前進と退行

今日は雨。
目覚めとともに頭痛に苛まれた。
年が開けた頃には想像もしなかった環境の変化が、続々と私に訪れている。
あまりに進みすぎると心が停止すると言う。私の場合、停止どころか退行を求めているような気がする。
耳が子どもの頃に流行った曲を求めているのだ。
YouTubeで古い曲を流す。
80年代J-POPは大人っぽくて洗練されている。

安全地帯の「恋の予感」、「蒼い瞳のエリス」は出だしから心の緩和作用てきめんやな。池田聡の「モノクロームヴィーナス」みたいな曲って最近無いな。来生たかおの「夢の途中」って何でこんなに退廃が漂っているんだ。

聴いているうちに、心が和らいだりちぐはぐになったりして、胸騒ぎがする。
小学校低学年の頃、火葬場の近くに住んでいた。
煙突から出るけむりが空にとけていく様子を思い出す。

来週、読書感想文講座を控えている。

少し前から感受性向上を意識して文章を書いたり、生活をしたりしている。

ちょうどいい塩梅に近づいているような気がする。

でも、少し退行が過ぎるかも。

ふと、菊池成孔の曲「退行」を聴いてみたくなる。
「泣いて泣いて泣いて」のあとに続く歌詞はいつ聴いても衝撃的。
一生分の退行と内省を体の奥からおびき寄せる、やたら美味な毒薬。

それにしてもこの動画をUPした方。
ちぐはぐなことするなあ。

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