ドリカム状態(死語)の女が他の男に接近をしたら、恋愛シックスセンスになった話
ふと性悪女を思い出した。時は大学時代‥1995年頃‥
入学して間もない頃から大学2年迄の間、タイトルの画像みたいに男2人と通学する女の子がいた。いわゆるドリカム状態ってやつだ。この子のことを、ふと思い出した。
女の子は真面目で純情そうで、大人しそうな子だった。垢抜けてもおらず、いい意味で地味で素朴な感じの子だった
田舎の公立進学校(女子高)出身だったからか、擦れた感じもしなかった。電車で痴漢に狙われそうなぐらいに無防備で、ふわっとした雰囲気を身にまとった女の子だった。
あくまでもイメージとしては、こんな感じ↓(思い出補正有り)
この子と一緒にいる男2人は、残念ながらタイトルの画像の男達のようにカッコよくはなかった。1人は丸メガネ、もう1人は卵型メガネをかけていた。
雑な表現をすると、2人ともオタク風な風貌。チェックシャツをパンツの中に入れるようなファッションセンスだった(笑)
初めてこのドリカム状態の3人を見たときは、正直言うと羨ましかった。彼女がなんか眩しく見えたのだ。ちなみに当時の私は、非モテを拗らせまくっていたので、彼女が眩しく思えるだなんて、素直な感情を口にすることはなかった。
定員が少ない大学だったので、この3人とは徐々に交流が増えて友達になった、とはいえ、拗らせ男子の私は、ドリカムの彼女には、乾いたコミュニケーションしかとれなかった。照れが原因だ、完全無欠の厨二病である。
こんなことを暴露すると、今となっては、赤面ものだが、私の当時の3点セット、①若さ、②バカさ、③歪な純情さ‥が酷過ぎて、私の息子には何歳になっても話せない。仮に、当時のVTRがあって、今見たら、穴があったら入りたいというレベルを通り越して、穴を勢いよく地球の裏側のブラジルまで掘り進め、ブラジルからミサイルのように発射して飛んでいってしまいたくなるぐらい恥ずかしい。
こんな酷いコミュにも関わらず、理由はわからないが、次第にドリカムの彼女から頻繁に電話がくるようになった。
最初の電話は大学1年生の冬休み頃、数学の質問か何かの他愛のない話だったと思う。
その女子曰く、勉強の分野によっては、私にしか聞けないことがあるとか、で、そのうちに勉強の話だけでなく、悩み話を聞いたりすることが多くなっていった。
不思議だったのは、ドリカムの2人の男との関係。勇気を持って、どっちかと付き合ってるのかと聞いたこともある。
彼女の答えは‥
「どっちとも付き合ってないよ、ただ電車が同じだけだよ。だけど、卵型メガネの男からはアプローチされて困っているの、付き合ってくれないと死ぬとまで言われて、困ってるの‥」‥etc
実際、この卵型メガネの男からのアプローチについて、どう対応したらよいか、という彼女の相談は本当に増えていった。
彼女は卵型メガネ男は、女同士の友達のノリで、自転車の2人乗りをしたり、2人きりで図書館で勉強したりでいいように使っていた。
女子に私よりも免疫のなさそうな卵型メガネ男は、彼女のこの振る舞いにヤラれてしまっていた。はっきり言って、こんなことを天然でできる彼女に問題があるのだが、、
私もバカだったから、、女子から電話を貰えるだけで嬉しく、丁寧に長電話に付き合い、何日も話を聞いていた。
そして本当に私はバカだったから、その女の子とたまにご飯を食いに行くようにもなっていった。
私からすれば、こんな私でも、複数の男が寄ってくる女神みたいな女子と一緒にご飯が食べれる、それだけで嬉しく、頭の中がお花畑になり、有頂天になっていたのだった。。
彼女と2人だけで、ご飯食べたり遊びにいく頻度も徐々に増えていった。
今から思うと、わかりやすく彼女から誘われた記憶もないので、彼女が、私に対して誘いやすいようにスキを作って、彼女に誘導されていたかもしれない。見事な頭脳プレイだったと思う。
当時は彼女と2人でどこかに行けるなら、そのきっかけや経過なんてどうでもよくて、一緒に行けるだけで嬉しかった。男はバカである。マジでお花畑だった。
でも、当時の私は非モテを拗らせて面倒くさい男だった。上に書いたように私の赤面3点セット‥①若さ、②バカさ、③歪な純情さ、を遺憾なく発揮し、さらに照れ隠しがトッピングされ、彼女の前では、一緒にいることが嬉しいという素振りを一切、表面にだすことができなかった。本当にバカだった。
途中省略するが、、
暫くして、私はその女の子と付き合うことになった。初恋である。
後で本人から聞いたが、実はドリカム状態のメンバーのうち、丸メガネとは、私の前に付き合っていたそうだ、何故、嘘をついていたか謎だが、それは当時も今も、どうでもいい話。
ただ、どうでもよくないこともある、彼女のことは、生涯にわたって私のトラウマになった。
別れは私からすれば突然やってきた、いや突然やってきたという表現は違う。突然やってきた方がマシだったと思う。
既に彼女の心の中で交際が終わった後になって、私はやっと「あれが送別会だったってこと?、私にとってはいつもの定例会だったのに、、」って感じで、別れがきたことも認識しておらず、別れが過ぎ去ったあとでそれを認識した(笑)。自分が死んでることに気がつかない、失恋シックスセンスである。
私が大学を卒業して就職する間に、私が認識してないタイミングで、彼女による彼女だけのタイミングで振られていた。私は当時、振られたことにも気が付かなかった、失恋シックスセンスのブルース・ウイルスである(笑)
彼女は、別れたいとか別れようとか、そんな言葉を一切使わず、彼女のタイミングで彼女の心の中で最後のお別れデートを決め実行して、私の知らないうちに、いつのまにか交際を完了していたのだった。
私は、これでも努力して、上に書いた赤面3点セットに抗って、例えば、電話で話した後やデートで会った後に、彼女に何か私の行動や発言で気になること、嫌なことがあったら伝えて欲しいと、毎回言っていた。
それについては、彼女は毎回「何もないよ!ありがとう」と言ってくれていた。だから、気持ちが離れていることには、なにも気が付かなかった。
言葉とは恐ろしい。必ずしも本心は語られない。
振られたのに気がついたのは、大学を卒業して、就職した会社の新人研修が終わり、少し落ち着いた4月に電話した時だった。
彼女が彼女だけの心の中で決めた、最後のお別れデートをした約1ヶ月後だった‥
と言われ、、この時点で初めて既に振られていたことに気がついた。
就職したら本気でちゃんと付き合おうと思っていただけに、本当にトラウマになった。このタイミングが悪ければ、本当に自殺してたと思う。
この話は、またいつか書く。
ちなみに、この女の子から言われ、トラウマになった言葉のいくつかを並べる、、
あるわ!、あほ!。
そういえば、彼女は私の手の平を掴んで、おもむろに、胸に押し当てることがあったな。。ブラの感触しかしなかったけど。。
ちなみに、この女子のトラウマになった振る舞いのいくつかを並べると、次の通り。
(この振る舞いのせいで、交際の終わりを予見できず、それどころか終わってることにも気が付かず、反対に彼女から「あなたが都合がいいように私の言葉と行動を解釈してない?」と言われた、この言葉もなかなかのトラウマだ)
↑拗らせオトコに最後の最後にまで、わかりにくい、誤解させるような振る舞いをするなよ!と言いたい。
↑あとから考えるとこれはキスの誘導だった。ちなみにキスは結局しなかった。
振られた主な原因は、歪な純情さ、要はバカだったということ(笑)
彼女は、大学に推薦で入学し、学費は親が全て払い、門限があった。大学時代にバイトもしたことなかった。
私は彼女の家庭環境が羨ましかった。それどころか妬んでたと思う。親がちゃんとしてるし、経済的に心配もない。学費稼ぎのバイトに勉強時間が削られることもない。
彼女への羨ましさと妬みが溢れでて思わず発してしまった言葉や行動も、振られた原因である。
(ちなみに、私は深夜バイトと奨学金を利用して自分で学費の全てを払っていたので、いつも寝不足でフラフラだった(笑)、それに、私の実家では父が自殺未遂を図ったり、その他にも諸々の奇行を繰り返し、警察沙汰になったり、経済的な問題があったりで、とても笑顔でいれるような状況ではなかった、これも振られた原因である)
こんな状況だったので、私は就職したら、少しは心にも経済的にも余裕が持てると思っていた。就職したら、彼女とより本気で付き合うことを考えてた。そんなだったから、彼女とは、キスもエッチもしなかった、べったりとハグしているだけ、、そもそも経験がないからそんな勇気もってなかたったし、そんな余裕もなかった。本当に日々を生きることにぎりぎりだった。
ちなみに当時の彼女には、エッチの経験は無く、初めてのお相手は彼女自身と同じように初めての人でないと駄目だという思いがあったらしい。何故か知らないが、私については、勝手に高校時代の彼女と経験済みだと勘違いしていた。ちなみに、その誤解は、振られたのがこんな感じだったので、解消させることもできなかった。。
私が悪かったとは思うが、交際相手に振ったことが伝わらない、気付かせないような、失恋シックスセンスのブルース・ウイルスを作るような振り方は本当に勘弁して欲しかった(笑)。
特に時間とお金のやりくりに疲弊して、睡眠も禄にとれず、さらに家族問題のせいでメンタルもしっかりとやられていた人間には、わかりやすく伝えてほしかった。
彼女の進路は、、
幾つもの大学院に受かり、第一志望の大学院に進学した。大学の友人の話では、大学院卒業後、超難関の政府系金融機関に就職したそうだ。その後は、恐らく職場の先輩あたりと結婚したんだと思う。
あくまでもイメージとしては、こんな感じ↓(思い出補正有り(笑))
私といえば、
この女を見返してやろうというか、私のことを何も理解することも無く終わったという複雑な思いが、その後の約20年以上‥つまり今迄頑張ってこれた動機の一つになっている(笑)。きっとこれからもだ(笑)
ありがとう!
こんな僕にありがとう!
沢山の電話をありがとう
後々になり、私が国家公務員になって、彼女が就職した政府系金融機関に指導を出す立場の仕事をしたり、学生時代に志望していた外資系コンサル企業に勤めるようになるまで、このトラウマは薄まらなかった。
ちなみに、いまだに彼女のことはトラウマだ。今でも壁にぶつかると、いや、あの女に、今の幸せを見せつけてやるんだ(笑)、それまでは、まだまだ頑張るんだ、と言い聞かせてる(笑)
卒業式前夜や当日の後悔も壮絶だ
わだかまりが合って、
電話かけられなかった。
はっきりいって、今から考えると、仮に、彼女から学生時代に振られることもなく、そのまま付き合って結婚してしまっていたら、その後の私に起きた衝撃的な諸々の出来事に対して、私は彼女と一緒ではとてもとても耐えられなかったと思う。
今の私があるのは、今の奥さんのおかげである。今の奥さんは元ヤンキーで、学はあまりないものの、私と出会った頃は競争の激しい某業界のセールスパーソンとして、腕利きで物凄い成果をあげていた。コンサルの私から見ても学ぶことは多かった。
女房から私を見ても学ぶことが多いらしい。相互補完の関係だ。
女房は人間的にも竹を割ったような気持ち良い性格で、何が起きても物怖じしない。サッサと対応して片付ける。社会経験も豊富で、修羅場も結構くぐっている(笑)。
私には、本当に出来すぎた、勿体無い位のいい女房である。
それはともかくとして、今でも仕事や人間関係等が原因で、寝不足が続き体力的にもメンタル的にもハードになり、大学時代のあの時と同じような状態になると、無意識に当時の記憶が体に染み付いているのだろうか、このドリカム状態の女子や当時のバイトの職場が夢にでてくる(笑)。パブロフの犬にも似てるかもしれない。
これは本当に恐怖だし、厄介だ。
ちなみに後から知ったことだが、彼女は私の大学時代の1番の親友もふっていた。
当時のドリカム状態の構成員だった2人の男と私は、途中から疎遠になった。
そして、今も彼らが何をしてるのか全くわからない。
マジで未だに、いろいろトラウマである。
この話は、またいつか書く。
おまけ、、。
↓こんな感じの女に要注意である
(ビジュアル的にこんな雰囲気だっただけです。(思い出補正有り))
※画像は週間少年マガジン
「はじめの一歩」©森川ジョージ/講談社
より抜粋(似てるので、、)
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