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浜松市美術館の切り絵展と瓦のカフェ

浜松市美術館の特別展「7人のミューズ展〜日本の切り絵〜」がもうすぐ閉幕と知り、行くことにした。7月に行ったばかりの浜松。前回はお茶できなかったカフェに寄り、会えなかった友人に会うのも楽しみだ。

浜松駅からバスで美術館に向かう。前々回、前回の訪問で知ったカフェや古本屋を車窓から見つける。住んだことのない街に見覚えのある風景ができてうれしい。

初めて訪れた浜松市美術館は緑の木々に覆われていて良い雰囲気。チラシにも使われている福井利佐さんの作品「浜松」はインパクトがある。切り絵というと繊細なイメージがあるが、実際に作品を観るとベースの絵は力強くエネルギッシュ。

展示タイトルが切り絵で表現されていた
生き物をテーマにした作品も多い

7人の作家それぞれ切り絵の技法も世界観も異なる。美術やデザインの学校出身の方もいるが、子供の頃や子育て中に切り絵に夢中になった方もいる。生活の傍らに切り絵があり、一生続けていくと決めている。その姿勢が眩しく、勇気をもらえた。

美術館を後にし、7月に行ってお茶する時間がないのが心残りだったカフェへ。外は日差しが強く歩くと本当に暑い。日差しから逃げるように店内に入る。

gramme(グラム)は瓦をモチーフにしたカフェ。落ち着いた内装やメニューに瓦へのこだわりが垣間見える。愛知の番茶と瓦色の最中をいただく。友人との待ち合わせまでお茶しながらゆっくり読書できた。

器も最中も瓦色
白とグレーを基調としたシンプルな店内

友人と合流後、モキチカフェ×本棚日陰で桃の冷製パスタとデーツのベーグルをシェアしてランチ。本や雑誌の並ぶ空間が心地良い古民家カフェ。おたがいSNSで近況を知っていても直接話すと盛り上がる。

桃が瑞々しく美味しい

浜松駅でお土産を買い、帰りの電車に乗る。朝、静岡駅を出発して夕方には戻ってくる日帰り旅。翌日の負担にはならない疲れ具合で気分転換できるのがクセになりそう。静岡から浜松まで電車で約1時間の距離感がちょうど良い。行ってみたい場所がまだまだあり、数ヶ月経ったらまた浜松に出掛けているかもしれない。



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