そして、空海に出会う
四国にせっかく移住したので、お約束のアレを齧っている。
お遍路で88箇所を1周するのは後日としても、時折あちらやこちらの札所へのお参りをし、形だけとはいえ真言を唱えます。修行を積んだことにはしてもらえないでしょうが、大日如来の大いなる智慧と慈悲で救われる日が来るかもしれません。
日頃の運動も兼ね、お参りを重ねる某古刹。
山門にたどり着くには、遍路道と呼ばれる参道プチトレッキングをしなければなりません。その距離約2km。行きは上りしかない、ひたすら上ります。
行きよりも帰りの方が早く感じる現象リターントリップエフェクト(Return Trip Effect / RTE)はバリバリに感じますが、何度登っても体力的には楽にはなりません。しかもつい先日までは、高温多湿で汗だく。水遊びでもしたのかい?レベルに汗をかくのは、寒風にさらされるのと同じくらい体に悪いのではと思うほどです。
そんな汗だくプンの夫婦に、道中でひとときの安らぎを与えてくれるのが、犬たち。人間でも汗だくになるような参道プチトレッキングが、お散歩コースのようです。ヘロヘロになって上がってくるイッヌもいれば、ちょこちょこ平気そうにあがってくるイッヌもいます。ついニコニコ見てしまいます。
その中でも、頻繁に出会う犬が2匹。2匹とも、とても優しく穏やかな表情をしたシニアと一緒です。
アラカン・アラフィフになっても人見知り発動中の二人は、用事がなければこちらから話しかけるようなことはありません。それでも、主とも顔見知りとなり、毎回犬も近づいてくると、ニンゲン同士の挨拶に加え、犬にも話しかけるようになります。
最初は、犬にも挨拶「おはよ〜」。
何度かはそれだけでもいいのですが、繰り返すとそろそろ名前を聞いた方がいいかも、、とも思えてきます。そうすれば、「◯◯ちゃん、おはよ〜」など、言えるようになる。あんた幼稚園児か…
意を決して尋ねました。「お名前は?」
主1:「くぅちゃん」
あら、いい名前。 「くぅちゃん、おはよう〜」 言えた!
また、別の日。もう1匹の主にも尋ねました。「お名前は?」
主2:「うみちゃん」
あら、ステキな名前。「うみちゃん、おはよう〜」 言えた!
あの子は「くぅちゃん」、この子は「うみちゃん」。
まさか、空海。
まだ、88霊場のうち、20の札所にもお参りしていないというのに、現世でリアル空海に出会ってしまった。
そして、夫。「すごいね〜 空海に会ったよ。もうお遍路終了で、次は高野山か」
こんな私たちでも、大日如来の大いなる智慧と慈悲によって照らされ救われますように。
南無大師遍照金剛
オンアビラウンケン
最速で空海の教えを知るならこの1冊。今年読んだ本の中で一番推し。
インド・中国・日本から、ブッダ・龍樹・老子・荘子・達磨大師・親鸞の教えも最速でエッセンスだけわかります。
寝る前に見開き2ページで、救われます。チーム老眼としては、Kindle版で買い直し希望。
悩みの答えは教えてもらいました。まだ、気になるけど、、、
今なら、Kindle Unlimtied対象。