春雨こんぶ

1991年生まれ|好きなものと嫌いなものがたくさんあります ⏩X (旧ついったー) :…

春雨こんぶ

1991年生まれ|好きなものと嫌いなものがたくさんあります ⏩X (旧ついったー) : kombu_harusame

マガジン

  • 病まない転職活動 まとめ 【メンヘラが転職活動を始めるコツ】

    自分が書きとめている転職活動の中で得た知見やコツをまとめます。 ●転職期間2023.3~2023.6(約3ヶ月) ●退職決めてから転職活動を開始したパターン

  • メンヘラ卒業のコツ まとめ

    20~29歳まで。10年かけて自分がメンヘラを卒業した方法、コツ、心がけをまとめていきます。

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  • 固定された記事

とても大事な友達の結婚を祝える自信が無かった。

とても心の距離の近い大事な友人が結婚した。 10年以上の付き合いの中で、彼女と私はお互いの恋愛経歴のほぼすべてを把握している。 今日友人の旦那として紹介されていた彼との出逢いの瞬間も、初めてのけんかも、結婚するまでの信頼関係を築くきっかけとなった時間も、知っている。 旦那くんは年下で、 私の友人を「世界一可愛い。世界一美人」と褒め、いつものろけを聞かせてくれるとてもいいやつだ。 今日もウェディングフォトを着た彼女の写真を何枚も見せながら、「似合うでしょう。可愛いでしょう」と

    • 人が死ぬということ

      久々に葬式に行った。 存在すら知らなかった親せきの家族葬だ。両親が行けなくなったために兄弟を連れて行くという、我が家らしく、私の父らしい依頼に応えた形だった。 最初は、家父長制度ゴリゴリの我が家の見栄で参加人数を増やしてしまうことに遠慮があったし、ほんの数人で良い、という家族の意向に背いているのではないかと心配になった。 それに、葬式特有の居心地の悪さや、気遣いの辛さや、立ち込める乾いた悲しみに耐えるのも気が向かなかった。 ただ、今は、行って良かったと思えている。 亡

      • いまさらNontitleを一気見している休日…夢物語すぎる転職副業系広告に物申す元ブラック企業社員

        Nontitleとは、Youtuberのヒカルと朝倉未来がプロデュースする「起業リアリティーショー」。ショーの出演者たちは、オーディション+αで選出された「起業したい」若者たち10人弱。2~3チームに分かれ、実際に事業を起こし、運営するまでを追う番組だ。 メンバーは起業までにいくつかのMissionを通じ、事業の運営に必要な能力を身につけていく。Missionにはチーム毎の勝敗がつけられており、強制メンバー交代制度「クビルール」が適用されたり、事業費用がマイナスされたりする

        • 音信不通の友人を探しています

          高校時代の友人を探している。 仮に「R」と呼ぼう。 Rを含めて仲の良かったグループの誰も、Rの行方を知らない。 みんな口をそろえて、 「いや、あんたが知らないなら誰も知らないんじゃない…?」 と私に言う。 もう親をあたるしかなくなり、今Rママの知り合いを探っている。 Rは高校時代から自由奔放、を越えて傍若無人。 洋服が好きだった。 何百年続く呉服屋の娘として生まれ、お金に苦労したことはなく、地元では有名なほど裕福な家の子だった。その傍若無人っぷりを愛する、これまた奔放で

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        • 病まない転職活動 まとめ 【メンヘラが転職活動を始めるコツ】
          11本
        • メンヘラ卒業のコツ まとめ
          3本

        記事

          ブラック企業戦士の宿命を背負った女

          私は、ブラック企業戦士の宿命を背負って生まれてきたのかもしれない。 とんでもねえブラック企業に8年勤め、ホワイトな香りがただよう大企業の門戸を叩き、幸い入社を許されて1年とちょっと。 大好きな先輩から「それって10年スパンの組織大改革プロジェクトじゃないですか?」という仕事に誘われた。 人事採用事務営業経理管理関係すべてひっくるめてやるレベルのやつ。 私のコミュ力と底抜けの明るさでおじさん上司たちの嫌味を吹っ飛ばす姿を見ていて、ぜひチームに入ってほしいということらしい。

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          32歳中途入社と23歳新卒が、本気で会社の愚痴を言いあった

          「もうしんどい、辞めたい、逃げたい」 一度飲み会で一緒になった新卒の子が、社食で泣いていた。 大学を卒業し、希望を持って入社し、半年そこそこ。結果なんてまだまだ出せない。でも焦る。周りは少しずつ成長している。自分だけが成長していない気がする。辛くなる時期だ。 一方の私といえば、30代で人生初の転職をして一年。 この会社のやり方がなんとなくわかってきて、環境にも慣れてきて、楽しくなってきたとともに、変えないといけない部分に気付き始めている時期。 社食のランチで涙を流してい

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          映画撮ります④撮影終了

          真夏の炎天下。 3時間程度の睡眠で3日間臨み続けた撮影期間が終了しました。 撮影中は後悔や怒りや不安や自信を失うような出来事ばかりが頭にこびりついて、大好きだったはずのチームメイトと何度もぶつかりながら、いろんなところに体をぶつけながら過ごして(もう二度とやらない)と何度も何度も心の中でつぶやいたはずなのに。 今思い返してみると、早くまた会いたくて、楽しかった思い出ばかりが心を埋め尽くしています。 自分に足りないもの。チームに足りないもの。 数え切れないほどの課題点が浮

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          映画撮ります③ 蝉と大型車と自治体

          映画撮影の準備が着々と進み、noteを書く余裕をなくしてました。 1回目のロケハンを終えて、ふう、と息をついている夜の備忘録です。 自主制作にしろプロ制作にしろ、ロケハンが撮影の一歩目。 私たちの場合はまだシナリオが確定していないので、ロケハンでありシナハンみたいな段階でもあります。炎天下(気温35℃)の中10~17時まで都内近郊を動き回って汗だく。 ロケハンを行う際。映像として残したいシーン、特徴的なシーンをつくれそうな場所を見るのは当然のこと。 ほかにも気にしなき

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          辞める覚悟

          ブラック企業で働いた8年は、決して無駄じゃなかった。 転職し、無職で楽しく暮らす友人とカラオケで00年代アニメソングメドレーを大声で歌う最高に無駄な時間を持てる今も、あの8年は決して無駄じゃなかったと、声を大にして言える。 一生一緒にいよう、支えよう、と思いながら大好きな彼と過ごした4年半も、決して無駄じゃなかった。 別れを決断し、どうしようもなく難しい恋愛に手を出して頭を抱えながら恋人(仮)に翻弄される今も、あの4年半が愛おしい。 でも、何よりも私を成長させたのは、その

          33歳無職の知人は、毎日楽しそうに生きている

          私には「33歳無職の知人」がいる。友達ではない。 ちなみに、彼は男で、33歳で、恋人はおらず、というか、人生で恋人がいたことがなく、なんなら恋愛もあんまりしたことがなく、33年間で働いた期間は2年(不動産屋)。彼は、毎日、超楽しそうに生きている。彼が将来を憂いたり、不安に感じているのを聞いたことは、まだ無い。 主に経済的な面で、なぜ彼が普通に生活できているのか疑問に思っているけれど、その理由はいまだにわからない。彼曰く「なんか大丈夫」らしい。なんで?ギャンブルも危ない仕事

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          安らかに眠れ、私の恋よ

          彼女の匂いがかすかに残るベッドで14時間寝た。世の中は大変陽気な連休の空気の中にあって、私の失恋なんて一切関係のない美しい営みで溢れている。その美しい営みの中に、彼女と、彼女と一緒に住む彼女の生活も存在していると思うと、ほんのり心が軋むけど、まあ、世界は相変わらず美しいなと、そう思うには十分。 たくさん泣いた。 私にはパートナーがいない。パートナーが待つ家に帰りたくないと言う彼女を家に招き、幸せな時間を過ごした私にはパートナーがいない。私がパートナーになってほしい、と恋した

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          無力な大人たちが不幸だった私にかけた言葉は、魔法になった

          「君は必ず幸せになれるよ」 この言葉は、大人たちが私にかけてくれた不思議な魔法だった。 保育園の園長先生。弟の葬式でお経をあげてくれたお坊さん。小学校の先生。高校の担任。大学のゼミの教授。上司。大好きなおばあちゃん。 当時は(何を根拠に言ってるんだろう)と不思議だったけど、今ならわかる。 ただ、そう言うしかなかった。親に暴力をふるわれ、心の歪んだ大人に育とうとしながら懸命に生きる私に、救いの手は差し伸べられない。けれど、だから、せめて、幸せになってほしい、と。 無力

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          別れた彼とのペアリングを失くした。もうすぐ、彼の誕生日だ。

          4年半付き合い別れた、大好きだった彼とのペアリングを失くした。 あのペアリングを買ったのは、私たちが別れる2か月前。すでに、ケンカが増えていた時期だ。会う度にお互いの機嫌を気にしていた。分かりやすい、別れの前兆。 「じゃあ、指輪を買おう」 大きなケンカをして、2週間ほど音信不通。そのあと、どうにかこうにか仲直りした記念にと、私がねだったものだった。 初めてのお揃い。 私にとっては、人生で初めてのお揃い。 私の指輪には3桁の数字を刻印した。  その数字の意味を知ってい

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          映画撮ります② リスタートの巻

          脚本を完全にゼロに戻しました! 前向きなリセットで、今はなんかむしろ私たちがよくこんな決断できたな…と思ってる。 私たちは大学の映画サークル(よくたむろしてた喫煙所)で出会って、出会って…13年?14年?くらい。 いつだってノリと場面で生きてきた弱ギャルみたいな映画オタクの集まりで、遅刻は数時間が当たり前、会う約束だけして待ち合わせ時間なんて当日「起きた」連絡で決まるような仲。何をするのか何を食べるのかすら決めずに集まってダラダラ映画見てごはん食べて。映画撮って、好きな映

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          アングラ賛歌

          ある業界におけるヒエラルキーの上層には、その業界における権威”と呼ばれる人たちがいる。世界のほとんどの人たちが権威たちを見上げて生きている。私もそう。 最近、とある業界の権威らの言葉に触れることが多い。 権威らの言葉は、いつもあいまいで分かりにくい。権威らの間でのみ理解され広まる。決して、私たちに届くものではない。届けようと思われていない。たいていのものは、私たちに届く頃には、噛み砕かれ、時に本来の意図から湾曲している。中間層の努力たるや、天晴。 「皆のために」「世のた

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          来世も女に生まれたいし、男も女も、よくわかんない人も、好きになりたい。

          私は、女。どうしようもなく女だし、来世も必ず女に生まれたい。 中学のとき、同級生の女の子に「好きだ」と言われた。疎く鈍い私が「私もすき!」と素直に答えると、彼女は少し悲しそうな顔して「私の好きとは違うと思う」と言った。 彼女は私と遊ばなくなった。よく2人で買い食いをしていたコンビニにはあまり行かなくなった。私は突然、友達を1人失くした。 年を取り彼女の「好き」を理解したとき、ドラマや映画で当たり前に異性愛しか描かれないこの世界に疑問を持たなかった自分を呪った。彼女に申し

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