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人間関係についてまとめたマガジン

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新しい人との仲良くなりかた、人付き合いのために心に置いておきたいことなど、人間関係に関するnoteが読めるマガジンです。
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#エッセイ

協調性、謙虚さ、尊敬の2021へ

私には、協調性がない。 就活で思ったような結果が出ない理由を、そう分析した。 インタビューなどで話をすると「若いのにそんなに考えていてすごいですね」と言われる。なのに面接では落とされる。その理由を、「一人の人間として応援はするけれど、一緒に働きたいとは思わない」ような人間だからだと分析した。 考えているのに考えていないと面接で思われるのは、見せ方の問題なので就活の型を学べば解決するはずだ。しかし、一緒に働きたいと思えないというのは、確かにそうかもなと自分でも納得してしま

他人への想像力とは、知識、能力と態度。

最近、「想像力」という言葉を耳にする。わたしもよく使う。 大きなお城とか壮大な冒険を描く能力とはまた別の、他人を慮る能力という意味だと理解している。 でもけっきょく、他人への想像力ってなんだろう。 「他人への想像力がない」という批判に、もう一歩踏み込んでみる。他人への想像力がない人は、具体的になにが欠けているのだろう。想像力には、何が必要なのだろう。 わたしは、「他人への想像力=知識 × 能力 × 態度」という仮説を立ててみた。 他人の人生、感じ方についてのデータ想

偏頭痛から生まれた想像力

高校からの友人に、行きたい会社の選考のために推薦状を書いて欲しいとたのまれた。形式は自由とのこと。ワードやパワーポイントも検討したが、みなさんからのいいねが彼女の自信にもなるのではないかと思い、noteを選んでみた。 彼女とは中学校も一緒だったが、その頃はあまり話したことがなかった。高校二年生で初めて同じクラスになったが、それでも違う友達の輪にいたのでたまに世間話をするくらいの仲だった。 高校三年になり、選択授業いわゆる文理に分かれた授業が始まった。たまたま時間割がほとん

恵まれて、幸せを勝ち取るということ。

成功した人が、口を揃えて人に恵まれていたと答える。 それは、偶然ではない気がする。 たまたま人に恵まれている人だけが成功するというよりも、その人は恵まれるべくして恵まれていたような、そんな感覚。 最近、友達の友達に誘ってもらってコピーライターとしての仕事を始めることができたり、以前通ったライター講座のつながりで記事を書く話をもらったりした。 友達の友達にクリエイティブカンパニーを起業しようと思う人がいたこと、メディアの編集長をしている人が同じライター講座に通ってい

理不尽に傷つけられたあなたに、戦う義理はない。

「私も悪かった。」という社交辞令に、「本当だよね、君も悪い。」と返されたら、基本的に誰でもイラっとするのではないだろうか。 「お前が言うな」をまとめたこのツイートは、とてもしっくりきた。 謙遜と相手を思いやる表面上のやり取りは、両者に相手を敬う心があって初めて成立する。 片方にそれが欠けていれば相手が搾取される形になり、搾取された側はじゃあ私もと相手を蔑む形で応戦するか、そっと離れる。 さっきの例でいえば、「いやいやでも、本当に悪いのはそっちでしょ!」とさらに言い返

思いを繋げるインターネット。

クラウドファンディングって、新しいようだけど、昔からある「義理人情」と似ている。 クラファンは、なにかやりたいこと、商品の製造やイベント開催に必要なお金を、ネットを通して集めること。 友達や知り合いが、応援の意味を込めて協力することや、会ったこともない人が、想いに共感して資金を支援してくれる。 この、困っている誰かを助ける気持ちというのは、近所の人に調味料を貸したり、遠い親戚の子が地方から出てきたときに泊めてあげたりする、義理人情となんら変わらない。 みんなが一人でス

友だちに、インタビュー。

友だちだからこそ、知らないこともある。 仲がいいからこそ、恥ずかしくて話さないこと、踏み込みにくいことがある。 今日、ペアインタビューをやった。 カウンセリングでも使われる手法の一つで、二人組を作り、答える役と質問する役を交代で行うものだ。 質問をする人は、質問と相槌以外をしてはいけない。つまり、自分の意見を挟んだり、答えを遮ってはいけないというルールがある。 その代わり、時間内であれば好きなことをいくらでも聞いていい。 今日はほとんど初対面の人とやったけれど、以

合わないんじゃない、早く出会いすぎただけ。

最近、好きな本と嫌いな本のほかに、「今じゃない本」が分かるようになった。 好き嫌いは、単純に内容の質だ。 面白いと思えば好きだし、つまらないと思えば嫌いな本。 一方で「今じゃない本」は、内容の質が良いか悪いか以前に、その本がやろうとしていることが、今の自分にあっていない。言い換えると、その本の読者に自分が当てはまっていない本だ。 ゲームにレベル1、レベル2と違ったステージがあるように、本にもレベルがある。しかし、学校の授業みたいに、誰かが管理しているわけでも、みんなが

しない理由なんて、ない。

グッと生きやすくなる魔法。 それは、何かを「しない」のに理由はないと、心に留めておくことだ。 「何であれをしないの?」という質問は、珍しいものではない。 どうしてピアスを開けないの? どうして明日来ないの? などなど。 どうして「しなかったのか」と聞かれると、いつも答えに困る。 たしかに、意識して何かをしないことだってある。最近食べ過ぎているから、食後のデザートはやめておこうとか。 でも大抵の場合、何かをする理由はあっても、何かをしない理由なんてない。しいて

崖っぷちにいる人とのコミュニケーション

「on edge」という英語の表現を最近覚えた。"Everyone is on edge" という風に使うらしい。 直訳すると「端にいる」で、気が立っている・ピリピリしているという意味だ。 日本語のピリピリしているという表現より、崖っぷち感があって好きだった。 誰かの対応が素っ気なかったときや、トゲのある言葉を言われたとき、小さなことだとわかっていても、少しへこむ。そんなとき、愚痴った相手に「 "on edge" だからじゃない?」と言われると、仕方ないかなと思えてくる

わたしらしさに必要なのは、選ぶ勇気。

幸せになるためには、選ぶ勇気が必要なのかもしれない。 あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ”勇気”が足りない。いうなれば「幸せになる勇気」が足りていないのです。 ベストセラー・嫌われる勇気でも、哲人はこう話す。 幸せになる勇気の説明は「嫌われる勇気」に譲って、このnoteでは選ぶ勇気について考える。 幸せには、いろいろな勇気や覚悟が必要みたいだ。 この二つのツイートはどちらも、自分が誰に影響される

今日は頼って、明日は頼られての関係

一人で生きられる人を、かっこいいと思っていた。 今も、思ってはいる。 自分で気分をコントロールして、機嫌に関わらず人に笑顔で接して、自分で自分の課題を見つけ、そして解決するために歩み続けられる人。 孤独に生きるというより、人に迷惑をかけず、自分の問題を自力で解決できるというイメージだ。そんな風に自立した人は、人にも好かれるだろう。 でも、別に一人で生きる必要はないんだよなと気付いた。 後輩の悩みを、かつて自分も通った道だと先輩がアドバイスしたり。 自信がなくなって

ドロドロの嫉妬は、キラキラのコンパスになる。

え、ずるい。 あなたばっかり心配されて。 あなたばっかりひいきされて。 あなたばっかり得して。 そんなふうに思ったときは、自分について知るチャンスだ。 ずるいというちょっとドロドロした感情には、いろいろなものが混ざっている。嫉妬だったり、理想の自分だったり、嫌いな今の自分だったり。 それをしっかりと分析して分けることで、ドロドロとした感情は、キラキラした自分へのコンパスになる。 まず、「何が」ずるいと思うのかを考える。 たとえば、大げさに褒めることでサッカー部

幸せだって言ってる人を、祝おう

人は、名付け親になりたがる。 自分がつけた名前を、みんなにも使わせたがる。 結婚を幸せなものと名付けたら、それを他のみんなにも使ってもらおうとする。そのために、独身を不幸せなものと呼ぶのだろうか。 そんなことを、このnoteを読んで思った。とってもとっても良いnoteだった。 たしかに、私たちには目の前のものを好きに呼ぶ権利がある。 道端に咲く黄色い花を「サリー」と呼び愛でてもいいし、育てているトマトの苗を「とまちゃん」と名付けても良い。 人がだれかに抱く思いを、