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食ったぜ、豊橋ビリヤニ
2024年11月10日(日)、豊橋でお披露目された料理がある。
その名を「豊橋ビリヤニ」という。
前々から動きのあったこの豊橋ビリヤニは、満を持してインターナショナルフェスティバルにて初お披露目となった。
そもそもビリヤニとは?という人もいるかもしれない。
Googleの最新AI、Geminiに尋ねてみると
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要はポピュラーなインド料理。おいしい。
Geminiはビリヤニについて何でも聞いてくださいなどと挑戦的なことを言うので追加で質問してみる。
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どうやら最新のAIでもまだ把握できていないらしい。
豊橋ビリヤニにはもっと説明すべきことがある。
この豊橋ビリヤニは、市内の老舗楽器店社長白井氏、老舗書店社長高須氏、私立高校校長高倉氏、トマト農家渡辺氏、商店街理事長黒野氏が中心となって作られた新たなムーブメントだ。
何言ってんだこいつ と思った方のためにさらに言うと、この高倉さんはインド映画研究家として本も執筆している。
思えばトマト農家の渡辺さんが副会長を務める「とよはしまちなかスロータウン映画祭」でビリヤニ付き応援上映『RRR』というこれまた何言ってんだこいつな企画が大好評だった時から、何かが始まる予感はしていたが、想像以上の形で今日、豊橋ビリヤニは爆誕した。
このあたりの経緯は、白井さんの下記noteを読むのが一番わかりやすい。
要は、
豊橋の狂った大人たち(褒めてる)がめちゃくちゃクオリティ高いビリヤニを作った
ってこと。
こんなビリヤニ、食べないわけにはいかないということで食べてきたわけですよ。
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販売場につくと、高須社長と渡辺さんが呼び込みをし、高倉校長が会計をしている。
この時点で異常な光景だが、ワクワクしながら1000円を払う。
待っている間は、『だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!』の佐野妙先生描き下ろしの豊橋ビリヤニ紹介漫画を読んだ。
恐ろしいほど豊橋。インターナショナルフェスティバルというグローバルなイベントで、あまりにも濃すぎるどローカルな空気を味わう。
お店の人に「めっちゃ辛いのつける?」と聞かれ、「めっちゃ辛いんですか?」と聞くと「めっちゃ辛い」という返事。
オススメされてるのかされてないのかよくわからなかったが、何やら美味しそうな気配がしたのでお願いした。
(後々他の人に聞くと、何も聞かれてない人もいたらしい。多分その時々の忙しさで違ったんだろうな)
さて、ついに実食。
興奮しすぎて食べる前に写真を撮り忘れたので食べかけだが、
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स्वादिष्ट !!(おいしい!!)
つい知らないヒンディー語が飛び出す美味さ。
なんだこれ、めっちゃ美味いんだけど。え、なに?
みんなで何作ってんの?
お店の人がめっちゃ辛いと言っていたものを混ぜて食べてみる。
बहुत अच्छा!!(とても美味い!!)
口に入れた瞬間に痺れる辛さと旨味。
どローカルなのに確実に外国の風。
豊橋にいながら舌が世界旅してるぜ。
うずらの卵もよく味が染みており、鶏肉も柔らかく最高。
いやこれマジで美味い。そのあと色んな人に片っ端から買いに行かせるくらいには美味い。
まじかよ、天才かあの人たち。
今後どこで食べられるのかとか詳細はわからんけど、きっと大丈夫。
あの人たち絶対そのへん抜かりないもの。
きっともっと多くの人が豊橋ビリヤニを口にする機会は今後あるでしょう。
貴重な伝説のはじまりに立ち会った、そう感じさせる体験でした。
ちなみにあまりにも美味しかったので、晩御飯も豊橋ビリヤニにしようと思い、妻の分と合わせて2人分また買いに行った時は、自分から「辛いのつけて!」と言いました。
ニコニコしながらスプーン1杯分を僕に見せながら「ちょっとでいい?」と聞かれたから「大丈夫!(それで十分!)」と答えたはずですが、僕の目が間違ってなければスプーン3杯分入れてくれていました。
帰宅後僕が汗と鼻水垂らして泣きながらビリヤニを食べている姿を見て妻が引いていましたが、それもまた良い思い出。
今日は整腸剤を飲んで寝ます。
みなさん、豊橋ビリヤニを食べるときにあのめっちゃ辛いやつはほどほどに。
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