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自分の気持ちに嘘をつくことの危うさ

周りからどう見られているのかが気になる、怖い。だからなかなか本音を言えない。そんなあなたへ。

周りからどう見られているかが気になる、という方は、休職される方の中には結構多いのではないかと思います。
#私もお仲間のひとりです
#昔よりはましになりました
周りからどう見られるかが気になる、だから自分の気持ちを押し殺して本音を言わない。言わないことで相手を傷つけることもありません。それに、自分の気持ちを言うと、もしかしたら相手が受け取ってくれない、または否定的に捉えるかもしれない、という状況も免れることができます。結果として、自分が傷つかないという結果を得ることができます。ただ、これは表面的な結果にすぎません。

このことは、結局自分に対して嘘をついているし、我慢を強いているということに、なんとなくお気づきではないでしょうか。

でも、別にいいやん、自分だけが知っておけばいいし、押し殺してがまんしておけば、波風立たないやん。と思うかもしれません。

表面的にはそうですが、実は、自分にも、相手にも影響を与えています。

まずは、自分の気持ちに嘘を付き続けることになります。単純に、体によくなさそうじゃありませんか。「こうだ」と思っていることを「いや、まあいいか」で済ませる日々です。嫌じゃないですか?気持ち悪くないですか?そして、気持ちをスルーし続ける日々を重ねると、やがて本当に自分の気持ちに気づけなくなります。それまでは気づいて我慢していたものが、本当に気づけなくなるということです。
#ちょっと怖いですよね

じゃあそれで終わるかといえば、もう少し続きがあります。

気持ちはごまかせても、身体の症状によく現れるようになります。なんか頭が痛い、おなかが痛い、めまいがするとか。でも、身体が不調なときって、なんか体調悪いな、ひどければ病院行こうかなとなりますよね。結局、気持ちを抑制しているのが原因なので、病院に行っても「どこも悪くない」と言われて終わってしまいます。それでも、不調が続きます。なんでだろうの日々になっていくわけです。
病院に行ってもどこも悪くないと言われるけど、どこか身体の不調が続くひとは、気持ちをよく抑圧していないかという観点でみてほしいなと思います。

そして、もうひとつの弊害。それは相手との人間関係に影響を及ぼします。自分がいつも気持ちを抑えて過ごしている場合、「相手も気持ちを抑えて過ごしているのではないか」と思うようになります。
たとえば、あなたが結構仕事が忙しい状況だったとします。そこに同僚から仕事の依頼がきました。本当は断りたい、ちょっと今は難しいから後にしてほしい、と相談したい。でも気持ちを抑えて「大丈夫です」と答える日々を送っているとします。
そうすると、知らず知らずのうちに、あなたには「大丈夫=本当は大丈夫じゃない」が刷り込まれます。

そんなある日、あなたが同僚に「手伝って」とお願いしたとします。同僚は気持ちよく「大丈夫よ~」といってくれました。そこで、いつも無理して「大丈夫」を言っているあなたは同僚に対して「本当に大丈夫なのだろうか、本当は大丈夫じゃないんじゃないか」と思うようになります。同僚は、本当に大丈夫かもしれないし、そうでもないかもしれない。それはわかりません。でもあなたのあたまは、「本当に同僚は大丈夫なのだろうか、本当は大丈夫じゃないんじゃないか」に埋め尽くされます。

それは同僚だけに影響を与えるだけではありません。誰が言ってくれる「大丈夫」にも、疑念をいだくようになります。なんか、過ごしにくそうな感じがしませんか?

他人にどう思われるか、ということはたしかに気になるかもしれません。でも、自分の気持ちに素直に気づき、それを相手に伝えることもとても大切です。ぜひ、自分の気持ちに素直になって、少しずつ相手に伝えていってみてください。少しずつで結構です。きっと楽になるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさまのうつが少しでもよくなることを願っています。

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