自分を労ってあげよう

労って　お疲れさまと　声かけて　自分の心　守っていこう

若松心音

　どんなに悔やんでも、過ぎた日々は戻らないし、過去のことは変えられない。
なのになぜ、
「あの時、ああすればよかった」
「あんなこと言うんじゃなかった」
と、繰り返し思い出しては悔やむのだろう。

　心理学の本に書いてあったんだけど、人は、未来の自分を守るため、防衛本能で、思い出すことの８割から９割が、イヤな思い出らしい。
　私など、９割９分。困ったもんだ。
未来の自分を守るどころか、壊してしまうんじゃないかと思うほど。

　過去のイヤな思い出から解放されて、穏やかに暮らし、未来に希望を託して生きていきたいね。

「嫌な過去は忘れよう」
「思い出さないようにしよう」
そう思えば思うほど、思い出してしまうということは、記憶力のいい賢い人間である証拠。これを、漢字を覚えるとか英語のフレーズを覚えるとか、そういうことに使えたらいいのになぁ。なのに、これらは、すぐ忘れちゃう。困ったもんだ。

　過去の嫌なことを思い出して、辛い気持ちになるなんて、それは、今と、これからの自分の心を傷つけているようなもの。ある意味、いじめだよ。自分で自分をいじめてどうするよぉ。

　精一杯の思いやりをもって優しく接し、労ってあげたい。

　まずは、ゆっくり呼吸をして、ストレッチをする。その日やるべきことを一生懸命やって、自分を労る。そして、寝る前に明日やるべきことを手帳に書いて、明るい未来を想像して眠りにつく。妄想でなく想像だよ。
いまじねーしょん・・・。

今日一日がんばった自分に声をかけてみよう。
「おつかれさま。きっと明日は、いい日になるよ」
なんかホントにそうなる気がしてきた。

お読み頂きありがとうございます。　心音