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頑張ることより、優先すること

からだのケアや養生については、考える機会が多くあるのですが、
こころのケアや養生については、意識していないと、なかなか考える機会がありません。
「今日はからだが疲れているな」とは思っても、「今日はこころが疲れているな」とは思うことが少ないような気がするからです。

頑張ることが当たり前になっていると、無意識のうちに、こころに負担になるような生活を送っていたり、日々の習慣が、自分の本当にやりたかったことでなかったり、意外と自分のこころの声を聞かないまま、過ごしてしまっているものです。
からだの管理は大切と思うことがありますが、こころの管理も同じように大切なことですね。

半年ほど前に、中医学の関係で知り合った方から、理性優先じゃなくて、本能優先で行動することも必要だよと教えていただいてから、自分のこころの声を聞くことを意識するようになりました。
それまでの私は、無意識の自分や自分の欲することよりも頭で考えて行動をしていました。
例えば、休みの日には、平日にできない掃除や買い物をしなくちゃ、とか、疲れているけど今はこれをしなくちゃ、とか、次のことがスムーズに動くように、段取り段取りの繰り返し。
そういう時間を辛いとは思っていなかったけれど、確かに自分の本当にしたいことなのかと問いかけるとYESとは答えられませんでした。
本当は、もう少し寝てボーッとする時間が欲しい、掃除より今やりたいことは本を読むことなどの、違う答えが出てきました。

仕事をしている時は、なかなか自分の本能を優先することは難しいので、まずは休みの日は、理性の自分より本能の自分を優先することを心掛けています。
そうすると、今の私は何かしたいのかなと考えてから行動する習慣が少しずつ身に付いてきました。
自分を優先に考えるということに、わがまま、自分勝手などのマイナスイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、自分をご機嫌にしている状態は、自分の幸せだけでなく、周りにも良い影響を与えられます。
幸せは、伝染する。それがまた巡り巡って自分の幸せにつながる。
想像してみてください。辛い顔をした自分より、こころから楽しそうにしている自分の方が周りに良い影響を与えられる気がしませんか?

難しいことは考えないで、今の自分が何をしたいのか?シンプルに問いかけることを大切に。
こころの養生も日々の積み重ねですね。

#養生 #こころの養生 #中医学

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