ひとりにならない〜うつを抜け出すヒント〜
自分だけを信じて生きてきた。人に頼らず生きてきた。でも、なんだかうまくいかなくなってきた。何を信じていいのかわからなくなってしまった。
そんなあなたへ。
あなたが自分だけを信じて生きてきたのはなぜでしょうか。
人を頼ることはよくないことだ。
人に迷惑をかけないように生きなければならない。
人を頼ってうまくいかなかった。
人に裏切られた。
自分を信じることが一番楽だった。
自分は能力が高いと思っている。
など・・・
思い当たるものはありましたか?他にもあるかもしれません。
ひとつだけの理由ではないかもしれません。
自分だけを信じて、ずっと生きていければ、それで幸せかもしれません。でも、それは多分難しいことです。自分が間違ってしまったとき、自分のやり方がうまくいかなくなったときに、他の道を選ぶことが困難になるからです。
自分のことを信じていたのにうまくいかなくなかった。でも、今更何を信じればいいの?他人を信じればいいの?そんなのもう無理だよ。となってしまうからです。
あなたがそんなに自分だけを信じて生きてきたのはなぜでしょうか。
他の人に何かを言われたくないから。
自分の中に踏み込んでほしくないから。
自分が正しいとすることで自分の弱さをみせないようにしているから。
他の人の正しさを認めると自分に価値がなくなってしまうから。
など・・・
いかがですか?
別に弱くても、間違っていても、いいじゃないですか。
完璧な人間なんていない。
弱くても、間違っていても、あなたの価値はなくなりません。
だけど、周りはそう思っているのに、自分だけがそうは思えない。
なぜか。
それは、あなたがそう考えているからです。
あなたがそう考えている以上、物事は何も変わらないんです。
「弱みをみせるのはだめなこと」と自分が思っていたら、他の誰しもが「そんなことはない」といっても、そんなことは「弱みをみせるのはだめなこと」のまま。
「自分には価値がない」と自分が思っていたら、他に人から「あなたは価値があるんだよ」と言われても、「そんなわけない」のまま。
「自分に自信がある」と思っているというのは、実は「自分に自信がないことの裏返し」であることが多いように思います。自信がないから、自分でなんとか自信があるように思って、そこに存在価値を見出す。
でも・・・それよりも、他の人の存在を認めるほうが、あなた自身の存在価値はあがります。
そもそも本当は、存在価値なんてあるのかないのかわからない。
「存在するだけで価値がある」なんていうひともいるわけだから、価値の有無なんてそもそもどうにだってなるんです。そこまで極端に考えなくてよいですが。
あなたが、自分だけを信じ、自信をもつことで自分の価値を保っているのなら、それは少し捨てたほうがいい。自尊心を高めるために、無駄に自信をもつことはあなたを疲弊させます。
できることは、まずは、そんな自分であると受け入れること。
そして、他の人の存在を認めることです。
他の人の存在を認めることで、あなたの存在も認められていきます。人間は多かれ少なかれ、他人の言動を気にします。そうであれば、自分の存在価値を高めるための第一歩は、他の人の存在を認めていくことだと思います。
自分に向きすぎている目を、少し周りに向けてみてください。そうすることで、自然とあなたの存在価値がうまれてくるはずです。
今まで自分だけを信じてきたというのに、急に他人を認めるなんて到底無理、難しすぎるというあなた。
たとえば本を読むときに、自分を信じずに読んでみるといいかもしれなません。これまでは「なんだこの作者、自分の考えと全然違うわ」とか「こいつ何言ってんのかさっぱりわからん」などと思っていたとしたら「この作者のいう書いてあるとおりかもしれない」と切り替えてみる。これなら、他人にはバレずに自分の考えだけをシフトさせてみているので、やりやすいのではないかなと思います。
自分の信じているその世界から、一歩外に踏み出してみませんか。そうすることで、きっとあなたのうつがよくなるきっかけをつかめるはず。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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