自分を肯定する瞬間を増やすと、生きやすくなるらしい。
ある俳優さんが、テレビでこんな話をしてた。
「自分を肯定する瞬間が増えたことで、生きるのが楽になった」というような話。
その瞬間を見つけて、
意識的に増やしていくことが、
生きやすくなることに繋がるようだ。
なるほど、自分を肯定する瞬間かぁ。
これまでのわたしは、
自分を肯定するよりも、
否定することばかりに熱中していた。
過去に否定されたことや、怒られたことを
何度も何度もしつこく思い返しては、
繰り返し繰り返し自分自身をバッシングしてた。
その出来事は随分前のことで、
今、起こっている訳ではないのにも関わらずだ。
わざわざ過去のネガティブな思い出を持ち出しては「何てダメ人間なんだ、私は」と、
自分で自分をボコボコに痛めつけていた。
悲劇のヒロインにでも成ったつもりか!?
と、今なら思うのだけど。
それが通常モードだったので、
苦しかったことにすら、気づかなかった。
知らぬ間に多くのエネルギーを消耗していた。
メンターに指摘されて気付き、
自分を否定する習慣を止める、
自分を肯定する瞬間にフォーカスすると決めた。
否定してる瞬間に気がついて手放すと、
スッキリして軽くなった。
心もからだも。
頭の中で、ぐるぐる渦巻くネガティブ思考が晴れると、行動を妨げていた重荷とさよならできた。
たったそれだけとことなのに、
長年の呪いがとけたような清々しさを感じる。
ようやく、スタートラインに立てた。
わたしを肯定する瞬間を探し続けて、
見つかったこと。
楽しみながら食事を整える時間は、
自分を肯定する瞬間のひとつだ。
美味しいご飯をつくろうと集中している時は、
否定的な考えで、ぐるぐるしてる余裕がない。
頭の中はクリアな感じがして、
邪念が入り込む余地がない。
そして、その瞬間こそが、
ありたい私を叶える小さな一歩なんだと思う。
これまでの自分を好きになれなかったとしても、
大丈夫。
「ひとくち」を大切にする度に、
生まれ変わっていくから。
私たちは、
食べたもので作られている。とは、よく聞く話。
実際、食べた物と身体の細胞は、
分子レベルで少しずつ入れ替わっているのだそう。
もはや食べ物は、
車にとってのガソリンのような役割を越えている。
だからこそ、
こだわって食べるひとくちの積み重ねが、
これからのわたしをつくっていく。
ひとくち、
こだわることから始めると、人生が好転する。
歩みは緩やかだけれど、
そのくらいのペースがわたしには心地よい。
もし、以前のわたしと同じように、
・否定すること、批判する習慣がある
・自分を肯定できない
・自分を好きになれない、自信がない
と感じている方がいたら、
そのひとくちを、
こだわることから始めてみませんか?
「わたしを大切にする食事を味わう瞬間は、
わたしを肯定する瞬間のひとつだ。」
胸を張って、そう言えるのは
結構気持ちの良いものです。