一歩を踏み出しやすくする方法を娘から学んだ話。
娘とダンス教室の体験レッスンに行ってきた。
4歳になり、習い事をやってみたいという好奇心を
ようやく実現できるようになった。
妻が日頃から娘とコミュニケーションをとり
どんなことに興味を持っているのかを探り、
まずはダンスに行き着いた。
他にもピアノや空手も候補にあったが、
ひとまずダンス。
好奇心の芽を摘まないように
好奇心の炎を消さないように
できる限り好奇心があるときに
その好奇心を拡げてあげられるようにしたい。
幸いなことに娘はいろんなことに好奇心を持っているから
あれもこれも気になる、やってみたい
となっている。
まあこれも親である僕や妻の影響を
多分に受けているんだろう。
好奇心に溢れると毎日が楽しくて仕方がないから
そこを引き継いでいてくれて本当に良かった。
ダンスの体験レッスンを2つ行ってみた。
1つは、チア。
もう1つは、ヒップホップ。
チアに先に行き、
ヒップホップに後から行った。
チアでは娘がずーっと泣いていた。
不安が拭いきれずだった。
最初の一歩を踏み出せることを願って、
妻や僕がいろいろと声をかけてみたものの
暖簾に腕押し。
入会している他の子が声をかけてくれたりもしたが
それでも動けず、
終始、涙で終わった。
途中、チアで使うボンボンを少し降ったりもしてけど
そこからもう一歩踏み出せずだった。
その足でヒップホップダンスの体験レッスンへ。
こっちは最初からちょっと興味を示していて
先生や生徒さんが準備体操をしているところから
一緒に真似しながらやってみた。
いきなり一人にして
「はい、じゃあ真似してやってごらん!」
では動けないだろうから
僕も隣で一緒にやってみた。
すると、笑顔もありながら
真似してやっていた。
一安心。
その後のリズム運動やダンスも真似してやっていて、
できたこともあって嬉しそうだった。
やっぱりできることがあると嬉しいし、楽しい。
そのちょっとしたできたことが自信になって、
次の一歩も踏み出しやすくなる。
そうやって一つ一つクリアしていって
できるようになっていくものだよな〜
と改めて実感した。
興味があったけど、
そこからもう一歩踏み出せずに
終わってしまうのは実にもったいない。
そこからどう一歩踏み出せるようにしてあげられるか。
それが親として最初にして最後の力になれること。
一歩踏み出してしまえば
あとは自分でどんどん進んでいく。
何事も最初が難しい。
そりゃあそうだ。
やったことないからわからんし、
わからんから不安だし、恐い。
そこをどう乗り越えていくかだけ。
娘を見ていて、1つ気づいた。
チャレンジする前に
その物事自体を知っているかも大事。
一歩踏み出せないのは
不安で恐いから。
不安なのは知らないから。
ある程度、知っていれば不安は減る。
そもそも知っているかどうか、
というのが一歩を踏み出せるかに大きく左右する。
思えば、チアに関しては知識がなかった。
踊っている姿を見たこともないし、
どんなものなのかも知らなかった。
一方、ヒップホップは
真正面からヒップホップダンスを見たことはなくても、
なんとなく通ずる動きをしているダンスは見ていた。
だからなんとなくでも近しいものを感じて知っていた。
とっつきやすかったんだろう。
音楽もチアの音よりもヒップホップの音の方が
馴染みがあったのか、リズムに乗っていた。
まあきっと、それは僕自身が
普段ヒップホップを聴いたりしてるからかな、と。
ともあれ、「知っている」というのは大事。
なにかにチャレンジしようとしたとき
いきなり知識ゼロでいくのではなく、
何かしら調べてちょっとでも知っておく。
それだけで一歩を踏み出すのがだいぶ楽になる。
一歩踏み出してしまえば
あとは慣性の法則。
興味が深まっていけば
そのまま自発的に進んでいくだろうし、
そうでなければ
「あ〜合わなかったな〜」
で終わる。
それでオッケー。
何でもまずはちょっと知ることからスタートする。
そんなふうにして好奇心の芽を摘まないようにしていきたい。
せっかく芽生えた好奇心。
拡がっていけば見える景色も拡がる。
すると楽しくなっていく。
知っていることが増えれば楽しくなるのは間違いない。
いろんな景色を見れるように、
「知る」ことを大切にしていこう。