「やればできる!」娘から言葉のブーメランをくらった話。
娘が保育園から運動会お疲れ様の景品をいただいてきた。
その中にビー玉がついてるレゴみたいなブロックがあった。
ただ作り方等の説明書がなく、
ヒントはブロックが入っていたパッケージ箱のみ。
妻がつくろうとしたものの
説明書がないからうまく作れないということで
僕に白羽の矢が立った。
娘からせがまれた。
「パパ〜、ビー玉がついたブロックつくってくれないかなぁ?」
「ママは説明書がないからむずかしいって!」
「パパにおねがいしてみてだって!」
まだそのブロックがどんなものかチェックしておらず
ちょうど娘とお風呂から出たタイミングでお願いされたから
なんのことや?状態でOKした。
娘の髪を乾かしながら話した。
「ママでもできなかったやつなのか〜」
「パパにできるかな〜どうだろうな〜」
「できるよ!」
「そう?でもさ、説明書もないんでしょ?ママの方が器用だしいろいろできるから得意なはずなんだけど。そのママができないならな〜どうかな〜」
「大丈夫だよ!パパならできるよ!」
「だって他のレゴとかブロックだってできたでしょ!?」
「だからできる!やればできる!絶対そうだよ!」
「おおお、そうか〜!笑」
「まあ確かにね、やってもないのにできないなんて言っちゃだめだよな〜」
「いつもあさちゃんに難しいと思ったら難しくてできなくなっちゃうよ、やればできるよ、って言ってるもんね!」
「あさちゃんにそんなことを言っておいてパパが諦めちゃダメじゃんね!」
「そうだよ!いつもパパはあさに言ってるでしょ!」
「諦めちゃダメだよ!パパもできるって!」
「ね?だからやってみて!お願いね!」
自分がいつも娘に言っていた言葉がそのまま返ってきた。
「やればできる」
娘がなにかをやろうとして難色を示したときに
いつも自分が声をかけている言葉だった。
娘は自分が言っていたこの言葉の意味をちゃんと理解して
自分で考えて使っていた。
まさか娘からこんなにキレイに返ってくるとは思っていなかった。
言葉のブーメランをくらったわけだが、嬉しかった。
ちゃんと伝わっていることが嬉しかった。
髪を乾かし終わった後、一緒にブロックを作った。
パッケージに作り方例があったが全然あてにならなかったから
オリジナルで作った。
そしたらめちゃくちゃ喜んでくれて
夕飯の時間までずーっとキャッキャ言いながら楽しんでいた。
やればできた。
時間にしてほんの数分のやりとり。
この日々の数分のやりとりからの学びがめちゃくちゃ大きい。
娘は自分の言葉をよく聴いてくれている。
ちゃんと理解しているし、記憶している。
それがとても嬉しかった。
言葉を大切に、
「やればできる」精神で
過ごしていこう。
また娘からの言葉のブーメランをくらわないように。笑