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発芽玄米。食べる楽しみもあれば作る楽しみもある

玄米よりも栄養価が高いとされる発芽玄米について様々なサイトで紹介されていますが、食べるだけではない発芽玄米の楽しみ方のご提案です。

発芽玄米は芽の赤ちゃんが出たお米

植物の種を植えると緑色のかわいい芽が土から顔を出しますが、土から芽が出る前、芽がまだ赤ちゃんの状態が発芽玄米です。つまり、種籾が稲になる第一歩を踏み出し、将来立派なお米になるためのパワーを蓄えた状態ですので、栄養がたくさん詰まっている訳です。

栄養素等詳しくはこちらをクリック>>>発芽玄米人気のひみつ

米農家は春作業として種籾を水につけて発芽させる「芽出し」を行いますが、病気にならないように消毒したり、種籾が酸欠にならないように水中ポンプを入れたり、その年のお米の出来を左右することもあって非常に気を使います。

無事に芽が出て種播きをしても、上手く苗が育たなければ一年の米作りができなくなってしまいます。実際に苗作りに失敗したという話を聞いたことがありますが、知り合いの農家に苗を分けてもらったり、販売しているところを探して買いに走ったり米農家にとっては一大事です。
(※弊社の事例ではありませんのでご安心ください)

家庭でも発芽玄米は作れる

お米を発芽させることは米農家だけが持つ特殊な技術ではなく、ポイントを押さえて水に漬けておけば家庭でも玄米を発芽させることが出来ます。水を入れ替えながら1日~2日水に漬けておけば、後は玄米が頑張って芽を出してくれます。
ただし、高温処理等がされている加工玄米はほとんどが発芽しませんので、購入する際にはお気をつけください。

加工玄米の見分け方はこちら>>> 玄米コラム

【発芽玄米の作り方・炊き方】

使用した玄米はこちら>>>【稲穂の輝き(胚芽米・玄米)5kg】

■発芽させるのに必要なもの
玄米: 
2~3合
水: 玄米に被るくらいのたっぷりの量(冬は30℃前後のぬるま湯がおすすめ)

■炊飯に必要なもの
発芽させた玄米:
 お好みの量
※初めての場合は1合で試して、お好みの硬さに水分量等を調整することをおすすめします
水: 炊飯釜の玄米のメモリ分(または白米より若干多め)
塩: 少々

1.軽く洗った玄米をボウルに入れ、水を注ぎます。

2.夏なら常温で1~2日、冬なら30℃前後のぬるま湯で2~3日浸漬し、1日1回は水を替えます。
小さい泡が出たら、発芽が順調に進んでいる証拠です。これは酸素を使って発芽しようと玄米が出した二酸化炭素なのだそうで、玄米が生きてちゃんと活動できているということですので、水を取り替えて酸素を補給してあげます。(雑菌の匂いとは違いますので、特に夏場は要注意)
冬は冷たくなりすぎないよう30℃前後のぬるま湯で、玄米が心地よく発芽できる環境を整えてあげましょう。

泡を出す玄米を見るとアサリの塩抜きを思い出しますが、生きているんだなぁと、なんとも言えない愛着が湧いてきます。この発芽の様子、成長を見守るのがひとつの楽しみでもあります。

3.胚芽の部分が膨らんで尖ってきたら発芽玄米の出来上がり。
すべての玄米に芽が出ていなくても発芽状態になっています。

4.しっかりすすぎ、少量の塩を入れて炊飯してください。水加減は玄米のメモリ(白米より若干多め)に合わせ、白米モードで炊飯できます。
少し硬いと感じられる場合は、玄米モードでの炊飯をお試しください。
玄米や発芽玄米を炊飯する時に塩を入れるのは、玄米に含まれるカリウム等の苦味を和らげるためなので塩味がつかないくらいの少量で大丈夫です。

ダイエットや血圧上昇抑制にも!?

発芽玄米には、血圧上昇抑制効果やストレス軽減が期待できるギャバ(ガンマーアミノ酪酸)は白米の10倍、腸内環境の調整や糖や脂質の消化吸収の抑制効果のある食物繊維も多く含まれています。
参考:一般社団法人高機能玄米協会「発芽玄米とは」http://www.mfbr.org/hatsugagenmai.html

食後の血糖値の上昇度を示すGI値の低い食品はダイエットに向いているとされ、発芽玄米のGI値は40以下と非常に低く、食べ続けたらウエストサイズが減ったという実験結果も出ています。様々な実験結果が出ていますが個人差はあると思いますので、まずは気軽に毎日続けて食べてみてはいかがでしょうか。

この他に美容効果も!詳しくはこちら>>> 発芽玄米ヘルシー&ダイエット

アレンジメニュー

発芽によって甘味や旨味が増した発芽玄米は、ごはんやおにぎりはもちろんおいしいですし、いろいろなメニューにも合いますので食べる楽しみも広がります。
ひとつめのおすすめメニューはお寿司!もともと粒がしっかりしているので、酢飯にする際もベチャッとしにくいです。次がハンバーグ!つぶつぶした食感なので、肉だねに混ぜても違和感がなく、かさ増しできる上に脂分も抑えられてヘルシーです。

発芽玄米のおすすめレシピはこちら>>> おすすめレシピ

より手軽に楽しみたいなら浸漬いらずのこちら>>>発芽玄米

たまにはごはん以外も食べたい時は、こちらのパスタもおすすめです。

発芽玄米を使ったお米パスタ、ミックス粉はこちら>>>グルテンフリーシリーズ

変わり種として大潟村産の原料を使ったこちら>>>【発芽玄米こまちみそ】

この他に、レトルトの発芽玄米がゆもありますので、玄米ごはんを食べなきゃ!と、ごはんにこだわるのではなく、たまにはパスタ、お好み焼き等にして毎日続けられるかたちを探してみてはいかがでしょうか。