ロールちゃんとレヴィアタンがロックマンXでボスラッシュをするゲーム
2013年頃まで格闘ゲーム『MUGEN』でキャラクターの制作を行ってきました。
現在は引退しましたが、この『MUGEN』によるキャラクター制作は、自分にとっては初めての『ゲーム制作』でもあり、とても貴重な経験になりました。
そのノウハウを活かして、制作を行ったフリーゲームがロックマンX風のクローンゲーム『ロールちゃん&レヴィアたん』でした。
◆ゲームの概要
簡単に言うなら、ロックマンXシリーズとは別シリーズのロックマンキャラを使って、ロックマンX1~6までのボスとバトルをするという内容です。
プレイヤーとして選んだのはロックマンエグゼシリーズに登場するロールちゃんでした。
何で採用したのがロールちゃんだったのかと言うと、エグゼのロールちゃんとX4に登場するサイバー・クジャッカーというボスが共に電脳空間のキャラだったからです。
この作品の舞台は一応、電脳空間の中という設定になっています。
◆制作の動機
ロックマンXシリーズはPS2の『7』を除いてナンバリング作品は全部プレイしましたが、遊んでいて色々不満に感じる部分があったのも事実です。
ボスが弱い
逆にボスが理不尽なほどに強すぎる
ボスのアクションが物足りない
↑のような不満点が特に感じられたのがロックマンX5~6でした。
Xシリーズが低迷し始めた原因となった2作品ですが、X5ではボスにボイスが無かったり、動きがそれまでと比べてワンパターン過ぎたりと初めてプレイした小学生当時は非常に物足りなかったものです。
次作のX6の方はゲームバランスが壊滅的に悪く、後半のナイトメアマザーでは非常に苦しんだ記憶もあります。
そうした不満があったので、『自分だったらこう調整して遊びたい』という動機から、『MUGEN』での制作時のような感覚で素材をゲームから集めたりしてボスを作っていきました。
強すぎるナイトメアマザーはバランス調整してまともに遊べるようにしたり、ほとんど動かないで弱すぎるヤンマークなどはアクションを加えたりと工夫を凝らしました。
X5のボスはボイスが無いので、別のゲームから似合いそうなボイスを探して持って来て追加しています。
メタルギアソリッド3やトライエース作品、ブシドーブレードから主に流用をしています。
中には新規にドット絵を作ったボスもいたりします。
X6のタートロイドは背中向きだけだったので、前向きの絵も作りました。
これも『MUGEN』時代からのノウハウが活かされました。
◆元々操作できるキャラは一人だけだった
制作当初は、エグゼのロールちゃんのみがプレイヤーの予定でした。
しかし、制作中に視聴者などから『他のキャラも使ってみたい』という声が結構あったので、最終的にロックマンゼロのレヴィアタンをプレイヤーとして追加することになりました。
性能的にはロールちゃんがエックスで、レヴィアタンがゼロ、といった具合に差別化はしています。
とはいえ、元々音声なども含めて素材が乏しいので、アクションのためにドット絵を追加作成したりと滅茶苦茶苦労はしました……。
ロックマンXdiveでもレヴィアタンは登場していますが、ボイスは原作のライブ音声がそのまま使われています。
ただ、やられた時のボイスはダメージボイスがそのままという物足りない面もありました。ボイス担当の声優さんも引退されているので、新録も不可能故の苦肉の策だったのでしょう。
このゲームではレヴィアタンがやられた時のボイスはちゃんと設定しようと、声優さんの別ゲーム作品を色々探してみた結果、ようやく見つけたのが『タクティカルファイター』という作品でした。
◆まだ完全ではない作品
自身も暇潰しがてらにテストプレイを何度もしていると予期せぬバグが見つかったりする(原因も不明な奴だと厄介)ので、実際の完成度は99%止まりのままです。
それでも遊べないことはないので、興味がおありならばぜひとも遊んでいってください。
ゲームのDL先(OneDrive)『https://x.gd/FMeWA』
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