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自分軸で生きるための方法

皆さんこんにちは。内向型心理カウンセラー/自己発見コーチのこーたです!

今回は「自分軸で生きる方法」についてお話ししたいと思います。
普段、誰かに振り回されてしまい、自分のやりたいことを後回しにして他人のために頑張り続けてしまう。その結果、疲れ果ててしまう方が多いのではないでしょうか。日々の生活に追われ、やりたいことはできず、ただ疲れて寝るだけの毎日を送っている…。そんな方に、今回の内容が役立つと思います。

特に大きな問題を抱えているわけではないけれど、なんだか「生きている心地がしない」、あるいは「時折、死さえ考えてしまう」ことはないでしょうか。こういった感情を抱えている方には、今回お伝えする内容が響くかもしれません。自分軸で生きることが、心の安定を取り戻し、ストレスに強くなるための大切なステップです。

自分軸と他人軸の違い

ストレスに強い人は自分軸で生きていることが多く、逆にストレスに弱い人は他人軸で生きていることが多いのです。

他人軸とは、他人の期待に応え、他人のために生きることで自分の価値を見出す生き方です。このような生き方は、一見美しいように思えますが、他人に依存しているため、誰かの助けが必要な状態が続き、自分の意見や欲求が後回しにされがちです。他人のために尽くすことが自分の幸せだと感じてしまい、気づけば自分の人生は他人ありきになってしまいます。
一方、自分軸で生きる人は、自分の意思や欲求を大切にし、周りと調和しながらも自分のペースで物事を進めていきます。決して自己中心的なわけではなく、他人との折り合いをつけながらも、自分の考えややりたいことを尊重する生き方です。このため、ストレスを溜め込みにくく、自然とストレスに強くなっていきます。

アドラー心理学と課題の分離

「自分軸で生きる」ことを実践するために、アドラー心理学の考え方が非常に参考になります。アドラー心理学の中でも、「課題の分離」という概念が特に重要です。この考え方は、自分の課題と他人の課題を明確に区別し、自分がコントロールできる部分だけに集中するというものです。相手の課題には過度に介入せず、また自分の課題を他人に押し付けることも避ける、ということです。
例えば、誰かが困っている時、助けてあげたい気持ちは自然ですが、相手が自分の力で解決しようとしている課題に、過度に手を貸してしまうと、相手の成長を妨げてしまうこともあります。また、助けを求められていないのに手を出してしまうことは、自分のエネルギーを無駄に消費し、結果的に自分のストレスを増大させる原因になります。
課題の分離ができていないと、他人の課題に過度に関わってしまい、最終的には自分の課題が後回しになってしまうのです。このような状況が続くと、自分の人生を生きているという実感が薄れ、心の疲労感やストレスがどんどん蓄積していくのです。

課題の分離が難しい理由

とはいえ、「課題の分離」を実践するのは簡単ではありません。それが重要だと頭で理解していても、実際に実行に移すことができない人は多いです。その理由の一つは、過去の経験によるものです。
特に幼少期に親との関係が強かった場合、親の顔色を伺い、親の期待に応えることで安心感を得ていた経験がある人は、大人になってもそのパターンを繰り返してしまいます。自分の課題と他人の課題を区別せず、他人の期待に応えることが自己防衛の一環となっているのです。これにより、他人に依存した生き方を続けてしまい、自分軸で生きることが難しくなります。

どうやって自分軸を築くのか

では、どうすれば自分軸で生きることができるのでしょうか?答えは、「今の自分が過去の延長線上にあるわけではないことに気づくこと」です。過去の経験や親との関係によって作られた「他人軸」のパターンは、幼少期には生き延びるために必要だったかもしれませんが、今のあなたには不要です。
大人になった今、誰かに依存する必要はなく、自分の意思で選択し、行動する力を持っています。この事実に気づくことが、自分軸で生きるための第一歩です。そして、他人に過度に期待せず、自分の課題に集中することで、心の余裕を取り戻すことができます。
心理カウンセリングは、このような「自分の課題」に気づき、それを他人の課題と分ける作業をサポートします。少しずつ自分の思い込みや不安を解きほぐしていく過程が、カウンセリングの中で行われるのです。もし、日常生活で自分軸を意識して生きることが難しいと感じるなら、専門家の力を借りるのも一つの手です。

自分軸を意識するための具体例

私自身も、自分軸を意識する努力をしています。たとえば、会社で働いている際、もともとはどうやって会社に合わせたらいいのか、会社の求めるスキルを手に入れることに身を注いでいました。会社のためにもなるし、自分のためにもなると思っていました。
しかし、それが負担となり、結果的にそういう生き方自体が苦痛になってしまったのです。
そこで、会社のために働くよりも、自分が無理なく働く形にシフトすることを選びました。
このように、自分のやりたいことや、自分にとって無理のないペースを優先することが、自分軸で生きるためには重要です。他人の期待に応えすぎず、自分の心地よさを大切にすることで、ストレスが軽減され、より自由で充実した生活が送れるようになるのです。

今回の内容を通じて、自分軸で生きることの大切さを少しでも感じていただけたでしょうか?

もし、自分が他人軸で生きていると感じる方がいたら、今日から少しずつ自分軸を意識してみてください。自分の人生を取り戻す第一歩です。

様々な媒体で発信をしていますので、ぜひチェックくださいね!

引き続きよろしくお願いいたします<(_ _)>

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