたりする、義理人情となんら変わらない。
みんなが一人でスマホを見るようになって、親戚がバラバラに住むようになって、人同士の繋がりが希薄になった現代というのが、決まったイメージとして広まっている。
それも事実だが、私たちの思いやりの心は、ただ形を変えただけなのかもしれない。
インターネットという新しい道具の力を借りて、むしろ遠くの人にも思いやりを届けることができるようになったのが、今なのかもしれない。
実は今、中高生に向けたサマーキャンプの準備として、クラウドファンディングをしていて、そんなことを思った。
滋賀の良さを伝えるためのキャンプだけれど、東京の大学生も参加している。
月に一回、滋賀と東京をビデオ通話でつないで、みんなで話したり。滋賀で出会った素敵な人の話を、ツイッターで全国に広げたり。
思いさえあれば、できることは、たくさんある。
それは、今も昔も変わらないのかもしれない。
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