登園時の涙だっていつかは良い思い出になる。時には痛みを伴うこともある。
壁を乗り越えるには時には痛みを伴うこともある。
新学期になり、年少さんになった娘が登園時、毎日泣いている。
泣くどころじゃなくて泣きわめいている。
クラスも変わり、教室や下駄箱の場所も変わり、
登園時も保育園の入り口から一人で行くことになっている。
3月中は練習で下駄箱までは一緒に行き、
そこから2階の教室までは一人で行っていた。
そのときもまあ日によっては泣いてしまうこともあったが、
なんだかんだで大体一人で行けていた。
4月、その練習の成果を試すときがきてるわけだけど、
まあそんなにうまくいかない。
毎朝、送りに行き、預けるタイミングで泣いてしまって離れない。
先生と年長さんがサポートで入り口にいてくれていて、
泣きわめく娘をなんとか預けて、
逃げるように僕は帰っていく。
保育園の出入り口を出たところからでも、
娘の泣きわめく声が聞こえ、
毎日胸が痛い。
娘の気持ちもわかる。
もともと新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプだし、
なかなか繊細なところがあるから、
ちょっとしたことが気になったり、
ちょっとしたことで嫌になってしまったりする。
新学期の今の時期は仕方ない。
先日、少し早めに登園できたから、
僕から離れなかった娘に落ち着くまで話をしてみた。
「あさちゃん、大丈夫だよ!行ったらいつも楽しいんで帰ってくるじゃん!」
「教室まで行けたらあさちゃんのお友達もたくさんいるし先生もいるよ」
「この前までは一人でも行けてたじゃない!何度もできてたから今だってできるよ!」
あれこれと不安を払拭できないかと声をかけてみたものの、
頷きはするけど納得はしていなくて、一歩が踏み出せない。
困った。
こういうときどうしたらいいんだろうか。
保育園の入り口までは笑顔でいるし、
教室に入ったら笑顔で過ごしていると毎日先生からも聞いている。
教室までの一人で行くところだけ、
この世の終わりのように泣きわめく。
帰ってきて娘に理由を聞いてみるも、
「寂しくなっちゃうんだよ〜」
とは返ってくるもまあそうだよな、という感じ。
その寂しさや不安を
どうやったら取り除いてあげられるのかがわからない。
解決策が思いつくこともなく、朝がやってくる。
泣きわめく、逃げるように僕は後を去る。
繰り返し。
もう、一旦、時に任せてみようかと思う。
何かをできるようになるには、時には痛みを伴うこともある。
そう考えてみることにした。
今、娘が泣いてしまうのは成長痛みたいなもので、
一時的なものとして捉えてみて、様子を見てみる。
毎日泣きわめく娘を見るのはほんとに苦しくて、
何度も娘には「家帰る?行かなくてもいいよ?」と聞いてるけど、
保育園には行きたいと言う。
保育園には行きたいけど、登園時に僕とバイバイするのが
寂しくなって不安になってしまいどうしようもなくなる。
きっと時間が解決してくれるとは思う。
それがいつになるかはわからないけど。
今、娘は自分と戦っているところ。
きっと乗り越える日は来る。
それまで毎日声をかけて、何か思いついたらやってみて、
娘が壁を越えるきっかけづくりをしていきたい。
ちょっと1つ思いついたから今日やってみよう。
壁を乗り越えたとき、
今、この時期の泣きわめいていた日々が良い思い出になる。
娘とそんなことあったね〜と話せるような日を楽しみに、
今はそっと応援したい。
頑張れ。