#140文字のtwitter小説
#140字小説『雪に閉ざされた家での夢日記』
夢の中でイラストレーターの絵に触発されて風俗に行きたいと家族に話す。
すると利発な妹からひたすらに貶された。
私は「お兄ちゃんがどんな苦しみと重責の中で生きているか知っているのか!」と説いてみる。
ああ別の夢で会った「僕は君の苦しみと深い孤独を理解しているよ」と言ってくれた天使がほしい。
*出会いのない作者が家族に遠慮して風俗へ行かなかったという、、、抑圧された感情が夢にでました。
#140字小説『万年寝太郎』
俺は万年寝太郎。
寝て起きたら両親が亡くなって、泣き疲れて寝たら、起きたとき兄弟が亡くなっていた。
どうやら死ねない体らしい。
冬眠状態になっていたのが、長寿の秘訣のようだ。
次に寝て起きたとき、周りでは氷河期のように、雪に閉ざされた世界が広がっていた。
銀世界の中、人類が生きた証の雪だるまを作ってみた。
#140字小説『ポエムおじさん』
ある所におじさんがいました。
おじさんはポエムを書きながら、毎日仕事のようにお酒を飲んでおりました。
ある日、おじさんはピエロが持つ風船を貰って、カゴにくくり付けると空高く飛んで行きました。
やがて、海岸でこんな文の入った瓶を誰かが拾いました。
「俺は元気でやってる。現世によろしく」と。