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腸活迷走夫婦と食物繊維神話の崩壊

アラカン・アラフィフ夫婦のオナラ話です。
興味がない、不快だと思われる方は、このままご退場いただけます。

私はお尻の筋肉が弱い。そして、お腹も弱い。
よくお腹を壊します。特に、畜産系四つ足食肉との相性が悪い。一般に「美味しい」箇所はそもそもあまり食べられず、翌日にはお腹を壊すのだから、焼肉とは縁のない生活を長く送ってきました。

ただの「四つ足」ではなく、”畜産系”四つ足限定なのは、猪・鹿・熊などのジビエ系はお腹を壊さず、むしろ元気になるから。「すき焼き食べたい」「焼肉食べたい」と言うことはないのに、冬になると「熊鍋食べたい」「猪鍋食べたい」「お雑煮は鴨肉最強」など言い出します。

野菜は平気。あんたうさぎか?青虫か?のレベルで、葉物や根菜をよく食べていました。

ところが、この数年どうにもオナラがくさい。
「◯◯ちゃん(嫁のこと)、おならした?」と、高確率でバレるのです。ギャン。

こちらは、バレないように、場所を変えてオナラをしてくるのに、愛犬が主について回るように、オナラがついてくる。犬ならいいけど、おならがついてきても、なんの可愛さもありません。しかも、私がこっそりオナラをした場所に、夫は偶然にもなぜか行く。なんで今そこに行くのよ。

という、どうにも救いのない生活が続くこと数年。
便秘気味の夫と、やたらオナラが臭い嫁。

ありとあらゆる整腸剤や乳酸菌、酪酸菌を試し、誰にも食物繊維が少ないとは言わせない量と種類の野菜を食べ続けたのですが、夫の便秘は一次的に軽く改善しても便秘くんは戻ってくるし、嫁のオナラも博打みたいに日によって当たり外れが繰り替えされるのです。
悲劇というか、喜劇というか。

ある時、刃物、いやいや葉物を多く食べた時が臭いのでは?ということに夫が気がつき、少し気にしてみることに。これが意外と当たっていたようで、特に小松菜、ほうれん草、青梗菜などをたくさん食べるとハズレになる確率が高い。キャベツや白菜、サニーレタスなどはセーフ。

そんなわけで、野菜、特に葉物食べ過ぎ禁止令が発行されたのでした。
そして、野菜を減らす代わりに、夜ご飯に少量のご飯(米)も復活。

田舎暮らしをしていた頃、肉体労働も多かったため、夜もご飯(雑穀米や玄米)をモリモリ食べていました。で、私だけ腰回りがぷよぷよ化したのです。

さすがにこれではイケてません。耐えられません、ということで、基本的に夜はご飯(お米)なし。炭水化物はお昼ご飯に、と食事を変えました。1〜2ヶ月で体重も体型も戻り、めでたしめでたし。

という、我が家にしては数少ない貴重な成功体験を捨て、ぷよぷよ時代に戻すという残酷な展開に。

妥協案として、ご飯(お米)の量はお昼の半分、具沢山のお味噌汁やスープをメインに、一汁一菜系にすることで決着。私は腸活から完全離脱、夫はもう1種取り寄せていたサプリに取り組んでから腸活休止に。

葉物を減らしたことが良かったのか、夜にお米を食べるのが良かったのか、お米を食べることで食事全体の量が減ったことが良かったのか、夫に、「最近オナラしないの?」と聞かれるほど、オナラ問題は早々に解決。夫の便秘問題も改善中。なお、私の腰回りぷよぷよ化は今のところ許容範囲内で留まっています。

解決の糸口が、夜のご飯(お米)なのか、野菜半減なのかもわかりませんし、検証する気にもなりません。だって、私のオナカは数ヶ月前のお腹とは違う細胞に入れ替わっているのだから。

それでも、言いたい。

なんで、なんで、なんで、なんで????
あんなに野菜ばっかり食べていたのに。
あんなに整腸剤や乳酸菌のサプリにお金も時間もかけたのに。

確かなことは、我が家の食事がどうも間違っていたらしいということ。
そして、私の腸内細菌はナンタラ菌を投入しても、ガン無視するということ。

いつまでも終わらないこの夏。暑さに負けず、食欲が落ちることもなく、楽しく美味しく食べたからまぁいいか。

恥を忍んでオナラ臭臭クサクサ病をここに晒したついでに、私の腸活の不憫な歴史と、食物繊維最強神話をここに書き捨てておきます。


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