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わたしらしさに必要なのは、選ぶ勇気。

幸せになるためには、選ぶ勇気が必要なのかもしれない。

あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ”勇気”が足りない。いうなれば「幸せになる勇気」が足りていないのです。

ベストセラー・嫌われる勇気でも、哲人はこう話す。

幸せになる勇気の説明は「嫌われる勇気」に譲って、このnoteでは選ぶ勇気について考える。

幸せには、いろいろな勇気や覚悟が必要みたいだ。


この二つのツイートはどちらも、自分が誰に影響されるのか、誰の意見を聞くのかを選ぶことが、健康な人間関係に必要だと言っている。

しかし選ぶというのは同時に、捨てるということでもある。


明るい人と一緒にいると、いつもは元気が出るけれど、自己嫌悪が募った時には、ますます自信をなくしてしまう。

誰にでも優しい人は、一緒にいると安心けれど、私だから特別に優しいってわけじゃないんだよなと淋しくなるときもある。

だからといって、明るくなるな、優しくするなと言っているわけではない。

そうではなく、「明るくなる」ことを選ぶのは、「暗い」ことの良さを捨てることでもあるという話だ。


これは、どんな自分を目指すか、誰と時間を過ごすか、夜ご飯で何を食べるかなど、ありとあらゆる選択に通じる。必要なものを選び、不必要なものを捨てていく覚悟が、幸せになるためにはどうしても必要なのだ。

どうして選ばなければいけないのか、間ではいけないのか。両方の良さを目指していてはいけないのか。そう思うかもしれない。

でも、定期的に実感するのは、選ばないと、ないものねだりは終わらないということ。

エビフライを選んで、エビフライの良さを満喫できる人は幸せだ。でも時間に迫られてエビフライを選び、あぁあっちのハンバーグにすればよかったと後悔する人もいる。

これは、選択を間違えたのではなく、選ぶ勇気を持たなかったからする後悔だ。その勇気を持たなければ、何を選んだとしても、あぁこれにしなければよかった、あの人の料理の方が美味しそうだなと羨むことになる。隣の芝生は青く見えるものだから。

どうやったって、ファミレスにある料理を全部食べることはできない。それならば、選ぶしかない。

だから何かを選ぶという勇気、つまり選んだものの短所も受け入れ、かつ選ばなかったすべての可能性を捨てる勇気が、必要なのだ。


きっとそういう選択を繰り返すことで、「わたし」というものができていく。何かを選んだ時に、人は強くなる。

もちろん、なんか違うなと思ったら、選び直せばいい。

一番良いものを選ばなきゃと気張らなくても、きっとあなたは自然に自分に合ったものを選んで、あなたになっていく。そして必要な時に、人が勝手にあなたらしさに価値を見出してくれる。

だから焦る必要はないけれど、それでもたまに「これを選んで正解だったのかな」と不安になってしまう。他の人と違うものを選んだ時は、特に。

あれが無いよ?これはいらないの?と周りの人や、自分の中の悪魔に迫られることも、あるかもしれない。

そんなとき、必要なのは勇気だということを思い出したい。

全部は選べないから、わたしはこれでいく。

そんな風に、選ぶ勇気。自分の選択を信じて進む勇気だ。

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