せいひつ

読了したホラー小説の読書感想を書いています。Xでも「呟怖(つぶこわ)」というホラー140字小説を毎朝投稿。*アイコンとヘッダーはむしのいき様@333Musino

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  • ホラー小説のネタバレなし読書感想

    読了したホラー小説のネタバレなし感想を載せています。

  • せいひつなる一日

    毎日更新をめざしている日記です。

  • 読んでみたらいいエッセイ

    1000文字エッセイを始めました。 自分自身の至らぬところをさらけ出しでも、何かタメになるものを残したいですね。 *この作品は、ノベルアップ+にも公開しております。

  • 映画感想1000本ノック!

    おもにNetflixとU-NEXTで観れる映画を観て、感想を書きます。 たまに、アニメ映画やアニメシリーズの紹介もあります。 *ヘッダーはfaPka様@fapkapukapuka

  • BLのアニメと映画の感想

    BLアニメ(TVシリーズより劇場版多め)とBL映画を観て、感想を書いています。 個人でBL小説を書く、研究の一環でもあります。

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ホラー小説のネタバレなし読書感想『めぐみの家には、小人がいる。』滝川さり

こんにちは。前回の『ゆうずどの結末』に続いて、同作者である、滝川さりさんのホラー小説『めぐみの家には、小人がいる。』の読書感想をご紹介いたします。 今回も、極力ネタバレは避けて、作品の良かったところ、ここが面白かったというところをピックアップしていけたらと思います。 残酷なグリム童話のような怪異を、現代社会で描く。とはいっても、まったく情報を開示せずに話を進めるのも、不親切なので、ネタバレに該当しない程度に作品世界のことも書いてみます。 舞台となる、神海(こうみ)市立喜

    • スリラー小説の読書感想『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム

      読了後の虚脱感はハンパなかったです。 流れる川に隣接する田舎の景色は美しく、そこで語られる少年たちの青春劇は、映画「スタンド・バイ・ミー」を匂わせる叙情豊かな文章で語られていきますが、希望があるのは「表のスタンド・バイ・ミー」のみ。 本著を絶賛しているスティーブン・キングもあとがきで語っているように、今作は、絶望の未来が約束された「闇のスタンド・バイ・ミー」です。 大人になった主人公デイヴィッドが回想する、12歳の頃にあった、2歳年上の少女メグとの出逢い……それは、甘く

      • ホラー小説のネタバレなし読書感想『血腐れ』矢樹純

        マジで怖かった〜〜〜!!ホラーはいくつか読みましたが、不穏さを感じつつ終える後味の悪さもふくめて、本作は見事にホラーをやっていました。 それも単に怪異が出てきて暴れまわるような、サメ映画ではなく、人間の業の深さを描いた「ヒトコワ」の要素アリアリです。 本作は全6篇のオムニバスホラーとなっていますが、ミステリー要素あり、ヒトコワのサイコパスあり、そこに襲いかかる怪異のホラーありと、一話一話に恐怖が凝縮されています。 一話が50ページに満たないので、読みたいときにもいつでも

        • ホラー小説のネタバレなし読書感想『屍介護』三浦晴海

          こんにちは。今回、感想をご紹介するのは、小説投稿サイトのカクヨムに掲載され、角川ホラー文庫で書籍化をはたした作品です。 また、本作品は(2024年11月現在)青騎士コミックスで漫画化され、単行本も発売されています。 ネタバレなし、ということで、作品の内容には極力触れずにご紹介します。 「ビジュアルに特化した、映像作品のような自然描写」先にも書きましたが、本作品は三ト和貴さんの美しい女性画で、主人公の栗谷茜(くりや あかね)が再現されており、その原作である三浦晴海さんの小

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        ホラー小説のネタバレなし読書感想『めぐみの家には、小人がいる。』滝川さり

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          ホラー小説のネタバレなし読書感想『死体でも愛してる』大石圭

          こんにちは。間が空きましたが、今回、感想をご紹介するのも角川ホラー文庫からです。 ジャンルとしては、サイコスリラーに近い、作風ですね。 『呪怨』や『死人を恋う』などでも有名な、大石圭さんの『死体でも愛してる』のご紹介です。 オムニバス(聞き手となる人物のお話と、各章で違う登場人物)で描かれた、今作を表すなら「4つの愛の物語」です。 四季の名前で4つに分けられた章のそれぞれに登場する人物たちが、自らを燃やすほどの狂おしい愛に身を焦がされ、破滅する姿が描かれています。

          ホラー小説のネタバレなし読書感想『死体でも愛してる』大石圭

          日記『フォトウォーク』2024年10月8日、火曜日

          こんにちは。今までは、読み専として、Web小説の読了後に、感想やXでの紹介・作品の拡散などをしていました。 しかし、ネタバレが困るなどのご意見から、もうWeb小説の拡散はしなくなりました。 同時に、読書自体もほとんどしなくなりましたね(紙の本は、ホラー小説の感想文を書くために読んでいます)。 今は、もっぱら散歩へ出かけ、風景の写真などを撮っています。 ほかにも、Xやカクヨム、ノベルアップ+に投稿する「呟怖」というホラー140字小説を書いていますが、書けない日もあり、小

          日記『フォトウォーク』2024年10月8日、火曜日

          ホラー小説のネタバレなし読書感想『ゆうずどの結末』滝川さり

          こんにちは。 前回、背筋さんの『近畿地方のある場所について』というモキュメンタリーホラーを、ややネタバレありで書かせていただいたので、今回はネタバレを極力避けて書かせていただきます。 ご紹介するのは、滝川さりさんの『ゆうずどの結末』です。 今作は、大まかに四つの章で構成されており、各章登場人物が違う、オムニバスホラーとなっております。 しかし、そこで語られるのは、一貫して「ゆうずど」と呼ばれる本の呪い(ひゃ〜!怖いですね!) 怪異が見れるのは、呪われた人間だけだそう

          ホラー小説のネタバレなし読書感想『ゆうずどの結末』滝川さり

          ホラー小説の読書感想『近畿地方のある場所について』背筋

          こんにちは。今回から、ホラー小説の読書感想をご紹介させていただきます。 第一回は、背筋先生の『近畿地方のある場所について』です。 作者ご本人がいってらっしゃるように、今作は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』などのモキュメンタリー映画を参考に作られております。 ちなみに、モキュメンタリーとは、ドキュメンタリータッチの映画や小説作品、つまり取材からの実録作品のようなスタイルで、創作をおこなう手法をいいます。 あるオカルト系の雑誌編集者が、近畿地方のある場所で起きた少女失踪

          ホラー小説の読書感想『近畿地方のある場所について』背筋

          『やめたくなるくらいに仕事がキツかったので、エナドリを飲みました』2024年9月7日土曜日

          静謐(せいひつ)です。 いやあ〜昨夜のお仕事は、本当にフラフラで大変でした! できればお休みしたかったのですが、所長が変わって、休みづらくなってしまいまして……。 そこで、出勤したあとで、コンビニに新聞をお渡しするついでに、アリナミンVのエナドリを買って、飲みました(わたしのお仕事は、新聞配達です)。 効果のほどはあったようで、なんとか、昨夜はお仕事を完遂させることができました。 この調子で、あと30年は頑張りたいところ。 †† †† †† 「顔文字を使わない」

          『やめたくなるくらいに仕事がキツかったので、エナドリを飲みました』2024年9月7日土曜日

          『猫に魔が刺す』2024.8/28(水)

          せいひつです。今夜はちょっと暗めのお話を書こうと思います。 じつはわたしは癇癪持ちで、ときたま誰もいない場所で叫んだりしています。 叫ぶ内容は、嫌な思い出を思いだしたときに、当時、悪感情をわたしに抱かせたひとを罵倒する言葉です。 ほとんど奇声に過ぎないのですが、家ではうるさく叫ぶので、家族は「変なやつ」だと思っているのではないでしょうか。 叫ぶだけなら危害が加わらなくていいのですが、機嫌が悪いときに猫に擦り寄られると、思わず叫んで追い払うときもあります。 本当によく

          『猫に魔が刺す』2024.8/28(水)

          『神と家族とともに迎える、バースデー』

          せいひつです。 先ほどまで、遠藤周作さんの映画化もされた『沈黙』を朗読していました。 棄教者として表現されている、主要人物のキチジローも登場しました。 いかにも、我が身可愛さの、卑しい存在として描かれていますが、彼はわたしたち信仰者の裏の顔を写す、鏡として描かれています。 牧師さんはいいます。 「わたしたちはみな、自分が可愛くて仕方ない」と。 その通りだと思います。 だからこそ、病んで床に伏しているとき、友となる主に赦しを乞いたり、癒しのお祈りをしたくなるんですね

          『神と家族とともに迎える、バースデー』

          『仕事はつらいよ』2024年8月18日、日曜日

          ツグミ・セイヒツです。わたしは熊日新聞を配っているのですが、8月に入ってから、毎日新聞を配っていた職員さんも、熊日の会社に入ってこられました。 合配といわれるそうですが、今まで熊日新聞のみを配っていたのを、毎日新聞も一緒に配ることになったのです。 変わったのは8月からですが、それ以前に毎日新聞を配っていた会社が、店を畳まれたのか? 詳しくはわかりません。 今日で3、4日ほどになりますが、わたしの後についてきて、道順を覚える配達員のかたは70代です。 わたしの父と同じ

          『仕事はつらいよ』2024年8月18日、日曜日

          『お盆です。御仏壇に般若心経をあげました』2024年8月14日、水曜日

          ツグミ・セイヒツです。なついあつも、喉元を過ぎたころでしょうか? わたしは今日、珍しく朝から起きて、活動をしています。 こんなことは滅多にありません。 みなさんは、暑いと奇声をあげたくなりませんか? わたしは人間ができておらず、交友関係からの不満を、叫んだりする変人なのですが🤪 まあ、それは置いといて。 カクヨムではいつも、尾八原ジュージ先生の心霊ホラー小説を読ませていただいております。 カクヨムから、プロ作家にデビューされた方々は多くて、わたしの知る範囲では、

          『お盆です。御仏壇に般若心経をあげました』2024年8月14日、水曜日

          『朝に唐揚げを食べたのは、失敗でした』2024年8月12日、月曜日

          せいひつです。最近、お仕事の範囲が広がって、なおかつ寝坊がちなので、6時になるまで配っております。 これは由々しき事態…… それはそうと、今朝の仕事帰りに、コンビニで揚げ鶏と、味比べ用のスパイシー揚げ鶏を食べたのは失敗でした。 下(しも)のお話で恐縮ですが、先ほどトイレで、お尻がひりつく思いをしました。 仕事帰りはどうしてもコンビニへ寄って、買い食いしたくなります。 一時期、農作業のお仕事のときにも、買い食いが習慣化して、肥満体になった覚えがあります。 いけません

          『朝に唐揚げを食べたのは、失敗でした』2024年8月12日、月曜日

          『脳内BGM』2024年8月9日、金曜日

          せいひつです。なんだか、この名前もしっくりきちゃいました。ありがたいことです。 暦の上では、昨日から立秋ですが、冗談でしょう? 秋の気配なんてまるきりしません。 でも、むかしには、この時期はすでに秋の兆しが現れていたのでしょう。 私事ですが、母が財布を失くしてしまいました😭 すでに古希を迎え、ヘルパーのお仕事の忙しさに、この暑さもあり、いたしかたないことだったのでしょう🤷‍♀️ ほんと、すべてはこの暑さのせいなのです(おいおい)。 という冗談はさておき、さっそくカ

          『脳内BGM』2024年8月9日、金曜日

          『巌のようになりたい』2024年8月7日、水曜日

          せいひつです。朝から、『怪盗グルーのミニオン超変身』を観に行き、前半の30分ほどで、メンタルとフィジカルの不調で退館しました。 映画自体は、とても面白かったです。 この間に、ご紹介した「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」の映画館でした。 ミニオンは面白かったのですが、主演声優の笑福亭鶴瓶さんの声がシワがれていて、よる年波を感じさせます。 なぜ、アニメ映画はプロ声優を起用しないのか……謎ですね。 きっと、日本の悪しき古い体質が、残り続けているのでしょう。 最近は、W

          『巌のようになりたい』2024年8月7日、水曜日