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固定観念に捉われる危険性|思い込みをなくすために

「イライラにはカルシウムがいい」「健康のために1日1万歩、歩きましょう」「朝早起きすることで健康になる」

これらの健康に関する話、聞いたことはありますか?
そして、どれくらい信じていますか?

実はこれらにはほとんど根拠がない…そう言われたら、あなたはどう思いますか?

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✅今日のテーマ

さて今回お伝えするテーマは、そんな固定観念といかに付き合うかということについてお伝えしたいと思います。

具体的には固定観念に捉われないようにするために視点を変えるコツについて、ご紹介します。

 ✅固定観念の例 「1万歩、歩こう!」

先日、こんな記事を見かけました。

「ある教授がNHKラジオで語った『1万歩ウォーキングの真実』に…驚愕!!」
(https://buzzmag.jp/archives/299516)

「驚愕」などと煽り気味の表現が使われています(苦笑)が、内容を一部引用しますと…

「1日一万歩歩くのを一年つづけてもらう研究をしたところ、運動の強度が低すぎて健康にも生活習慣病にも特に効果がないことがわかりました」
(太字は筆者)

ということだったそうです。

母集団の数や年齢、性別などが書かれていませんでしたので不明確ではありますが、1年間もかけて行った研究によると、1日1万歩のウォーキングには何の意味もないと…。

これって驚きではないですか?

健康づくりのためにウォーキングが効果的であり、その一つの目安として1日一万歩というのは、わりとよく見聞きするものですよね。

でも実は、それには何の意味もなかったとは…。

固定観念に捉われる危険性 ウォーキング

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実際、私が以前、心理相談の場面で関わっていた高齢の方は「健康づくりのため」と考えて、雨の日も風の日も、この「1日1万歩」を目標にされていました。

目標にするだけならいいのですが、それで無理をしてしまって、かえって膝を痛めてしまって通院するようにもなってしまい…これでは本末転倒ですよね。


 ✅固定観念の例) 「イライラにはカルシウム!」

もう一つ。

「カルシウムが不足するとイライラする」ということも、よく見聞きすると思います。これに関しては実は根拠がないということが以前より言われるようになってきましたが、それでもまだ多くの方が信じているのではないでしょうか。

ちなみに「ワダカルシウム製薬」のWEBサイトによると次のように書かれています。

そこで、「カルシウム不足はイライラに関係する」と思いがちですが、実はそう単純な話ではありません

カルシウムは本当に大切なので私たちの体は、血液中のカルシウム濃度を常に一定に保つようにできています。血液中のカルシウムが不足した時には、骨に蓄えられているカルシウムが溶け出して不足分を補う仕組みになっているのです。

ですので、食べ物や飲み物からのカルシウム摂取が不足したとしても、すぐに血液中のカルシウム濃度が低下するわけではなく、むしろ、カルシウム濃度の調整機能不全がイライラにつながると言えるかもしれません。
(https://www.wadacal.co.jp/magazine/430.html)(太字は筆者)

ということで、カルシウム不足とイライラとが直線因果的に結びついたものではないということがわかります。

つまりはこれも、固定観念、思い込みだったということですね。

固定観念に捉われる危険性 イライラとカルシウム

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✅固定観念に捉われることをやめるには

さて、こんなふうにあなたの中にもたくさんの「思い込み」「固定観念」が潜んでいると思います。そしてそれらはプラスに働くこともありますが、当然、マイナスに働いてしまうこともあるわけです。

特にこうした固定観念が、あなたの日頃の行動や考え方に影響を及ぼし、メンタル面の健康にまで、影響を及ぼしてしまうことがあるのです。

ですので、「○○は〜〜なんだ」などという一つの固定観念に捉われすぎないように、自由な発想ができるようになると、メンタル面にもいい影響があります。

固定観念に捉われる危険性 視点を変える


では具体的に、固定観念に捉われないようにするためにはどのようなことを意識すれば良いのかというと、それが ”視点の切り替え” です。

一つの固定された視点で物事を見てしまうので、固定観念が生じてしまうわけです(イライラ=カルシウム不足のように)。

ですので、もっと複数の視点で、あるいは多面的な視点で物事を見るように心がけることで、この固定観念に捉われる状態から抜け出しやすくなるのです。

そのように、多面的な視点を持つために具体的に役立つ方法を一つご紹介します。

それは ”○○さんだったら、どう考えるかな?” という視点です。

友人でも構いません。家族でもいいでしょう。
あるいは信頼している先輩、上司、尊敬している人など、想定するのは誰でも構いません。

”○○さんだったら、どう考えるかな?”という視点を持って物事を見直してみると、それまでの自分の固定観念の捉われからちょっと離れて、また別の見え方ができるようになります。

そうすることで、また新たな気付き、新たな発見に出会えるようになりますよね!


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✅今日のまとめ

 ➡️固定観念は誰でも捉われてしまいがち

 ➡️固定観念に捉われてしまうことで悪影響が生じることもある

 ➡️固定観念に捉われないように、思考の柔軟さが必要

 ➡️「あの人ならどう考えるかな?」という見方で視点を切り替えてみる


余談ですが、こうした思考の柔軟さという点においては、子供の方が明らかに上手ですよね。

大人はついつい、これまでに経験してきた物の見方や考え方をオートマティックに用いてしまいがちなのですが、子供は斬新なものの見方や考え方をする時があります。

その意味では、子供から学ぶということが役に立つことも、たくさんあるかもしれませんね。

ついつい「大人→子供」などと、固定化された関係になってしまいがちですが、「子供からも学ぶ」と、まさに視点を切り替えることで、人生はもっと豊かになるかもしれませんね!


お読みいただき、ありがとうございました。
あめみやでした🍬


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